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豊島将之の定跡研究 みんなのレビュー

  • 豊島将之 (著)
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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.5

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紙の本

豊島将之の定跡研究

豊島将之の定跡研究

2011/03/09 21:00

関西ホープの初著作

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ココちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

関西期待の若手で王将戦挑戦中(3月現在)の豊島六段による初めての定跡書です。
豊島六段は基本的は居飛車党かと思いますが、
ゴキゲン中飛車や状況次第では相振り飛車も指すオールラウンダーです。

本書の基本思想は、▲7六歩に2手目△3四歩からのゴキゲン中飛車、一手損角換わり、8五飛戦法ら、
後手ながら主導権を取りにくるような戦法に対し、「先手番」でどう指すのがいいのかを、
一つの対策に絞ることで詳しく解説できるというものです。
なお2手目△8四歩に対しては角換わり腰掛け銀を推されています。
いずれの戦型、対策においてもプロ最前線の最新定跡が解説されています。

後手を持って指す場合は、先手の他の対策も知っておかなければならないので、
まえがきで「遠山流中飛車(急戦・持久戦)ガイド」「佐藤康光の一手損角換わり」「最新の8五飛戦法」、
「ライバルに勝つ最新定跡」が推薦されています。
しかし、これだけ他の著者の本をオススメしてるのは珍しいと思います(笑)。

第1章はゴキゲン中飛車で▲4六銀戦法いわゆる「超速」型の解説です。
「遠山流中飛車急戦ガイド」「ライバルに勝つ最新定跡」でも「超速」型の解説はありましたが、
「△3二金型」の変化がメインとなっています。
本書では「△3二金型」に加え、「△3二銀型」や「美濃囲いより△3二金優先型」が解説されており、
ページも多く割かれているので、「一つの対策に絞ることで詳解」する思想が活かされていると感じました。
飛車銀交換の定跡などはきちんと押さえておかないと指すのは怖いところでしょう。

第2章は後手一手損角換わりで▲早繰り銀の解説です。
テーマとなる図は「ライバルに勝つ最新定跡」と同じで、
▲7七銀を保留し早繰り銀の進出を急ぐ先手に、後手が保留していた△8五歩と指す最新の定跡です。
そこで▲7九玉と▲2四歩(本書には無いですが▲3四歩もある)が有力とされていますが、
▲7九玉については詰む詰まないの最終盤まで踏み込んで解説し、ビシッと結論を出してくれています。

第3章は横歩取り8五飛で▲新山崎流の解説です。
こちらもテーマとなる図は「ライバルに勝つ最新定跡」と同じで、
新山崎流の基本図となる▲3七桂に対し、後手の△7四歩と△8六歩について検討されています。
△7四歩については、先手側の基本方針を示し指しやすい形にできるよう解説。
△8六歩は中段で飛車がぶつかるのが定跡という激しい展開ですが、
後手の対応ごとに、先手の狙いを具体的に挙げながら解説されており、
細かい利かしや実現したい構想を知っておく事で攻めの幅が広がることと思います。

第4章は横歩取り8五飛の△5二玉型です。
これは今までの章とはちょっと違っており、後手側の最新工夫である事から、
まだ定跡の確立とまでは言えないようで、「軽く△5二玉型を解説する」とされています。
なお棋書で解説されたのは、本書が初めてのはずです。
△5二玉型と言っても先手のように中住まい等に組むわけではなく、玉の位置が違う中原囲いというイメージです。
新山崎流などの速攻による桂頭攻めなどに対し4一玉型より遠いので、有利になります。
先手としては5二玉型の短所を突くのが基本方針で、狙い筋が解説されています。

第5章は角換わり腰掛け銀で富岡流▲4四角成が中心です。
これは「ライバルに勝つ最新定跡」でも扱われていましたが、一見さんお断りの難解な定跡です。
この戦型を指しこなしてるアマがいるかは正直疑問なのですが(笑)、
参考資料としては「ライバルに勝つ最新定跡」より新しいので非常に貴重なはずです。
私はプロ棋戦の観戦資料として使うことになりそうですが…。

第6章は実戦編で豊島六段が後手を持った将棋も登場しています。
講座編の定跡よりも古い将棋であることから、講座編と違う手がよく指されており、
その場合どう指すかを解説されているのが面白いところです。
7局と豊富であることと終盤が中心で解説が詳しいことから、なかなか楽しめました。

「ライバルに勝つ最新定跡」よりも戦型・対策が絞られていることもあり、
難易度は同じくらい高いはずですが、わかりやすく読めた気がします。
本手順以外の狙い筋等もきちんと解説されており、
プロ最新定跡の入門書としてオススメの一冊だと思います。
最後にこれは仕方のないことですが、めまぐるしく変化する最新流行の定跡がメインなので、
本書の対策で自信をもって先手居飛車が指せる期間はどうしても短くなると思います。

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