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街の灯ひとつ みんなのレビュー

  • 一穂ミチ, 穂波ゆきね
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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本窓の灯とおく

2022/07/11 05:47

蚕の育つ音

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

「窓の灯りひとつ」のスピンオフ
前作読んでなくても大丈夫な感じですけれど
初鹿野の気になる同僚の築の話なのと
時系列が同じなので読んでおくと深まる感じはします。
ああ、あの時築はこういう状態だったのかとか思ったりね。

起業で遺伝子の研究職についている人との付き合いを面倒に思っている築
痴漢をきっかけに電車で出会い向かいに住んでいた新
そこに蚕が加わって交流を深めていくのが興味深い

新のトラウマ
自分の潜在しているかもしれない「性質」への恐怖
そして恋心

今まで人と関わったりすることをうとましく思っていた築の
目覚めた恋心
その気持ち所以の行動がこれまたちょっと斜め上。
すごい、ある意味献身って言っても良いくらい
これをしようと思いできる築が愛らしくなってしまいました。
築の両親が、ああこの人たちが育てたから築はこう育ったんだろうなぁって
思ったりしてしまいました。
新の親との対比としての存在としても秀逸

前作よりも二人の気持ちが刺さってきた作品でした。

余談ですがこの作品個人的にも刺さってくるものがあった。
まずは蚕
蚕の食べる時の音は知っている
(一時家で飼っていた者がいたので)
繭になる姿も、羽化する姿も見て
そして蚕の習性(羽化したら飛べない云々)を知った時の
なんかやりきれないような恐ろしい気持ち
そして「ガタカ」これ映画館で観たんですよねー
そのときに感じた気持ちが
個人的な何かにぶすぶすささってきた作品でもありました。

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紙の本街の灯ひとつ

2022/06/22 05:47

光っている

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

28歳の
初鹿野が初めて出席した同窓会で
出会った見覚えのない同級生・夏目は・・・。
誰だか正体がわかる前に致されてしまい。
そして正体である片喰とは因縁の間柄だった。

その片喰は片喰で一途といえば聞こえは良いが
ばりばり夢見るストーカー的な気質
初鹿野が好きで好きで仕方ない。
いきなり襲ってしまう勢いがあるかと思えば
引きすぎるくらい引いたりするしヘタレと評して良いのではというくらいです。
27冊のノートは怖すぎるのですが・・・。
(ちょっと突き飛ばしてしまおうって思うくらい)
でも、何があっても初鹿野のことだけは忘れたくないという気持ちには
ちょっとぐっときてしまいました。

高校時代のもろもろな事、そして現在になっておきていること
(スクールカースト的なところも含めて)
それらが絡まってお互いの劣等感や思い入れが
見事に絡まりあって、痛くもあり切なくもあり
そして現在の関係が出来ていく様を見せられました。

片喰の初鹿野が光って見えている部分と
初鹿野自身の恋愛を遠ざけてしまっていた部分がうまくかみ合って
こんな恋もありみたいに読者も思わせてくれました。

光(発光)が物語の中に色々出てきていて
(雷や窓の灯も含めて)
物語を照らしていました。

初鹿野が物語が進むにつれてトラウマから解放されるように
性格が変わる(というかきっと元に戻った感)のが鮮やかでした。
親の件については
むしろ片喰の方が特殊ではないかと。
(まあ、恋と知るって感じで…)

でも、やっぱり親の行為についてはちょっといただけないなぁと。
高校生でも「いいか」って思いつつトラウマ負うくらいなのだから
(性格が変わるくらい)
幼い娘に対しては酷いことこの上ない。
お金で解決できる問題ではない
やっぱりどうあっても、そこは許容できないのですけれどね。
「恋」って怖いなぁって思う。
そこまでしてしまう気持ちが恋所以なのでしょうけれどね。

いつか、「夜景少年」の続きは出るのかなぁ・・・

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電子書籍街の灯ひとつ

2019/05/05 19:02

おもしろかった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

軽いネタバレありになります


好き嫌いはあるかもしれないけど、一穂ミチなので好みじゃなくても読後に一定の残るものがあります。私は2回目、3回目と読みなおすごとにどんどん好きになりました。1回目に読んだときはピンと来なかったものが、次に読んだときに見えてくるというか…
何が一番好きって、濡れ場のシチュエーションとか文章とか雰囲気とかが私にとってストライクだったというか…メンタル的に弱気で受け身な攻めとメンタル的に攻めっぽい受け、最高なので…
発光する意味、発光して見える理由、温度、光に惹かれる感情とか、ひとつひとつ考えながら読むとしみじみします。
一穂ミチ作品は何作品か読んでいますが、自分の好きな一穂ミチ作品ベスト5に入りました。

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電子書籍街の灯ひとつ

2017/07/28 00:31

4

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る

一穂ミチ『街の灯ひとつ』
過去に因縁のある2人が、10年振りに同窓会で再会し、酔った勢いで関係を持ってしまうという、あらすじだけだといかにもBLらしいありきたりなストーリーだが、作者特有のどこか熱のない透明な文章をフィルターにすると、何でも特別なきらめきを持ってしまうから不思議だ。
著者の特徴で、ちょっと変わった職業BLを書く時があるが、今回はマンガ家(?)×蛍光タンパク質を扱うバイオ企業社員。
何故、敢えてそのチョイス?という変わった職業ですが、全編を彩る光と熱の一つのファクターなっていて、こういう全てに意味がある様な綿密で静謐な世界観と、それと相反する激しい恋との危ういバランスが、いつも良いなと思います。
タイプ別だと偏執的ストーカー×人気者リア充で、その所為かいつもは墜落するようにストーンと落ちる恋が、今回は坂道をゴロゴロ転がる様な転落型の恋で、それもまた良いです。

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電子書籍窓の灯とおく

2017/07/28 00:28

4

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る

一穂ミチ『街の灯とおく』4
前作『街の灯ひとつ』のスピンオフで、葛井さんが主人公です。
BLにはよくあるオマエモホモカー展開ですが、実は時間軸が前作と同時進行らしく、ホモのバタフライ効果ならぬ見事なシンクロホモ。
そしてお相手は義肢装具士と、またちょっと変わったご職業ですね。
前作の様にエキセントリックな関係ではなく、磁石の様に惹かれ合う関係も素敵です。
但し、受けは毎度恒例のエキセントリックキャラ。クールぶっておきながら、恋に落ちた途端にパッションな人格に・・・。
前作との対比や、『裏窓』設定も面白いです。
光と熱がテーマになっているのは同じでも全く違う印象で、前作以上にタイトルが沁みます。

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電子書籍街の灯ひとつ

2017/05/23 22:56

一穂ミチ先生の中で一番好きな著作です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

執着攻めと、真っ当な好青年のお話です。粘着質ストーカー気質の攻めにだんだんとほだされていく過程がほの暗く、静かな雰囲気でとても好きです。

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紙の本街の灯ひとつ

2017/03/08 19:23

良かったです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る

同窓会で会った同級生と一夜を過ごした初鹿野。泥酔した挙げ句のことなので、朝になり驚き!

片喰の27冊の観察日記。
片喰の事故の話を知ってからは、どんなに大切なものなのかが伝わり、切なくなりました。初鹿野の事を忘れなくて良かったー!

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紙の本窓の灯とおく

2017/03/08 19:13

スピンオフです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る

スピンオフですが、こちらだけ読んでも構わない感じでした。

人との付き合いが苦手(嫌い?)な築が、新との出会いを経て、相手を思いやれたり、気遣ったりと変わっていく姿が良かったです。

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電子書籍街の灯ひとつ

2016/09/09 06:59

最初から最後まで、月明かりみたいなぼんやりした灯りを感じる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういった、攻が好きみたいで、似たような傾向のものを読んでこれが3冊目です。(星を手繰る、左隣にいる人)

小説としての面白味があったのは、これが一番でした。
ストーリーとしてのボリュームがあり、後半に向けて、え、そうなのっていう展開?真相?があるので、読み応えがありました。
この作者のものは、まだ多くは読んでませんが(4冊くらい?)、文章の中に突っ込みやれ自虐やれ入れる人なんだなぁとシリアスなものばかり読んでいたので、新鮮でした。

しかし、まぁそうなのかな?とは思っていても、あらすじにある「名字も容姿も様変わり」というのは、本当に別人へと何かしら手を加えて生まれ変わったのではないかという印象を読む前に多少抱いてしまったので、そこのところはちょっと(分かっていても)そか、やっぱりそか。という気持ちになりました。

カタバミなんて、この本読むまで思いだしもしなかったけど、子供の頃に幼馴染みが大きいカタバミ(ピンクの花のほう)の葉っぱを急に食べて、酸っぱいとか感想を漏らしてたなとかどうでも良いことを思い出しました。苦笑

そんな風に、子供の頃の記憶が出てくる作品って読んでると自分の事も思い出して、繋がってしまうので、感慨深いです。

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電子書籍窓の灯とおく

2016/09/09 06:50

何をどうしたら一生を『全う』したと思えるのか。の答えを恋で知る。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

「街の灯ひとつ」よりこちらの方が好きです。恋愛的なストーリーとかではなく、人物が普通に好みという観点で、もちろんストーリーもとても良かったです。
何事にもありのままを話す人って好きです。自分と真っ向な意見だとしても、口に出きる人って尊敬します。裏表とかそういう概念が最早基から無い、っていう。隣にいると楽だと思う。新の気持ちに共感するというか、もう電車、改札で会った瞬間から、人間的にぴったり嵌まったんだなって。
人を好きになる理由がその人間が好きだからっていうのは、わたしが性別関係なく好きになる質だからであって、普通の場合あまりそうはいかないんだろうか。

前回のでもあったシーンで、蚕が桑食ってんのみて、こっちも食べたくなるのもすごく共感してしまった。苦笑
子供の頃、よく蝶を卵から育てて、それを思い出して、また見たくなった。
蛹が羽化する瞬間とか。また蚕は全然違うんだろうな。

魚とか虫、あまり人に慣れない生き物の食事をみると、何のためになんて、意味のないことを考えたりも時たまあるわけで。
生き物の変態を、自分や誰かや物事に置き換える話も沢山あるんだろうが、するすると内側に、大きな波があるんでなくて、理解できる。
このお話はblというよりは、そういった面の入り込み方ができて、純粋に良いなっていう感想を抱きました。でももちろん恋の切なさにも涙しました。

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紙の本街の灯ひとつ

2013/06/24 08:17

光の温度

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あかみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

少しずつ少しずつ距離が縮まっていく感じが良い。

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紙の本窓の灯とおく

2012/01/23 22:24

初恋なのかも。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「街の灯ひとつ」のスピンオフ。
ドライというかもはや人間が苦手な築は、満員電車での痴漢騒ぎで、新と出会う。新はなんと向かいのマンションに住んでいて毎日同じ時間帯の通勤電車で出会い・・・。
淡々としていた築が自分の気持ちを自覚するところとか、ローテーブルの件とか、ふとした気持ちが描かれるところがすごくうまいなーと思った。築が人を好きになって、無関心じゃいられなくなっていく様子がとても丁寧に書かれていてよかった。
築にはこれが初恋なのかも。好きな人に好きといえなくてもいいから、どうにかして幸せになってほしいと仕掛けを用意する築がせくなくていじらしい。
「街の灯ひとつ」と同じくらいの時間軸で話が進んでいた様なので、「街の灯ひとつ」も未読の方は併せて読んでみるのもいいかもです。(築がたまに出てくる程度ですが)

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紙の本窓の灯とおく

2011/12/05 22:28

読中感が良い

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クローバー100 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一穂先生の文章や会話のやりとりが大好きです。読書中にふっと表情が和らぐほど、微笑むことがあります。
読書中から読後感も幸福感が持続します。一穂先生の作品は、出会いから付き合うまでは、少女マンガのように少し都合のよい展開なんですが、おとぎ話でいいじゃないと思えるくらい、安心して読めます。癒し系の作家だと思います。
「窓の灯りとおく」は、企業で遺伝子の研究をしている葛井築(受)は、人付き合いの一切が面倒だと思ってきた。そんな中通勤電車で灰谷新(攻)と出会う。痴漢に遭っていた高校生を颯爽とかばう新を理解できないと断じた築(受)だが、実は近所住まいだった彼から、人なつこく構われ続ける羽目に。新に出会ってからというもの、築(受)は己の情動と行動をうまく制御できなくなって・・・・?
「窓のあかりとおく」と「鍵の音ちかく」と「胸の音いずこ(あとがきにかえて)」とあります。

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