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電子書籍

織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで みんなのレビュー

  • 谷口克広 (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

評価内訳

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紙の本

織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

全数調査の威力

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いまや「国民的作家」の一人として、日本史についての僕らの理解に大きな影響力を及ぼしてる司馬遼太郎さんは、戦国時代は明るかったけど江戸時代は暗く、明治時代は最初明るかったけど日露戦争から暗くなった、と述べてる。明治時代の評価は難しいけど、戦国時代が明るかったっていう点については、多分ほとんどの人が同意するだろうし、とくに織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康の三巨頭は、ほとんど「国民的英雄」って言ってもいいくらいの存在じゃないだろうか。

 しかも、僕なんぞは、NHK大河ドラマのおかげで、「信長」って言えばあの俳優の顔が、「秀吉」っていえばこの俳優の顔が、「家康」って言えばその俳優の顔が、すぐに思い浮かぶ。それは、きっと僕だけじゃないはずだ。

 というわけで、三巨頭についての山ほどあるんだけど、このたびまた信長を扱った本が出た。信長といえば、「うつけ者」から「桶狭間」から「比叡山焼き討ち」から「本能寺」から「人間五十年……」から、その逸話のほとんどは知られてるし、ということは多分研究されてるし、しかも(よく考えると)今から四百年以上も前の人だから資料も多くはないだろうし、新しいことを言うのはなかなか大変なはずだ。それじゃこの本は、一体何が新しいんだろうか。

 この本の著者の谷口さんによると、信長の功績は日本統一を試みたこと、中世から近世への体制変革を主導したこと、この二点にある。このうち後の点については色々と異論があるらしいけど、合戦を重ねて日本統一を進めたことはたしかだ。このように判断したうえで、谷口さんは「信長が行なった合戦を網羅的に紹介し、信長の戦略・戦術についても考察を加えた」(はじめに)。その背景には「信長の合戦全体について書かれたものはほとんどない」(はじめに)という現状がある。

 この本のメリットは次の二つ。

 第一、三十年に及ぶ信長の合戦歴の全貌を明らかにしたうえで、逆に合戦から信長の半生を描き出したこと。前に述べた「うつけ者」やら「桶狭間」やら「比叡山焼き討ち」やら「本能寺」やら「人生五十年」やらが、合戦に明け暮れた信長の半生のなかに、きれいに位置づけられる。こうして(谷口さんは意図しなかったかもしれないけど)合戦が生活だった人物の哀しみまでが感じられるような伝記が出来上がった。

 第二、全ての合戦を調べるっていう「全数調査」を実行して、これまでのような、わりと印象にもとづいた信長像を覆すヒントを提供したこと。たとえば、僕らは、焼き討ちやスピーディで力ずくの電撃戦を好んだ信長を、攻撃的な人物と考えがちだ。でも、焼き討ちをしたのは敵の戦意を失わせるためだった。電撃戦を好んだのは、もちろん性格もあるけど、それが可能だったのは領地が拡大してたからだし、必要だったのは敵が多かったからだ。

 また、僕らは信長を戦上手で負けなしの軍神って考えがちだけど、この本を読むと、戦略ミスもたくさんあったし、負けたこともあったし、ラッキーな戦勝もあったことがわかる。信長は優秀な軍人だったけど、神ではなかったのだ。

 全てを調べるっていうのは、物事の本質を捉えるためには、じつはとても大切なことだ。それによって、あれやこれやの断片的な情報じゃなくて、わかる限り、得られる限りの情報にもとづいた、現時点ではベストのイメージが現れる。それにもとづいた議論が可能になる。この本はそんな意味を持ってる。[ご意見はここに]

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紙の本

織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

資料性の高い労作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 織田信長といえば、桶狭間の戦いや本能寺の変が思い浮かぶが、信長が好きだという人でも他に2、3の合戦しか知らないのではなかろうか。この本には、19歳で家督を継いでから死に至るまでの30年間、信長の関わった合戦が総て網羅されている。それは、膨大な回数に及ぶ。戦国大名との戦いもあれば、一向一揆の鎮圧もある。個々の合戦の意味については分からない面もあるが、客観的な記録としてはたいへん資料性が高い。

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紙の本

織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

冷静な歴史観

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うらやすくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「鳴かぬなら殺してしまえほとどきす」、こういう比喩というか、デフォルメを通して、私たちは歴史上の会ったこともない偉人を認識している。しかし、実際の人間はそんな単純なものではないわけで、そのデフォルメ以外の部分に大半の真実は存在する。

 この書は、冷静に全合戦を調べ、時系列的に、勝ち負けを含め、再現していくことにより、その合戦の裏にある時々の人間像を浮き上がらせている。偉人といわれる人について書かれたものを見るとき、その人物を中心にすえ、その人物がいかにすごかった、人間らしかったか、という部分に焦点を当て、記述される場合が多い。
 しかし、本書では、冷静な歴史観ともいうべく、淡淡とした中で桶狭間からの全合戦が記述されていく。秀吉、勝家らに対して指示した信長の心中は、この書の中には記述されない。しかし、その状況を明確にすることにより、信長は「こう考えていたのでは」と読者が勝手に察することのできる仕組みとなっている。合戦を一つ一つ追うことにより、読者自身が信長となり、軍団を動かしている気持ちにされる書であるといえる。
 読み進めていく内に、当時の地図が欲しくなる。
 

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