むかしのはなし みんなのレビュー
- 三浦しをん (著)
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紙の本むかしのはなし
2010/10/12 21:47
今があるから昔がある! 単純なようでいて見過ごしがちなお話。
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お友だちの中で評価の高い作家ではあるのだけれど、わたしにとっては苦手なしをんさん。一作読むごとに「もういいや」と思うのだけれど、しをん作品をのレビューを拝読するとついついまた手を伸ばしてしまう。
すごく苦手、というわけではない。でも…なんだか合わないのだ。構成?テーマ?それとも文章そのものか…うまく言えないのだけれど、感覚的に何かが合わない、そんな作家だ。
裏表紙を読んで、しをん流にオマージュした「昔話」の短編集だと思い込んでいたのだけれど、違った。各話の初めに「昔話」のあらすじが記載されているので、読み始めてもまだその「思い込み」が間違っていることに気付かくことができなかった。
本書で描かれているのは「昔話」ではなくタイトル通り「昔の話」だ。むかしばなし、とむかし「の」はなし、たった一文字の違いだけれど、その意味するところは大きく異なる。
ここで著者が描きたかったのはきっと、「今があるから昔を語ることができる」ということだろう。あまりにも普遍的であるため見過ごしがちだけれど、改めて考えてみるとこれってすごいことかもしれない。「昔」がなければ「今」はないわけだけれど、「今」がなければ「昔」はないのだ。
各話に対してはそれほど思うことも感じることもなかった。しかし作品全体を通して見て初めて気付かされる「むかしのはなし」というテーマはすごくよかった(興味深かった)。
テーマは非常に面白かった。しかしそれでもやはり、今回も「なにか」合わなかった。
電子書籍むかしのはなし
2020/06/19 13:18
昔話の枠を使って
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
話し上手の三浦しをんさんが昔話の枠を使って少し不気味な夜話をする といった雰囲気の本。
昔話の使われ方は本当に枠だけで内容は作者に完全に入れ替えられている。
生死を扱う重い話が多い割には、しん とした雰囲気が漂っているのは作者の狙い通りなのか?
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