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通訳者と戦後日米外交 みんなのレビュー

  • 鳥飼玖美子 (著)
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紙の本

通訳者と戦後日米外交

紙の本通訳者と戦後日米外交

2012/04/25 02:30

戦後同時通訳者たちの貢献と逡巡

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る



第1章 はじめに
第2章 これまでの通訳と翻訳に関する研究
第3章 日本における通訳と翻訳
第4章 通訳者の「ハビトゥス」
第5章 通訳という「フィールド」へ
第6章 「実践」としての通訳
第7章 考察-通訳の役割をめぐって
終章 今後の課題

町田玖美子は1946年(東京都)生まれ。「同時通訳の女神」(命名はBCKT,「神様」は国弘正雄先生)。出版当時は立教大学教授。既婚で,娘さんが2人。東洋英和女学院高等部在学中にニュージャージー州に留学。上智大学イスパニア語学科卒業(69年,23歳)。東洋英和女学院大学に就職(専任講師,89年,43歳)。コロンビア大学大学院修士課程(英語教授法)修了(90年,44歳)。これはどうも通信教育らしい。助教授(93年,47歳),教授(51歳)と経て現職。本書の元ネタとなった著作でPh.D.取得(07年, 61歳,サウサンプトン大学)。ラジオ番組「百万人の英語」講師。著書に, 『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』,『危うし! 小学校英語』,『歴史をかえた誤訳』。日本通訳翻訳学会会長。本書刊行は著者61歳の時。

本書は,オンライン書店で説明のある通り,「西山千、相馬雪香、村松増美、國弘正雄、小松達也など、同時通訳先達の仕事と生涯を伝える画期的なオーラル・ヒストリーで、通訳者の社会・文化史的意義を問う」(ビーケーワン)もの。さらにいうと,著者が「英国サウサンプトンへ提出した博士論文(Diplomatic Interpreters in Post World War II Japan: Voices of the Invisible Presence Foreign Relations)を日本の読者へ向けて書き改めたもの」(379頁)。縁のない読者でも,文系の博士論文というのはだいたいこんな感じだとイメージできる。「通訳」(や鳥飼や英語)に興味があれば,政治の専門的知識は不要なので,読みとおすだけならたぶん高校生でもできるはず。目次を見ればわかるが,本書は専門的視角から「戦後日米外交」を取り扱ってはいない。外交っぽいのは,唯一第6章のみ。第1章と第2章は,ブルデューだかゴフマン(へそ曲がりじゃないと思う)だかの理論を応用して,通訳という人格的存在を社会学的に説明してるが,「通訳」と「外交」に興味のある素人にとっては,長すぎる枕詞。

鳥飼久美子の本や国弘正雄の著作を読み尽している読者には,新しい情報はほとんどないような気もする。社会学的なセンスがない私には,通訳者と彼らを取り巻く環境をめぐる社会学的アプローチにも,あんまり説得力を感じなかった。「戦後日本外交」を本書題名に掲げているのに「外交」の局面は本書にほとんど出てはこないし,知名度の高い通訳者(しかもほとんどが同時通訳者)しか取り上げられていないのは,題名負けのような気もする。題名に相応しい内容にするなら,外務省や経産省が取り扱った,官僚通訳者の事実列挙なり意義なりが述べられて然るべきだろう。条約局での翻訳論争などでもあれば,通訳や翻訳など法的な「異文化コミュニケーション」の難しさが素人にでも垣間見られただろうし,それこそ「外交」っぽい。内容を踏まえる限り,本書題名は,私なら“戦後同時通訳者たちの貢献と逡巡”とでもすればいいような気もする。

著者の議論からは,通訳が黒子として機能すること(もっといえば黒子としてしか機能していないこと)に忸怩たる念が滲み出ている。その気持ちはよくわかる。透明でない通訳者の意義を述べたいのならそう言えばいいような気もする。もっと評価を与えるべきだと言いたいのなら,外交史におけるそのような貢献を特筆大書すべきだろう。勘ぐり過ぎだろうか? 

私は鳥飼久美子を尊敬している。組織内で「黒衣」(くろこ)に徹し,玉拾いをすることを厭わない社会人はたくさんいる。私はそうしたことに黙々とつとめられる人物には,小さな,しかし実在の神を感じる。


(1505字)

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通訳者と戦後日米外交

電子書籍通訳者と戦後日米外交

2015/12/29 12:56

通訳 必読の一冊

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

通訳に興味のある人なら読んでおくといいと思います。通訳の歴史が分かりやすくまとめられており、通訳における問題を考えるいいきっかけになります。

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