優しくせめないで みんなのレビュー

心と言葉は裏腹なのです

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投稿者：はにーとーすと　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

その際立った美貌で大学構内の関心を集めずにいない真宮（受け）ですが、
かつて幼いプライドで友人を手酷く傷つけてしまった後悔から、周囲と距離を置くことで自らを罰している日々。
あるとき高校の後輩を名乗る青年、倉木（攻め）が現れ、真宮の孤独を見透かすように急接近してきます。
そして「好きになってはいけない」と嘯きながら真宮の身も心も甘く強引に翻弄してきて・・・、と続きます。
以前の作品の再販で新たに書下ろしが付いています。
突然、真宮の前に現れる倉木。
まぁ、倉木は真宮のことを当然ながら知っていて近づいてくるのですが真宮にしてみれば唐突です。
で、体の関係から始まるこの２人。
勝手に自分の周りに壁を作って他人とはかかわらないようにしている真宮。
その理由は徐々に語られていきますますが、そこまで頑なになってしまう真宮にうーん・・・
倉木は倉木で飄々としすぎて全く掴みどころがなく、「好きになってはいけない」なんて言っておきながら
真宮のことを翻弄し、どこまで本気なのかどこから嘘なのか読んでてイラッ！！
当然真宮も疑心暗鬼になり、しばらくぐだぐだと展開していきます。
本編後は激甘展開なお話が読めるのですが、そこにたどり着くまでがいまいちだったなぁと。
読み終わってみると、「あぁ、これって似た者カップルなお話なのね・・・」と納得しましたが。
このお話、もう一作品あります。「優しく奪わないで」に続きます。