サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

全品ポイント最大50倍(0901-30)

全品ポイント最大50倍(0901-30)

電子書籍

裏閻魔 みんなのレビュー

  • 中村ふみ (著)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー5件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

裏閻魔 2

紙の本裏閻魔 2

2012/01/24 10:24

戦後の混乱の中、百歳を超えて

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ二作目。
 
目の前から消えた奈津を追って、あちこちを捜し歩く閻魔。
見つけられず、東京へ戻った閻魔はふとしたことから、浮浪児に懐かれ、同居することになる。
次第に情が移っていくのを自覚しながらも、己の正体を知られるわけにはいかず、なんとか彼と別れようとする閻魔。
一方、戦後の町では、奇妙な自殺者が続出していた。
彼らの掌には鬼籠の痕があり、閻魔は兄弟子、夜叉を疑う。

そんな閻魔に、戦争孤児がまとわりつく。

百歳を超えて、ようやっと成長した感のある閻魔。

それでも死なず老いずの体には、孤独に生きることを強いられる。
長い間、閻魔を支えてくれた信正は最後のときを迎えようとしていた。
老境を迎えた奈津の生死も定かではない。

新たに人と巡り合い、人と別れ、何かに抗いながら生きていく閻魔。
第2作目の本書では、戦後の混沌とした日本を生き抜く閻魔の姿が描かれている。
その間、10年足らず。
1作目が80年に渡る話だったためか、前回よりは本が薄い。

しかしこのシリーズ。
三部作らしく、次作が最終巻であるらしい。

奈津と閻魔の想いが触れ合う時があるのだろうか。
ただ一人の同胞、夜叉と心を通わる日は来るのだろうか。

どんな結末を迎えるのか、楽しみで仕方がない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

裏閻魔 1

紙の本裏閻魔 1

2011/12/02 19:30

激動の時代を描き切ったダークファンタジー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ゴールデン・エレファント賞」第1回〈大賞〉受賞作。
密偵として新選組に送り込まれた長州藩士・一之瀬周は、正体が知られて追われる身となる。
瀕死の重傷を負ったところを刺青師・宝生梅倖に助けられ、掌に彫った「鬼込め」と呼ばれる刺青を掌に彫られて命をとりとめる。
しかしそれは、不老不死となる呪いの刺青だった。

「不老不死」といえば吸血鬼が主流だが、本書では刺青による呪いによって不老不死を得るということになる。
「鬼込め」とは、その名の通り鬼を体の中に封じ込む呪いだという。
不老不死だけでなく、本人が心から望めば、様々な望みをかなえることができる呪いだ。
しかし、不死を彫ることだけは禁忌だとされていた。

閻魔も兄弟子の夜叉も、禁忌を犯して仲間を増やすことはしない。
己の不死に苦しみ、死にたいと願いつつ死にたくないと思う。
しかし他者にその苦しみを分け与えることはしない。

不死を得たいきさつも、安易に仲間を作ろうとしない潔さも、不老不死を得た人間を描きつつ、巷に溢れるヴァンパイアものとは大きく異なる。

永遠の命を得たものが手にするだろう苦しみ。
そして近しい人たちと同じように老いていけない哀しさ。
周囲に疑惑をもたれないよう、ひとところに落着けないわずらわしさ。

閻魔と名乗るようになった周は、驚くほど不器用だ。
不老不死の体を利用して器用に生きようという気持ちもなく、いつまでも二十歳の体と同じように、心もまた周囲となれ合うことを拒む。

その、だれよりも人間らしい生き様がとても魅力的だ。

不死であるが故の哀しさとは別に、本書の底流を流れるのは、生涯をかけて閻魔を想う奈津の心だ。
閻魔の妹から姉と名乗る年へ、さらに母へ、そして祖母ほどの年になる。
女としてなんと辛いことだろうか。
老いてなお閻魔を想い、それ故に閻魔の前から姿を消した奈津の恋心は切なく、胸に沁みる。

自ら禁忌を犯して不死となった閻魔の兄弟子、夜叉。
想いを胸に秘めて生きる奈津。
閻魔を庇護する信正。
良い小説には不可欠な、魅力的な脇役も数多い。

維新の時代から大戦まで。
激動の時代を描き切ったダークファンタジーは、一読の価値がある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

裏閻魔 3

紙の本裏閻魔 3

2016/12/24 20:26

完結…(涙)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

閻魔にとって奈津は永遠の女になった。奈津はそれだけで満ち足りたと思う。ラストで閻魔が待っていたのは誰だろう?腐れ縁と化したあの人なら嬉しいけど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

裏閻魔 2

紙の本裏閻魔 2

2012/01/27 18:56

切なさと色っぽさ・・・。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K.K - この投稿者のレビュー一覧を見る

続編なので、まず最初からの話になりますが、この作品を最初に読み始めた時は、男性の作家さん?と思ったのですが、すぐに女性ならではの感性のちりばめられた作品だ、と気づきました。
主人公の閻魔は、とても孤独で厭世的で、その刹那的な退廃感が、凄く切なく感じられて、のめり込んで読んでしまうお話です。
主人公の色っぽさは女性ならではの描写でしょうか?
とてもステキな人物像に仕上がっています。
どんなに良く出来たストーリーでも、そこに登場するキャラクターに魅力がなければ、読者を引き込めないと思うのですが、閻魔はとても魅力的ですよ。
この話がこの後どうなっていくのか、楽しみに待っています♪

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

裏閻魔 1

紙の本裏閻魔 1

2011/03/04 16:28

不老不死の男の悲哀

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからイメージされる軽さに反して
幕末、明治、終戦の時代背景と
不老不死にされた男をしっかり描いた時代小説。

新撰組に追われ、負傷した長州藩士・一ノ瀬周は
彫り物師の宝生梅倖によって、不老不死の体となります。
「鬼込め」といって、自分の禁忌を手の平に閉じ込める刺青で
不死はそのなかでも最大の禁忌です。

彼もまた、彫り物師として鬼込めの技を習得し
宝生の名を受け継ぎます。その手の平に刻まれた「閻魔」の
梵字から「宝生閻魔」と名乗るようになります。

彼は友人の遺児・奈津を育てながら、
一方、兄で師であり、姉の敵である夜叉を探し求めます。

この二人の対決はとってつけたかのようなクライマックスで
どうでもいいような気がします。

それよりも、不老不死の体のために、人目を避け、
奈津が自分を追い越して成長し、
恋心を秘めながら、彼女が妹から姉、母、祖母へと
変わっていくことに苦しんでいます。

人目を避けるとはいっても、同じように鬼込めをしている
実力者の牟田信正、猫のクロ、悲しい妾のちゑなど
閻魔の心を動かす、人(?)とのつきあいが発生します。
心まで鬼になってしまうのではなく
閻魔を人間くさく描いたところが魅力的です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

5 件中 1 件~ 5 件を表示