シュガーな俺 みんなのレビュー
- 平山瑞穂
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紙の本シュガーな俺
2007/01/17 12:39
シュガーな人=糖尿病なるほど。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者平山瑞穂曰く「世界初(たぶん)の糖尿病小説」だそうです。平山瑞穂は2004年に日本ファンタジーノベル大賞を受賞して、作家デビューしているのですが、その前に33歳の若さで糖尿病を発症。食事療法、運動療法、インスリン注射を行っています。
『シュガーな俺』はそんな体験を元に書かれたオートフィクション。著者本人が背負っている病なだけに、病気の説明や療養、その心情などはくどくどしい。私は医療事務の資格を持っている(実務経験はない)ので、一応糖尿病患者さんの検査や薬、インスリン注射の単位、食事療法の単位は理解できますが、これらの記述は一般の読者にはややつまらないかもしれません。でも食事療法の捉え方は糖尿病の方には参考になるのではないでしょうか。
自伝的要素満載ですが、あくまでも「小説」なので、愛情がない体だけの関係の女性や、糖尿病悪化と新人賞受賞が重なるなど、見せ場を作っています。が、ご都合主義。
ただそれに立ち向かう平山瑞穂の勤勉さ、真面目さは見習わなければなりません。また糖尿病にならなければ、料理を覚えたり、体を気遣うこともなかったという、プラス思考は好もしい。
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