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イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか みんなのレビュー

  • 藤原和彦 (著)
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.8

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか

イスラムテロの本質

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

20世紀後半に世界中で発生していたイスラム原理主義テロ、しかし、世界中に、その驚異を見せつけたのは、なんと言っても01.9.11のアメリカ同時多発テロであろう。私は、経典宗教の中では、イスラム教が一番率直で明解、洗練された教えであると考えている。しかし、何故、そういう宗教を信奉している集団が、文明人類に対して、こういう過激な行為を及ぼす事を可能にするのか?大いに疑問が有った。本書が、その答えを与えてくれるのでは?と思って、手にした次第である。
本書を読んで、テロを起こす思考の原因は、イスラムの教えに有るのでは無くて、他の思想を認めない、排斥するという人類の一番愚かな思想が有ると理解した。イスラム過激主義者達は、マホメットが存命していた時代、あるいは、没後数十年間イスラム世界に出現したカリフを中心とした政治体制、これが理想(では無く)、絶対的善であり、その他の世界は、悪と考えるのである。その退廃した社会の象徴がアメリカであり、攻撃対象になっているのである。確かにコーランには、「ジハード」が明確に謳われている。過激主義者にとっては、好都合だ。神の名の元の戦争と自らの行為を正当化出来るのである。テロリズムの思想的根拠を明確に確立したのは、サイイド・クトゥプの「ジャーヒリーヤ論」である。ジャーヒリーヤとは、「無知、無明」と言う意味であるが、イスラム社会では、マホメット出現以前のアラブ世界の意味を持つ。それは、偶像崇拝がはびこる野蛮な世界なのである。従って、上述したマホメットの世界以外の否定に繋がるのである。
本書を読んで、イスラム過激主義問題を考える時に、宗教対立と考えるよりも、自分と違う考えの人々を容認でき、尊重出来る人間と排斥し、攻撃する人間。どちらが、人間として大きく、正しい行為かという人間性を問う問題だと考えるようになった。
無知な人は、イスラム原理主義テロとパレスチナ人がイスラエルに行なう自爆テロを同一視するだろう。しかし、両者の性質は、全く違っているという事を理解しないといけない。後者は、「自由抑圧」からの解放闘争と言っても良い。私は、パレスチナ人の同情を覚える。
今や、ハンチントン氏の言う「文明の衝突」の状態に世界は、なってしまった。アメリカVSテロリストの第三次世界大戦と言っても良い。この不幸な状況を人類の英知で打破出来ると私は信じているし、希望している。

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紙の本

イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか

「わがまま人間,やりたい放題」の記録

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:消印所沢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「わがまま人間,やりたい放題」の記録.イスラームを隠れ蓑にして,自我が肥大しきった連中が勝手三昧.勝手にコプト教徒からジズヤを取り立てる.気に入らない政治家は「内部ジハード」を持ち出して抹殺.タリバンのオマルは勝手にカリフ気取り.モスクが放火されれば即「ユダヤ人のせい」.救世主気取りでボスニア紛争に参加してボスニア人に嫌われ,湾岸戦争で米軍が駐留してくれば「米軍が占領し,抑圧している」呼ばわりして,観光客をブチ殺す.しまいにはお決まりの内部分裂.巻末は索引つきで良心的.買え.

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紙の本

イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか

良くも悪くもアンバランス

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大抵の大きな宗教には「基本に戻れ」って叫ぶ原理主義がある。基本が大切だっていうのは、一般論としてはわかる。でも、世の中は変化してるっていう現実はどう理解されてるんだろうか。それは措いといて、原理主義の中でもいま一番ホットな話題を提供してるイスラム原理主義について解説したのがこの本だ。同時多発航空機テロの影響で同じテーマを扱った本が量産されてるけど、この本の特徴は、著者の藤原さんがジャーナリスト出身だってことを反映して臨場感あふれるエピソードが交えられてること、エジプトのイスラム原理主義運動に詳しいこと、この二点だ。
 この本で藤原さんは、テロを辞さないイスラム原理主義運動を「イスラム過激原理主義」(IUF)って呼んで他のイスラム原理主義運動と区別した上で、次のような問題に答える。IUFの思想的な、あるいは運動上の起源はどこにあるか。旧ソ連のアフガニスタン侵攻(アフガニスタン戦争、一九七九年)をきっかけに、どのようなメカニズムでIUFがイスラム世界の各地に広がったか。IUFにとって湾岸戦争(一九九一年)は何を意味したか。IUF内部の様々な潮流の違いと、各潮流の主要な敵は何か。各々の潮流がその敵を狙う思想的な理由は何か。そして、今日のIUFは何を目的に活動してるか。こういった問題を解きながらIUFの歴史や思想的な特徴を解説するのが、この本の目的だ。
 この本のメリットは次の二点だ。第一、 IUFが世界的に広まったプロセスや、IUF内部の諸潮流の立場の違いを目配りよく描き出したこと。たとえば、現在のIUFは主にエジプトから生まれたとか、アフガニスタン戦争が終わったあとにIUFが採った戦略とか、ボスニア内戦に参加したとか、こういった事実を少なくとも僕は全然知らなかった。また、IUF内部にもテロに反対する潮流があり、エジプトではそちらが優勢になった。といったことを知っておくと、単純な「文明の衝突」論に踊らずにすむだろう。
 第二、IUFの思想をわかりやすく説明したこと。とくにIUFの思想的な創始者とみなされてるサイイド・クトゥブの「ジャーヒリーヤ」論(政教分離型イスラム国家や民主主義を否定し、一部の革命家による聖戦に期待する)や、IUFの二つの目的(イスラム法の適用、カリフ制の再建)や、ビンラーディンたち「新国際派」の思想(防衛ジハード論の拡大解釈にもとづき、グローバルで永続的なイスラム革命を説く)を分析し、これらがテロを正当化する可能性を持ってるって指摘したことは大切だ。もちろん逆にいえばこれら様々な思想がまとまってはじめてテロが正当化できるわけで、僕らも「ジハード論があるから…」といった単純な発想に陥らないよう気を付けなきゃいけないだろう。
 でも、この本には不満も残る。二点だけ挙げておこう。第一、いくつか大切な点について、説明が足りないこと。たとえば、エジプトのIUFについては詳しいけど、それ以外の国に関わる説明が不足がちだ。「イスラム原理主義」って聞けば、大抵の人はイランやアフガニスタン(タリバン)、せいぜいスーダンとアルジェリアを思い浮かべるだろうけど、こういった国で広まったIUFについての説明がほとんどない(もしかして、この本は元々「エジプトのIUF」についての本として企画されたんだろうか)。あるいは、IUFは「挫折したアラブ民族主義運動のバディール(代替物)」(二二四ページ)だっていう大切な指摘があるけど、この点をもっと詳しく説明してほしかった。
 第二、IUFを受け入れる側の一般のイスラム教徒が十分視野に入らないこと。だから、場合によっては同じ国民やイスラム教徒や一般大衆もテロの対象にするIUFが、それでもイスラム世界でこれだけの支持を得てきた理由がわからない。残念。[小田中直樹]

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紙の本

イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか

2001/11/25朝刊

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 米同時テロ、米国が主導したアフガニスタンでの軍事行動をきっかけに、日本でもイスラム過激派への関心が高まっている。現代世界がいわゆるイスラム原理主義の潮流にまず驚いたのは一九七九年のイラン革命であり、八一年のサダト・エジプト大統領暗殺事件だった。だが、犠牲者に多数の日本人が含まれた九七年のエジプト・ルクソールでの乱射事件を経た後も、原理主義のイデオロギーや組織の実態は大きな関心事にはなっていなかった。
 原理主義の広がりを「イランの革命輸出」とみなした当初の米国流解釈も影響し、背景にある各国の政治や社会の構造問題への視点は概して乏しかった。イスラエル・パレスチナ紛争を通じてしか中東を語らない多くのメディアの怠慢も、「イスラムの今」についての理解を遅らせる一因だった。
 著者はサダト大統領暗殺からルクソール事件まで詳細に取材し、英文情報に頼る結果として生じる認識のズレの問題を指摘してきた人だ。本書でもアラビア語の原語の意味や含意を踏まえて、原理主義の流れと過激派の実像を平易に説明しようと試みている。
 主に取り上げているのは、サダト大統領を暗殺し、後に国際革命路線に傾斜した「ジハード団」と、ルクソール事件など大量殺りくテロを実行した「イスラム集団」というエジプトの二組織。米同時テロにもエジプト出身の過激派が関与しており、そのイデオロギーの源流としての「ムスリム同胞団」の系譜、ウサマ・ビンラディン氏のネットワーク形成の章と合わせて、イスラム過激派の概要が理解できる。
 組織内の路線対立、孤立した細胞の暴走、名門出身の幹部たち。イスラム過激派にはかつての左翼過激派と相通じる要素もある。そして過激派の活動を大きく変えたのは、アフガニスタンでソ連軍と戦った「義勇兵」だった。我々が冷戦終結と総括した出来事を彼らはどう位置づけたのか。著者はイスラム世界の内側からの世界観にも触れている。原理主義の背景のうち経済的側面への言及は少ないものの、一連の“便乗出版本”とは一線を画す蓄積を示した好著。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

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