大山康晴名局集 みんなのレビュー
- 大山康晴
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本大山康晴名局集
2012/08/26 21:53
とんでもないボリューム
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ココちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大山康晴十五世名人の名局集がついに登場しました!
「大山康晴全集」という歴史的にも貴重な本が出ていますが、現在絶版で非常に高価であり、
ちょっと手が出しづらいものになっています。
名局集である本書は局数では敵わないものの、自戦記100局+棋譜解説82局という圧倒的なボリュームです。
全512ページで2800円というのはかなり親切で、手に取りやすいです。
将棋界・将棋メディアとして、ぜひ大名人の将棋にふれてもらいたいという気持ちを感じました。
第1部は自戦記ベスト100です。
と言っても、大山十五世名人は1992年に亡くなられているので、
新規の書き起こしは当然ながらありません。
「大山康晴全集」や専門誌「将棋世界」「近代将棋」に掲載された自戦記が載せられています。
なお、出典や時期は記載されています。
自戦記は時系列に並んでいますが、自戦記を書かれた時期は対局後すぐだったり10年後だったりもするので、
熱くなった将棋の後に「今ではこんなに熱くなることもない」みたいな感想があったりで(笑)、
気持ちの入り方や文体に統一感がないのですが、これはこれで逆に楽しめるものになっています。
この自戦記ですがなんと4ページに1局掲載されています。
と言っても内容が薄いわけでは決してなく、文字がぎっしりと詰め込まれています。
1ページに約20文字で約30行×3段=1800字、実際には棋譜や図が入るのでそこまで文字数はありませんが、
最近発売されている名局集の自戦記の3倍ほどの文字数です。
特に前半の自戦記は文章量が多く図が少なめなので、棋譜を並べるのに盤駒が必須でしょう。
(前半には図が2つしかない自戦記もあり、後半は図が7~8つの自戦記がほとんどです。)
手の解説だけでなくタイトル戦の状況や対局時の心境、対局相手への思いもたっぷりと書かれています。
第2部は名人戦順位戦解説編で82局、いつもの棋譜解説形式です。
こちらも図が少なめなので、やはり盤駒が必須でしょう。
戦型は大山十五世名人の振り飛車が中心ですが、意外と対振り飛車も多く相居飛車もあります。
当時の横歩取り観などはとても面白いですね。
とにかく最高峰の内容でコストパフォーマンスも良し、文句なしのお勧めです。
正直ここまでの出来は予想していなかったので、
これから発売される名局集のハードルが上がってしまいましたが(笑)。
電子書籍大山康晴名局集
2023/05/25 10:26
大山の受け
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
大山全集が古本屋含めてなかなか手に入らないので、大山先生の棋譜をたくさん並べようと思ったらこの本だと思います。大山先生の受けを棋譜から学びましょう
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |