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電子書籍

キーボード配列QWERTYの謎 みんなのレビュー

  • 安岡孝一 (著), 安岡素子 (著)
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みんなのレビュー1件

みんなの評価3.5

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紙の本

キーボード配列QWERTYの謎

あれは定説だったの! と目から鱗

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名に惹かれて手に取った本。

わたしの世代だと、Apple IIcが発売されたときに「Dvorakという効率のよいキーボード配列がサポートされる」という記事をよく目にした。そこに必ず書かれていたのは「現在のQWERTYキーボードは、タイプライター時代に高速タイプでアームが引っかかるという問題のためわざとタイプ効率を下げるよう配列されている」という内容。もうこれは刷り込みに近く長年信じていた。

この本を読むと、歴史的にQWERTY配列は決してそんな出生ではあり得なかったこと、上記のようは誤解はDvorakの信者たちの布教活動と一部の経済学者たちの「市場の失敗」例としての恣意的な取り上げ方によるものであることよくわかる。こういった誤解が解けたのはこの本を読んだ大きな収穫だった。

ただ、結局なぜQWERTYキーボードがこの配列となったかは結局わからない。
母音や頻度の低い子音の配置を考慮したらしいこと、当初1(いち)をI(アイ)やl(エル)で、0(ゼロ)をO(オー)で代用したことからI,O,Lの配置が決まったらしいことは分かる。だが、期待していた結局なぜこの配列というはわからないのが残念なのでマイナス。誰にも分からないことかもしれないが。

結局、テレタイプでのエンコードの問題や、タイプライタートラストや市場を独占する企業の意図によりだんだんとQWERTYも規格として統一されていく様子も説明されている。日本のJISと一般的なUSタイプのキーボードが微妙に違っている(例えば@のキー位置の違いなど)は理由がわかったのはなかなか面白かった。
おめえのせいだったのか! IBMめ。

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