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光速の終盤術 みんなのレビュー

  • 谷川浩司
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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.6

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本光速の終盤術

2011/03/30 21:12

またも名著復活

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ココちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

十七世名人資格保持者である谷川浩司先生の名著「光速の終盤術」が文庫化という形で復活しました!
最近「寄せの手筋200」が加筆され復活したり、連載講座「変わりゆく現代将棋」が書籍化したりと、
将棋界に眠っていた資産がどんどん活用されていますが、この「光速の終盤術」もきましたね。

谷川先生は他にも「光速の寄せ」「谷川流寄せの法則」など優れた終盤の本を出しておられますが、
この「光速の終盤術」は他に比べ非常に難易度の高い事でも知られています。
なぜなら「光速の終盤術」は谷川先生の実戦の終盤を題材につくられており、
しかも谷川先生が実戦で読みきれなかったような局面が扱われているからです。

基本的な形式としては終盤に特化した谷川先生の自戦記ということになります。
本書の凄い点は、テーマ図での考え方を具体的にしかも緻密に文章化してある事です。
例えば第1章・1項・「終盤のテーマ」では、
「相手玉には○○という攻め筋があるが詰みはない」「自玉は今は大丈夫だが駒を渡すと△△で危ない」という前提が述べられ、
考え方として「駒を渡さずに詰めろをかける」「急所の銀を残す」が挙げられます。
次になぜ「この銀が急所なのか」が「相手玉への迫り方」「自玉の危険緩和」の両面から解説され、
ようやく谷川先生が実戦で指された手が示されます。
そしてその手が「どういう寄せを狙った手なのか」「有力な受けにどう対応するか」が解説され、
実戦で相手の棋士がどう指して来て、谷川先生がどんな決め手を指したかが書かれてテーマ終了となります。
谷川先生がどんな事を考えて一連の寄せを指したのかが、
かなり噛み砕いて説明されているので全部わかります。
いや実際にはもっと多くの事を考えておられるでしょうが(笑)、それぐらい詳しいんです。

最初のテーマでこの濃さですから、後半のテーマの難しさがご想像いただけると思います。
4章で計25テーマすべて力の入った濃密な解説が続いていくわけですが、
難解な手順の解説だけに終始しているわけでは決してありません。
本書の凄い点その2として、
終盤特有の「有利な時は直線、不利な時は曲線」といった役に立つ考え方が、
テーマに沿ってたくさん紹介されており、これらを頭の片隅に置いておくだけでも終盤力が向上するでしょう。
なお、絶版になっている単行本と今回の文庫との違いに、文庫では増ページにより参考図が増えている点があります。
単行本では盤面図がなかった変化に図がつけられるなど、読みやすいように配慮されています。

非常に難解である本書ですが、たとえ具体的な手順についていけなくても、
終盤の感覚・考え方を身につけることができ、それは必ずや力になるでしょう。
「究極の終盤術指南書」とありますが、納得の珠玉の一冊だと思います。
有段者向けだとは思いますが、今度絶版になったら手に入らないかもしれませんので、
とりあえず購入して置いておこう、というのもアリだと思いますよ。

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電子書籍

電子書籍光速の終盤術

2019/12/09 23:14

これぞ光速

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「自分の玉が詰まされる前に相手の玉を詰ます」、当たり前のようで、しかし、安全で遠回りの道を選んで優勢の将棋をズルズルと伸ばし、何度も逆転負けを喰らっていました。
 この本は、そんな悩みを抱えていた私が求めていた終盤術が余すところなく書かれており、何度も読み込むことで、手勝ちを読み切って踏み込んで勝つ回数が増えてきました。
 取り上げられている対局は確かに古いものではありますが、その終盤術は現代でも色褪せないものであり、終盤力を向上させたい人にとって名著であると思われます。

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