そして官僚は生き残った 内務省、陸軍省、海軍省解体―昭和史の大河を往く〈第10集〉 みんなのレビュー
- 保阪正康 (著)
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2011/01/19 22:25
内務省と帝国陸海軍。
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特高警察のようなGHQの指令で解散された部門は除いて、組織が細分化された内務省と復員や掃海を担当する部門を除いて組織自体が解体された帝国陸海軍とでは、そこに勤務していた人々の運命も違っていただろう。
この本に書かれているように旧内務省出身の警察官僚が警察予備隊を支配していた姿が、その一端を見られる。
軍との関係を断絶した警察予備隊・保安隊・陸上自衛隊と軍との連続性が見られる海上警備隊・海上自衛隊、陸軍航空隊と海軍航空隊から新しい組織を作り出した航空自衛隊とでは、組織の持つ環境も違うだろうか。再軍備について警察予備隊から陸自までの道しか書かれていないのは残念なところだ。
日本の残した人員や環境から新しい国作りをした韓国や国家自体が解体されて再建されたドイツとでは、また違いもあるのだろう。
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