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電子書籍

巨大翼竜は飛べたのか みんなのレビュー

  • 著:佐藤克文
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

海や空といった、これまでデータ収集の難しかったところで生きる生物の姿をデータロガーで解き明かす格好の生物学の入門書。翼竜に触れたページは少ないけれど、翼竜にだけ興味が有る方も読んで損はありません。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Skywriter - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』で、データロガーという武器を引っさげ、地上からの限られた観察ではすべてを把握することなどできない動物の生態を明らかにした著者が、更に新しい実験結果でパワーアップして帰ってきた。

 前著では、ペンギンとクジラという、種もサイズも食べものも異なる生物が、同じほぼ同じスピードで泳ぐという、意外な事実を紹介していた。ところが、本書では、この結論の否定から始まる。総論として、秒速1~2メートルで泳ぐというものは変わらないが、それでも種の中で比べてみると、サイズの大きい種の方が小さい種より速く泳ぐ、というのだ。

 本書で提示されているグラフを見ると、確かにペンギン類の中ではサイズが大きくなるほど遊泳速度は速くなるようだ。何故そのような違いが現れるのか。その背後には、物理的な根拠がある。その根拠を素人にも分かりやすく(入門書ゆえ、数式を用いずに)説明してくれているので、説明に筋が通っていることが分かる。

 得られた結果そのものも面白いのだが、その理由もきちんと説明するところは前著に共通する良い点だ。パワーアップしているのは、扱う動物が水棲動物だけではなく、鳥類にも拡大されているところ。

 ウミガメやマンボウでデータロガー回収の見込みが経てば、次は鳥。そんなわけで、国内外の鳥類調査に乗り出す。その好奇心の広さは驚くばかりだ。悪く言えば節操がないのだろうが、こういう横断的な研究は、きっと動物学の世界に新風を吹かすに違いない。

 その好奇心の行き着く先は、既に絶滅した翼竜。タイトルには翼竜が冠されているが、実際に翼竜を論じているのは最終章のみ。だが、翼竜の項に辿り着くまでに、様々な知見が積み重ねられているので、著者が翼竜がどのような生物だったと考えているかがわかりやすくなっている。その結論は、翼竜は仮に古生物学者が提示しているサイズと重さが正しいならば、空を飛べるわけがない、ということだ。一方で、翼竜が空を飛べなかったわけがない(飛べなければ翼は無用の長物となり生存競争に不利になってしまう)。では、翼竜はどうしていたか?その答えは是非本書を見て欲しい。

 新たな面白い知見に加え、データを取るための苦労を織り込んでいるのも嬉しい。押しかけてきた女子学生に無理難題を吹っかけるつもりが見事な成果になって返ってきたり、鳥のデータを集める時には手を散々につつかれて生キズが耐えなかったり、講演でアメリカに行ったら用意されていたホテルがインド人と同室で、自分は熟睡したけどインド人は眠れなかったみたい、といった、研究にまつわる思い出話が楽しい。生物の素晴らしさと不思議さ、そして研究の楽しさが生き生きと書かれた、格好の入門書だと思う。


 興味を持たれた方には、前著の『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』も併せてお勧めしたい。

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動物に記録装置を取り付けての研究はドキドキのアドベンチャーの面白さ。でも翼竜がなかなか出てこない!

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「スケールと行動の動物学」という副題が示すように、動物の大きさ(スケール)と動きの関係研究の話です。動物、主に鳥類の飛翔行動の研究を扱っています。その流れの中で著者がぶつかった疑問が「巨大翼竜はとべたのか」です。
 カメ、ペンギン、マンボウ、ウ・・・、データの考察・説明も丁寧で、特徴であるバイオロガー(動物に取り付けて行動を記録する装置)を使った研究がよく伝わってきます。この方法で初めてわかったことなどもたくさん載っています。種ごとに違った苦労があり、離島サバイバルか冒険航海記のようなドキドキはらはらの面白さもあって著者や一緒に研究した大学院生の方たちの熱を感じます。研究内容の説明もデータつきなので数値計算やグラフなどが出てはきますが、わからなくても面白く読めます。

 でも、タイトルに引きずられて読み始めたせいでしょう、巨大翼竜にいつつながるの?との疑問がずっとつきまとい、面白いのになにかイライラして読んでいました。最後の40ページぐらい、というところでやっと翼竜の話になります。「翼竜はまだか」と思って読んでいると面白さが減ってしまうようなのでタイトルにもう一工夫あればよかったかも。ということで評価は星一つ減、です。

 ともあれ最終章では、表題までに至る経緯と展開が語られます。著者が現生動物研究から得られた数値からだと、巨大翼竜は「推定されている」体重や翼長では「飛び続けられない」と考えざるを得なくなる。(「飛べたのか」というタイトルの表現となにか微妙に違うかも、と思うのですが・・・。)
 著者が巨大翼竜についてのこの疑問を2009年に国際論文にすると、古生物の研究者からの反応だけでなく、メディアを通して知ったらしい一般の人からの反論がすごかったそうです。
 現生の生き物でのデータを古代にすぐ当てはめることができるのか。古代の生物で「推定されている」大きさや重さなどの数値スケールの推定方法はまだ検討の余地があるのではないか。著者は「学術的議論は歓迎」と書いています。このような本にしたのは、メディアで聞いて反論する一般の意見に困惑したからもあるではないでしょうか。
 ブログやツイッターが普通になり「だれもが書く時代」なのだそうですが、やはりそこは「よく自分で検討して」とお願いしたいものだと思いました。読者も、自分できちんと評価したいと思う事柄については、もう一段進んで実際の研究者の著書、原著にも手を伸ばして確認する努力も必要でしょう。メディアも「面白そうなところ」だけが伝わらないように、細心の注意をお願いしたいものです。書評もしっかり読んでから書かなくては、と改めて気を引き締めました。

 余談ですが、ひとつとても気になっていることがあります。オオミズナギドリの観測(第五章)で「一回目荒れたのは未婚の女性を無断で入れたためかと思い、島の弁天様に若い男子学生を生贄に捧げたらその後は順調だった」とあります。その学生さんはどうなったのでしょう。生贄になってずっと島暮らしだったりしているのでしょうか・・・? 

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バイオロギングサイエンス

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルから、恐竜に関する本か!と期待して手に取りましたが、翼竜の話題が登場するのは最終章。小型の記録計「データロガー」を動物に取り付けてデータを集める「バイオロギングサイエンス」、原生生物の分析が中心の一冊でした。

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