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ぴにおん! みんなのレビュー

  • 樋口司, タカハル
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.1

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

ぴにおん! 3

紙の本ぴにおん! 3

2009/05/26 18:15

意表を突く設定に緻密なストーリーが絡んだ見事な内容

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻の執筆時に本巻のことも視野に入れていたのだろうか。前巻の『ヒカル騒動』の要所要所で二葉が姿を見せなかった理由が本巻で判明する。しかし、それも「現在・過去・未来」を巧みに活用する今回の本筋ではない。ニーナの能力がさらに進化(?)して巻き起こされる6月9日から11月3日まで物語である。『涼宮ハルヒの消失』を読んだ時に近い高揚を覚えた。そもそも『ハルヒ』に触発、あるいは影響下にあると思われる本シリーズだが、それでも良く出来た物語だと感心する。前半は『ヒカル騒動』の裏側で与四郎とニーナが二葉を巻き込んで困ったことになっている展開。実はこの最中、さらに困ったことになるのだが、ここで見事なのは、前巻の裏ストーリーで読み手の意識も前巻に飛ばしておきながら不意打ちに本巻内のもう1つのネタが出てくることである。そして未来で「おぉ」という人物の登場を挿んでまた過去へと目まぐるしく変わりながらその時、11月3日を迎える。ここに至ると『その日がやって来ました』という松平アナウンサーの声が聞こえてきそうなクライマックス感があるのだが、結末は「あれ、そんなもん?」という感じが正直しないでもない。それでも、まぁ、よくやったよ与四郎クン、というものではある。所々の設定に少々の無理というか、あれだけ『禁則事項』的に未来のことを語るべからずだった割に「未来のために現在を行動する」ようなところがあって「?」を感じなくもないが、物語が大変面白かったので良しとする。そして今回はニーナが実に良い!最高のキャラである。何と言うかお友達になりたくなる良い娘として全編で笑わせてくれる。同居してるだけあって与四郎とのやり取りも気心を許した自然さが出ていて良かった。そして何気に二葉のツンとデレが強力だったりする。

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紙の本

ぴにおん! 2

紙の本ぴにおん! 2

2009/02/25 16:01

実に巧みな構成で読ませる秀作

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

驚愕の新人作家……とは言い過ぎだろうか。相当古い話で恐縮だが、かつて U2 がデビュー曲にして名曲 "New Years Day" の次に "Bloody Sunday" を発表した頃を思い出した。あの時に「このバンドは間違いなくビッグになる」と確信したものだが、はてさて本シリーズの作者は今後どれだけ化けるだろう……そんな期待を抱かせる本巻である。とは言うものの、実は前巻ほどの破天荒さもメッセージ性も無い本巻の良さは、さらに磨きのかかった軽妙洒脱な文章とストーリー展開、そして緻密に張り巡らせた伏線をきっちり効果的に回収していく構成の巧みさである。婉曲的な言い回しで読み手を誘い込む手腕も小粋でニクい。登場人物の超能力を上手に脇へ置きながら学園モノに仕立て直し、本巻のヒロインであるナナさんと双子の弟(?)ヒカルの物語(これがまた結構驚きの結末)を綴っており、その中にも現状や未来を漠然と思い悩む与四郎やヒロイン達の姿をさり気なく挟み込んでいる。最後に二葉が見せた不器用ながらもいじらしい姿は、今回ずっとナナさんと与四郎を(カラスで)見てきた二葉の、せめてもの対抗心の表れなのであろう。ただ、与四郎の花嫁決定がいつの間にか3年後と決まったかのように語られた唐突さが少し気になった。まぁ、それだけお楽しみが良い意味で先送りされたということか。それはそうと、超能力者の名前は数字絡みというルールは今後どうなるのだろう。そして今回グッドな働きだった山田クン(君もやっぱり走るのね……大笑いしたよ)は超能力者なのだろうか。何せ名前が【五十六】なだけに気になって仕方がない。さらに、本シリーズのテイストからすればいかにも萌え萌えなのは不向きなので、これはこれで悪くない挿絵とは思うが、それでもP.47は与四郎を賭けての必死の形相とはいえもう少し可愛く描いて欲しいと思った。

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紙の本

ぴにおん! 1

紙の本ぴにおん! 1

2008/11/25 16:25

夢に託されたもの

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

破天荒なジェットコースター展開の中にハートフルなテーマを盛り込んだ良作。主人公【与四郎】の軽妙なモノローグで進行するスタイルには『分裂』してから久しく『驚愕』に至らないスニーカーさんちのベストセラーの影響を感じる。ヒロインの1人【二葉】との後半でのやりとりには、あのポニーテールを想起させるシーンもある。さらに設定は富士見さんちのロングセラーに似ている。通常これらの要素はパロディかオマージュでも無い限り忌み嫌われるものである。他の要素による上乗せが無ければ。その点では成功しているのではなかろうか。本作のキホンは夢、しかもダブルミーニングである。就寝中に見る夢に主人公が思い描く願望としての夢が重なる。そしてその夢が果たされない現実への悩みが綴られる。しかしヒロイン達も似た状況で、その悩みというか小さな願望を吐露するシーンがある。ただ、現状を嘆くのみでは逃避と同じであり、打破するために必要なことは、実はさほど大層なことでは無いんだよ、ちょっとした勇気と正直な気持ちなんだよ、と語りかけてくるようである。与四郎のモノローグに嘘が多いのは、その逆説的な印象を強調するためであろう。そして、いざ行動を起こしてみれば、どうしてこんな簡単なことが今まで出来なかったのかという、喉元過ぎれば熱さ忘れる的要素も示されている。では、そのための行動とは何か。それが本作のタイトルに秘められた本当のテーマなのであろう。つまり、黙ってちゃ何も出来ないし何も進まないよ、何も変わらないよ、ということではなかろうか。他と異なる特性や趣味を持ちながら、それを周りから理解されない状況を嘆く人に共感を呼ぶ作品でもあろう。

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紙の本

ぴにおん! 4

紙の本ぴにおん! 4

2009/08/25 16:39

オチが軽いものの上手く盛り上げて完結

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

未来にある程度の余韻を残しつつ答えを出した完結である。見落としがちだが表紙で二葉が笑っているのがミソ。これだけでも驚きだが本編ではもっと驚く二葉のデレが多数ある。他のヒロイン達も格段にデレている。それは【一章 夢】で顕著だが、第1巻を想起させる夢展開に逆転の趣向を施した秀逸な演出である。続く【二章 恋】では、ヒロイン達の心の奥底にある想いを知った与四郎が「果たして自分の想いは?」と考え、ここで一旦は答えを出しつつも何か釈然としない中で変化が起こる。超能力消失の予兆である。【三章 変】では、与四郎の変化の原因を探りながらも、変わった自分、悩みから解放された自分を内心喜ぶ姿が描かれるが、自助努力なしに得られた幸運への戒めのような雰囲気も背後に漂っており、事実、章末に大変な事態に陥る。心暖まるエピソードからの展開が上手。そして【四章 乱】が本巻の主題であろう。能力を失った与四郎を通して「人が人を好きになるって何だろう」が描かれる。『元の俺って何だ?どうしてみんな新しい俺を嫌うんだ?』との独白が読み手にも迫る。この時、二葉との約束さえ破ってしまう自暴自棄な与四郎に喝を入れるのが誰あろう山田五十六。なかなか男前なセリフを発するが、あえて逆説的に諭すのが本シリーズらしい。この後、自分の本当の本心に気付いた与四郎と、それを優しく寛容に受け止めるヒロイン達との素晴らしいやり取りを経て【終章 嘘】に至る。ここでもヒロイン達の懐の深さを描きながらクライマックスへと向かい、超能力ではなく人として生まれ変わった与四郎の、事ここに至って実にストレートで、こっぱずかしくもアツい告白が行われるのだが、最後は「あれぇ」と肩透かしな軽いコメディオチである。前巻もそうだったが、上手い盛り上げ方に対して少し気の抜ける残念な落とし方である。後日談的エピローグも結局元の鞘だし。でも、何だかホッとする結末であり、与四郎と二葉のやり取りなどは続きが読みたい、つまり2人の未来を見てみたい終わり方である。ただ、最後にケチを付けて恐縮だが、挿絵はもう少し頑張って欲しかった。可愛さ綺麗さが不足だけでなく、今回は本文との乖離も目立った(指輪の位置や服装など)。編集サイドも連座(あるいは主犯?)だろうが、ここまで異なるとさすがに水を差される。

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