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「愛」という言葉を口にできなかった二人のために みんなのレビュー

  • 沢木耕太郎 (著)
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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために

観てから読んでも、読んでから観ても大丈夫

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やや気恥ずかしくなるタイトルの本書は、恋愛にまつわる小粋なエッセイ集かと戸惑われるかもしれないが、安心して手にとられたい。沢木耕太郎の手になる映画エッセイ集である。
 世の中には「映画評論家」という職業がある。映画にたいへん詳しく、そして細かく語ってくれる。そればかりではない。われわれが映画を観る前から、その甲乙をつけてくれる。そんな、うっとうしい存在だ。こちらは、ただ「映画を楽しみたい」だけなのである。十分に楽しんだ映画について、あとで映画評論家の酷評などを読むと、二重に損した気になる。
 その点、沢木の映画評はそんなことはない。本書の中で、私が見た映画は半分くらいだが、未見の映画についての文章も、既に見た映画についてのも同じように楽しんで読むことができた。それぞれの文章が、なんだかすっと腑に落ちてくるのである。
 多くの映画評論家と同じく、多くの試写会に出かけ、これまでにかなりの数の文章も書いてきたという(本書のもとになったのは『暮らしの手帖』の連載で、ここ数年は新聞にも映画評を書いている)。本書の文章の中には、映画の歴史の背景を書き込んだものや、類似の他の映画とうまく比較評価したものもあり(『エマ』と『マイライフアズアドッグ』など)、余技のレベルははるかにこえている。
 それでも、この違いは何だろうか? 最後まで読むと、彼が映画を楽しむ側という視点を決して捨ててはないからだ、ということがわかる。「そういえば、ちょっと映画に詳しいあの叔父さんは、この映画をどう見たのだろうか」とでもいうような視点が保たれているといってよいだろう。なんだか著者と、映画についての四方山話をしているかのようにさえ感じる。 
 ところで著者は、あの淀川長治さんにその映画についての文章を褒められたことがあるという。「褒められた」というよりも、お互いに共通点を見出した「喜び」かもしれない。ちょっとうらやましい。

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