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名言で楽しむ日本史 みんなのレビュー

  • 著:半藤一利
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紙の本

名言で楽しむ日本史

紙の本名言で楽しむ日本史

2010/06/21 15:13

教科書の書き残した歴史の楽しみ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:碑文谷 次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

聖徳太子の最期の言葉「世間虚仮 唯仏是真」から、”語学の天才”ぶりを示す榎本武揚の「インテリゲンチャ」まで、日本史に登場する人物による265の名言解説集である。著者半藤翁が、年代順に一言一言を”独断によって精選”し、一頁で各言の背景を手際よく解説している。その楽しげな、捌き具合が本書の読みどころである。

例えば、伊達政宗の「馬上少年は過ぎ、世は平らぎて白髪多し・・・」を取り上げて、《わが若きころは戦乱につぐ戦乱であったが、平和になったいま、もうすっかり老いてしまった。天の与えてくれる残りの人生、大いに楽しむほかはないではないか》と解釈した上で、《遅れてきた猛将らしく、盛んな意気の後ろに、若干の寂寞を漂わせ、使命の終わった人の心境がにじみ出る》と共感を寄せ、《独眼竜政宗の名で有名なサムライであるが、残された言葉からは、なかなかどうして卓越した教養人であることが察せられる。いわゆるダテ者の派手な性格の反面、細心で几帳面なところもあった人》と評している。そして政宗は「子孫兄弟によく挨拶して、娑婆にお暇申するがよし」と言って、70歳でこの世に暇を告げたという。先人の生きる極意が一頁内に巧みに凝縮されている。

もう一例。当時禁止されていた海外渡航の夢の実現のため吉田松陰が筆談で米船ポーハタン号の士官に筆談で粘った「メリケンに行かんと欲す」。アメリカ側記録『遠征記』は、松陰の粘りを《「日本人の強い知識欲の証拠」と受け止め、「彼らは知識を広くするために厳しい国法を冒し、死の危険を辞さなかった」と記し、「日本人のこうした傾向の中に、この国にみちた前途が開けている」と讃えている》ことを紹介し、こう結んでいる。《いまの日本にこの気概は失われてはいまいか》

しかし先人の言葉が我々への叱咤激励の材料として用いられているのは、実は小数なのであって、本書中の名言は、著者の縦横無尽な博学をベースにして、題名どおり「楽しむ」ためのものであることを念押ししておきたい。「柳に飛びつく蛙」の小野道風のゆるゆる人生、「花の下にて春死なむ」を実現できた羨ましい限りの西行法師、「接して洩らさず」で長生きを実現した貝原益軒、更には、「尊敬し合い、愛し合い」と日本初の契約結婚を実行した森有礼夫妻、「日曜日は休日とすべし」との明治9年の政府布告に対して明治の人びとが云ったという「なぜ、休まなくてはあかんのかねえ」など、著者自身歴史の中に浸かってあたかも同時代人の言として様々な名言を堪能、披瀝する本書は、教科書の書き残した日本歴史の面白さが一杯詰まった好著といえよう。

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