ガール みんなのレビュー
- 桜井亜美
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紙の本ガール
2001/03/14 22:55
多角的に物事を見るために。
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投稿者:ハレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある時代においての社会現象を小説にすると、それは必然的に新しいものとなる。例えば、携帯電話が一般的にもかなり普及した時代において、小説の中で携帯電話をとり入れれば、それは新しい小説なのである。で、本書もその新しい部類に入る一つである。
17歳の主人公は一見、現代において、どこにでもいそうな少女であり、今の時代にいる子である。しかし、彼女は幼い頃の体験がトラウマとなり、様々な行動をとり、大人の社会に対して反発する。いつの時代においても、17歳という多感な時期には、色んな物に対して反発し、衝突するのであるが、現代において、その反発は援助交際などの形として現れるのである。少女達はただ援助交際をするが、無意識の内に、何かを発している。メッセージを送っている。しかし、社会においては、それらの行為は援助交際が巷で頻繁に行われているとの一つのニュースとして、片付けられるだけだ。
この小説は新しい。それだけで少なくとも読む価値はある。時代がこの小説を生んだのである。そのある時代を読むのである。
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