サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

改訂新版 サケマス・イワナのわかる本 みんなのレビュー

  • 井田 齊, 奥山 文弥
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

サケ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

サケといわれても、これまで切り身の焼鮭と寿司のサーモンが思い浮かぶだけで、その品種まで考えることはなかった。しかし、実際には数多くの品種があり、また全てが海に行って戻ってくるものでもないことを初めて知った。なお、回転寿司で食べることのできるサーモンはなじみ深いシロザケでなく、タイセイヨウサケであり、ノルウェーから輸入している。寄生虫の心配から、一般的な国産のサケを生食することはできない。現在ではマグロ以上に人気のネタのようである。
本書は学術的な記載も多く、細かい分類の話が多くなされている。個人的には骨格や鱗の特徴よりも、遺伝的な要素の方が重要に思うのだが、古い時代は遺伝で分類するなどしていなかったわけで、そういった分け方が伝統的になされていたようだ。
ヤマメとサクラマス、アマゴとサツキマス、ヒメマスとベニザケ、ニジマスとテツガシラはそれぞれ同じ種であるが陸封型と降海型で見た目が全然異なるものだ。確定的でないようだが、おそらく幼魚時代に餌の取得競争に負けた魚が海に降り、むしろ巨大になって川に戻ってくるようである。
サケで思うのはノルウェーのサーモンを売り込む戦略があまりにうまく行っていることである。かつては、寿司の王道はマグロであり、今でも高級寿司店ではサーモンの扱いがないところもあるとのことだが、回転寿司ではサーモンが人気で、今やマグロ以上の存在となっている。ノルウェーが養殖して、高値で売れる存在となったのは成功事例として、今後の農林水産業のお手本としてほしい。
渓流釣りによって、魚が取られつくされるようなことも多いようだ。魚がいなくなる原因としては、人間が環境を変化させてしまうからというのが最大のものと認識していたが、サケ類に関しては、釣りの影響が大きいようで、マグロと同じように資源をどうするかという点は考えなくてはならない。渓流釣りの目的が食用ではなく娯楽用であるとすると、釣り堀のように釣りを目的としたレジャーであれば、魚が絶滅することはないだろう。しかし、貴重な魚と聞くと釣り人は資源のことよりも釣ることを考えるのは仕方ないことで、情報を出さないことが肝要である。放流でその水系固有種が交雑してしまうのが問題と考えられるようであるが、これは何故なのかとも思う。イワナとカワマスで交雑してしまうそうだが、そうであるならばイワナとカワマスをなぜ別種と扱っているのか疑問である。種とは生殖機能を前提とした分類ではないのだろうかと感じた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。