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電子書籍

江戸の本屋さん みんなのレビュー

  • 著:今田洋三
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みんなのレビュー1件

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紙の本

江戸の本屋さん 近世文化史の側面

出版業のはじまりは京都から…

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は貸本屋を利用したことがないので、興味があるな~といつも思っていた。それがこの本を読みながら、江戸時代に出版業が登場し、たくさんの書物や読者が増えたものの、やはり書物は高いものであったため、書物を写す行為が生まれた。
しかしながら書物を写すのは誰にでも簡単にできることではないために、貸本屋なるものが生まれたのだ…とあって、そうだったのか~と大いに納得した。

江戸のすみずみまで貸本屋がいたそうだ。
そうして著名な作家も貸本屋の世話になっていたのだそうだ。
貸本屋は有料図書館的な存在!
そして貸本屋は「日本近世文化をささえた書物文化の高度さを象徴しているようである」とあって、本があって、こんなにも本を熱望している人がいた江戸時代がとても身近に感じられた。

そもそも出版業のはじまりは、江戸時代の京都。それが大阪、江戸へ…とどんどん広がってゆく。
「出版は、文字化、あるいは記号化された精神活動の所産を、印刷という技術と、販売という経済活動を通じて社会に送り出すすぐれて文化的活動であり、経済的活動である、といってよいであろう。」と著者の今田洋三さんは言う。
出版は文化的活動と経済的活動…、まさにその通りである。
もし私が日本史の先生であるなら、期末テストに穴あき問題で出したい個所でもあるほど、重要な部分だ。^^;

そして今田さんは言う。
「貴族社会の古典が、日本民族の古典に性格をかえはじめてきたのである。古典の解放といってもよい。(略)
誰でもが、その意思があれば古典に接しうることになって、文化享受のかつてない身分的・地域的拡大がすすんだのである。」
とあって、そうだそうだ、これはすごいことであるよなぁ、としみじみ思った。

享保のころ(1716年)の庄屋さんが書いた日記から垣間みる読書生活のところが興味深かった。京都大学が所蔵している日記なのだそうだが、その庄屋さんのなみなみあふれる読書力に舌をまいた。大阪の本屋さんが庄屋さんの住む農村まで出かけて本を売ったり貸して歩いたりしていたのだそうだ。その熱意にもほだされた。この経済的活動、現代でも大いに見習うべきですねぇ。

この一冊は待望の再刊で、江戸の本屋さんについてのあれこれが論じられている。今田さんが「江戸時代のおびただしい随筆、あるいは文人の日記の中から書物屋の名前や逸話を拾う、いやまことに零細な資料の寄せ集めで書物屋の個性をつかもうとする作業であった」と言われる通り、 まさに渾身の一冊であることには間違いない。ただ私の読み力不足で、うまくご紹介できないのがもどかしいばかりなのだ。申し訳ない。おいおい大切に読んでいきたいなぁと思っている。

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