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電子書籍

妾屋昼兵衛女帳面 みんなのレビュー

  • 上田秀人
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

閨之陰謀

紙の本閨之陰謀

2015/04/05 21:20

妾屋は楽しませてもらったが、次はさらに新機軸を!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

上田秀人の時代小説だが、いよいよ第八巻を以て妾屋昼兵衛シリーズも完結となった。最近の上田の小説はシリーズものでも長く続くものが多いようだ。今回は八巻で終結である。巻末の上田の弁によると、シリーズものは八~十二巻で終わるようにしているそうだ。そうしないと自分の性格上、だらだらといつまでも続いてしまうからと言っている。

 シリーズものだから続くのは当たり前なのだが、これらが一巻ずつ独立していると言ってもそれほど違和感がない。逆に言えば、シリーズ全体の大きな流れがなく、そのときそのとき一巻ずつ書いているといってもよいのではないか。今回は一応完結に相応しくまとめているが、続いてもおかしくないような書き方である。

 そういえば、御広敷用人の水城は、勘定吟味役のシリーズが終わり、御広敷用人シリーズへと転換している。その伝でいけば、妾屋昼兵衛もいつか復活するかもしれない。もっとも、そのときに他の商売に鞍替えしていたのではファンは落胆するであろうけど。

 そろそろ上田も新機軸を出していかないと、熱烈な読者に飽きられてくるような気がする。なんとなれば、登場する人々がほぼ同じであるからだ。将軍の後継争いが発生するところから始まり、伊賀者、お庭番、黒鍬組などの忍びの者、大寺院の僧兵、そして大奥、さらに吉原が加わって、主人公に抵抗する。

 将軍の後継争いは、他の時代小説にも出てこないことはないのだが、これは捨て難い。それは結構なのだが、新たな登場人物も加えて欲しい。伊達家、前田家という大名は面白い。今回も伊達家が登場して少し毛色が変わってきた。新機軸とはそういう意味である。これらの道具立てで吉原、大奥について読者はだいぶ詳しくなったのではないか。

 また、別のシリーズが新たに登場するようであるが、主人公の職としてまた新たなものを用意して欲しい。それによって江戸幕府の時代による幕政体制の変化や栄達の仕方の違いなども描いて欲しい。

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紙の本

遊郭狂奔

紙の本遊郭狂奔

2014/05/25 21:13

大月新左衛門身辺の変化が待ち遠しい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

上田秀人の妾屋シリーズももう6作目である。江戸時代に妾屋などという商売があったのか否かは分からないが、とくに抵抗感なく受け入れられる。様々な敵と対する妾屋山城屋昼兵衛とその腕の立つ用心棒、大月新左衛門であるが、各々の関係は変わらない。良くもあるし、悪くもある。そろそろ、変化があっても良いのではないか。

 痛快なのは、大商人の嫌がらせを受けたが、直ちに山城屋との関係の深い将軍お気に入りの小姓組頭、すなわち側用人に強訴する点であろう。躊躇はしない。貸し借りの関係、つまり利害関係がはっきりしているので、迷っている必要はないようだ。

 ところが大商人も黙ってはいない。たかが妾屋と侮っている。大商人にも当然後ろ盾はいる。若年寄である。ところが、この若年寄も将軍側用人には身分の上では当然凌いでいるのだが、やはり将軍には勝てない。そこで、大商人は山城屋の商売仇である吉原をけしかけて、営業妨害を試みるのである。

 今回はストーリーが整理されている。大月の刀の冴えを披露する場があまりなかったので、それを期待する向きには物足りなかったかも知れない。同じく、山形将左の出番も少ないが、それでも本編では儲け役かも知れない。

 南町奉行も登場する。吉原と山城屋の戦いでは町方は場合によっては役柄上、介入せざるを得ない。しかし、この奉行も将軍の寵臣である小姓組頭の勢力下にあった。加えて、吉原も一枚岩ではなかった。

 そういう状態で山城屋対吉原の戦いが始まるのである。吉原の風習や忘八と呼ばれる男衆の存在など、上田の他の小説で読んだような気もする内容ではあったが、なかなか興味深い争いに仕上げている。

 対外的なストーリーは毎回変化するのだが、たとえば、大月と同じ藩にいた有能な側室との関係は、小説の中でもたしかに書かれてはいるが、ほとんど進展していない。そろそろそちらも面白くして、読者の期待に応えてもらいたいものである。そうしないと、このシリーズが終わってしまうような気がして仕方がない。

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紙の本

拝領品次第

紙の本拝領品次第

2012/04/08 22:01

剣術の使い手にのびる権力の誘惑

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今まで将軍のお側に仕える腕の立つ旗本という主人公設定が多かった上田秀人の小説であった。今回は妾屋昼兵衛シリーズの第2弾であるが、本シリーズは妾屋ならぬ山城屋昼兵衛が雇う用心棒、大月新左衛門が登場する。こちらの方が主人公らしい。勿論、剣の腕は比肩しうるものがない。

 この大月は第1弾では伊達藩の武士であったが、御家騒動で脱藩した。したがって、今回の身分は所謂浪人である。妾屋の用心棒として手伝いをしながら日々の糧を稼いでいる。本書で登場する大物といえば、小姓組頭と将軍家斉であろうか。小姓組頭は林出羽守忠勝である。まだ身分は高くはないが、小姓なので将軍家斉の側におり、家斉のお気に入りという設定である。

 町人勢力が台頭してきた時代で、経済は町人が動かしている。戦がない世の武士とは一体何をしているのかと言えば、政のはずである。しかし、政治は金がかかること古今東西違いはない。経済を握っている町人に首を押さえつけられているのが武士である。

 いずれの藩も参勤交代や普請を命じられ、多額の金が必要となる。これこそ幕府の狙い通りであるが、藩は札差や商人から金を借入れなければ藩の財政が破綻して改易となる。それをくい止めるための必死の努力を行うわけである。商人側は貸しこんだ挙句改易にでもなると、回収ができなくなるのでこちらも必死である。

 結局、何らかの担保を取ることになるのだが、それが将軍からの拝領品ともなると、管理も並々ならぬものがある。その拝領品を巡っての駆け引きが本書の焦点となっている。大月の剣の腕前は冴え、手柄を立てることになる。用心棒同士の結束や会話が出てくるのも珍しい。

 妾屋の用心棒が将軍とつながることはないと思っていたが、最後にそれにつながる引見がある。もはや主を求めず、気楽に用心棒稼業に勤しもうとしている大月新左衛門であるが、果たして周囲がそれを許してくれるのだろうか? あるいは従来と同じパターンで権力と関係を持つのであろうか? ちょっとした見モノである。

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紙の本

側室顚末

紙の本側室顚末

2011/10/30 21:35

藩と幕府の駆け引き、藩内部の御家騒動など読み所は豊富な時代小説シリーズ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上田秀人の新しい時代小説シリーズの初刊である。徳川十一代将軍徳川家斉の時代である。今回は仙台伊達藩で生じた一種の御家騒動の一端を描いたものである。主役は妾を斡旋する妾屋・山城屋昼兵衛である。当然ながら刀の使い手が登場する。仙台藩で剣術指南役に惜しくも敗れた藩士である。大月新左衛門というのがこの人物である。

 本編では、このところのシリーズでつねにテーマになっていた将軍位継承にまつわる陰謀、もめ事、暗闘などとは異なり、仙台藩内部の御家騒動である。そうはいっても、幕府と仙台藩と、舞台は替わるが中身は今度は藩主の後継争いになる。これを争う闘いという点には違いがない。

 後継者、つまり子供がない場合はお家断絶である。藩全体が消えてなくなるので一大事である。ストーリーがそうでなければ妾屋・山城屋昼兵衛の出番はない。シリーズ化されているので、本編以降もおそらく様々な藩での後継争いに駆り出されることであろう。

 本編での主人公は当然、山城屋昼兵衛であるが、主役級の脇役として剣の腕が確かな大月新左衛門が登場する。いつものことのように剣の師匠付きである。仙台藩が依頼した側室の護衛という役回りである。

 昼兵衛が側室候補の元武家娘を面接して採用を決める。単に面接して話をするだけでなく、必要な手続きを行う辺りはなかなかリアルである。こまかいことではあるし、ことの真偽までは分からないのだが、さもありなんというやりとりがなかなかリアルという訳である。

 いつもは幕府の要職にある旗本が主人公になることが多いが、今回はいわば民間の一業者に焦点を当てている。従来ではあまり出てこなかったが、今回は藩財政がいかに逼迫しているかが前面に出てくる。これもリアルであるが、いかにも窮迫している藩の困惑ぶりがよく描かれていると思う。読者に飽きさせない工夫が随所に散りばめられている。

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紙の本

寵姫裏表

紙の本寵姫裏表

2013/11/04 21:48

大奥と妾屋の関係とは?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

妾屋昼兵衛のシリーズも早いもので、本書で5作目である。主人公は妾を武家や商人に斡旋する商売である。武家への商売となると、単なる大名だけではない。本書ではいよいよ大奥への商売である。といっても妾ではない。今風に言えば、大奥女中の人材の派遣である。

 将軍は守れるにしても、その女系親族の身の安全を守るためには女でなければならない。身辺警護のために男が立ち入れないからである。ということは、将軍やその女系親族の命を狙う輩がいるということである。さらにいえば、警護のために人を入れるとなれば、妾屋昼兵衛自身も狙われるということになる。

 そこで出番となるのが剣術の腕の立つ用心棒である。昼兵衛は2人の用心棒を雇っているが、妾屋ともなると妾が狙われた際に刺客を追い払う用心棒が必要となる。この用心棒も主人公のワキとして登場する。今回は昼兵衛の用心棒となり、主人である昼兵衛を守る立場となる。

 当然、大奥での話が多くなるのだが、大奥の女中の上下関係や階級制度なども物語とともに詳しく述べられている。最近は御三家や御三卿など将軍に近い身分の大物をよく登場させる上田であるが、今回も敵は御三家にいた。

 上田の小説では、主人公自身が幕府の要職にある場合、主人公が要職にある者の親族である場合など多様である。今回は妾屋昼兵衛が主人公であるが、用心棒の大月新左衛門もワキとしては重要な役割を演じている。ただし、あまり知られていない役割では読者が馴染めない恐れがあるので、用心棒というありふれた役柄をワキにしたともいえよう。

 今回は御三家をとりあえず退けることができたが、話の運びによっては再び、忍びの者や僧兵が暗躍することもありうる。難をいえば、もう少し1冊のボリュームがあるとよい。文字が大きいことは読みやすく結構なのだが、毎回同じ調子では飽きが来そうな気がするのである。

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紙の本

女城暗闘

紙の本女城暗闘

2013/04/29 21:23

妾屋の新規事業の開業か?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

妾屋昼兵衛と大月新左衛門のシリーズも早くも第4弾となった。これは妾屋も大崎もともに民間人である点で従来のシリーズとはやや異なる物語である。今回は何と幕府の小姓組頭からの指示で妾屋が活躍する。

 問題があったのは大奥であった。その大奥に女スパイを潜らせるために、妾屋に話を持ちかけたというわけである。昼兵衛は早速人選を行うが、結局伊達藩の側室だった八重であった。

 八重は期待以上の活躍をする。以前は八重を守った大月新左衛門であったが、今回は場所が大奥では手が出せない。八重の才能を見守るしかないのだ。いつもながら、上田の筆は冴えている。大奥の習慣など、まるで見てきたような描写ぶりである。

 大奥での暗躍の後ろ盾には大店の川勝屋が見え隠れしている。暗躍といっても将軍の子を暗殺するほどの傍若無人ぶりである。さすがに小姓組組頭も黙って見ているわけにはいかない。

 それはそれとして、最近上田の時代小説には大奥が頻繁に登場し、そこが物語の舞台になっているようだ。もちろん、テレビドラマでも度々取り上げられているのだが、八代将軍徳川吉宗が大奥の大改革を行い、冗費を節減したのも頷ける乱費乱脈ぶりが描かれている。

 将軍の後継者を産み、育てるために大奥という巨大組織を作ること自体が間違っていると思わせる。これに輪をかけて御三家、御三卿を作る愚を犯しているのだから恐れ入ってしまう。というのは21世紀の現在から見てのことで、当時は当時で必死に考えていたことであろう。

 好敵手川勝屋が登場したところで本書は終わってしまったが、当然この続きがあり、どんな展開になるのか興味は尽きない。大月新左衛門や同僚の山形将左の剣さばきも早く見たいものである。

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紙の本

閨之陰謀

紙の本閨之陰謀

2015/03/21 12:04

タクタク読み

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たくちゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る

上田作品で、一番、好きな妾屋が一旦は終了、残念。男性優位な社会で、女性の重要性・新たなる価値観を捉えた山城屋。現代に通じる感が十分あり。

ただし、上田作品は、女性の心模様の描写が今イチ。
続刊を希望します。

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