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歌舞伎町より愛をこめて みんなのレビュー

  • 李小牧 (著)
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紙の本

歌舞伎町より愛をこめて 路上から見た日本

日本人も旧正月を祝おう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狸汁 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者の李さんは日本に移り住んだ在日中国人のなかで最も有名な人の一人でしょう。エコノミストの莫邦富さんもいますが、莫さんが表社会ならば李さんは裏という位置取りでしょうか。李さんは湖南省の片田舎で生まれ育ち、深センで商売を覚えます。来日してからは、新宿歌舞伎町で「安全」な中国人飲食店を紹介する仕事で頭角を現し、「歌舞伎町案内人」として、歌舞伎町や在日中国人社会のことをたくさんレポートしています。

 李さんの本は、どこまで虚か実か分からないのですが、すごく面白いです。均質化した日本のなかで、数少ないアウトロー感があるからなのでしょう。一種の冒険譚のようなわくわく感があります。

 本書は、ニューズウイーク日本版での連載コラムを初めてまとめたものです。媒体が硬派なので、李さんも少しかしこまった感じもうかがえますが、平気で女性遍歴のことを書いてもいますので、アウトロー感はそれほど薄まってはいないですね。

 第一章の100ページほどを日本人論に費やしています。なかなかに鋭い観察です。「ケンカっ早い中国人 退屈な『いい人』日本人」というコラムでは、ケンカを見ることがほとんどない日本社会が奇妙で仕方がないといいます。それは退屈な社会でもあると。

 「中国の新聞を笑えない 自由の国の不自由なメディア」では、日本の似たり寄ったりの横並び報道を批判し、自由な選択肢がない中国の新聞と同じではないかと感じるそうです。「嘘で固めた報道と、沈黙する大衆。どこかで見たような光景は、もういらない」とも。また、ラーメンから風俗嬢までランキングする日本の文化はやはり多くの人が好む(とされる)ものに群がるという日本人の習性は、李さんには、長年日本に住んでいてもなじまないそうです。

 でも日本人と在日中国人がもっとふれあって、仲良くなってほしいという訴える気持ちは伝わってきます。たとえば「アジアの同胞たちのため旧正月も祝ってほしい」というコラム。中国や東南アジアでは正月のお祭りは今も旧正月のところが多いので、李さんはこう言います。「もしあなたの周りに中国人がいたら、次の旧正月には「新年好(シンニェンハオ・中国語の新年のあいさつ)」と声をかけてあげてほしい。きっと彼らの心が少しだけ、温かくなるはずだ」。こういう話はいいですね。

 ついに在日外国人で、中国人が韓国・朝鮮人の数を抜きました。60万人の中国の人が日本にいるわけですから、つきあい方は本気で議論すべきです。李さんの日本人論は、あちらからどう日本人が見えているかという点で、とても参考になります。なにしろ歌舞伎町というフィールドで日本人のいちばん濃い部分を見てきた人ですから。

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