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電子書籍

小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか みんなのレビュー

  • 内山融 (著)
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (1件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

小泉政権の功罪を鮮やかに分析!

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

小泉純一郎氏が、2006年9月に政権を去って以来、多くの硬軟取り混ぜた小泉政権論が刊行されている。その中には、傾聴に値するものもあるが、単に政権を賛美したり逆に全面否定することで事足んとする書物が多いことも事実である。そのような中にあって、本書は、戦後三番目の長期政権である小泉元首相の5年5ヶ月の軌跡が、政治学や行政学の最新の知見を基に記述されており、極めて信頼の置ける書となっている。
本書の前半では、政・財・官の三者の鉄のトライアングル体制を打破して、郵政民営化・道路公団民営化・医療制度改革・財政改革・地方交付税制度改革などの諸改革が行われた過程が詳細に論じられている。これらの一連の改革の中でも、成功したものと不充分な結果に終わったものもあったが、それでもこれだけの改革を任期中にやり遂げたことは驚嘆に値する。
しかしながら、ここで注意すべきは、このような改革を実現可能にさせた政治制度の刷新が、小泉氏の首相就任前に行われていたことを著者が明確に指摘していることである。それは、小選挙区制度・行政府集権制度などであるが、これらの政治制度の刷新が就任前に行われていたからこそ、小泉首相の目覚しい一連の改革が可能であったとしている。俗書を見ると、一連の改革が小泉首相の強いリーダーシップと不退転の決意があったからこそ可能であったとしているものが多いようだが、政治の世界はそのような単純なものではなく、双方がタイミング良くからみ合って一連の改革が実現したというのが事実であろう。
著者は、このように小泉政権の光の部分を論じているが、同じ分量でその影の部分も明瞭に論じている。それは、内政では熟慮に熟慮を重ねた姿勢が見て取れるのに比べ、外交ではそのような慎重な姿勢は見られず、安易にアメリカが主導するイラク戦争に追随したり、国益を無視して自己の心情に従って靖国神社参拝を繰り返し中国や韓国の反発を招き、両国との外交関係を著しく損ねたことなどである。また、新自由主義的な政策を性急に導入した結果、社会格差が一段と広がり、将来のある若者たちに暗い影を投げかけたともしている。いずれも、小泉政権の負の遺産とも言うべきものであり、日本の進路に大きな禍根を残した。
著者は、このように小泉政権の功罪を論じた後、終章で、小泉政権以後の政治のあり方について次のように述べている。
『小泉の「成功体験」にとらわれて、政治の持つ可能性について視野狭窄に陥ってはならない。小泉の採用した政策方針や決定手法のみが正解だとは限らない。政治とは、勝れて「自己実現的予言」の性格をもつ活動である。われわれのもつ政治への認識や理解が、そのまま将来の政治へと反映される』。
将に至言というべきある。と同時に、政治を批判的に見る眼がいかに大切なことかということを本書は教えてくれる。

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紙の本

小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

5年5か月にわたり政権を主導してきた元小泉首相の政治とその考え方を綴った良書です。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

21世紀最初の4月、世論を背景に首相の座に就いた小泉純一郎氏ですが、靖国参拝、北朝鮮訪問、郵政解散など、政権の5年と5カ月は受動的なイメージだった日本の首相を、強いリーダーシップを発揮し得る存在に変えました。一方で、政権は「抵抗勢力」=派閥・族議員、官僚と対峙する上で、世論を頼みとして、人々の理性より情念に訴え続けました。そのような小泉政権の長きにわたる時期を、再考する良書です。

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紙の本

小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

日本の政治をおおきくかえた小泉の 「アイディアの政治」 とは?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

「パトスの首相」,「強い首相」 という観点から小泉元首相の政治手法を分析し,内政,外交をそれぞれ分析している.そのうえで日本の政治のながれを「利益の政治」 と 「アイディアの政治」 の対立という視座からとらえて,小泉が 「アイディアの政治」を復活させ,日本の政治をおおきくかえたとしている.しかし,「アイディアの政治」 の意味が十分説明されていないので中途半端になっている.

「あとがき」 で著者は過小評価していた小泉首相を 2005 年の総選挙以降,注目するようになったということを書いている.この選挙の結果として郵政民営化が実現したのは事実だが,それ以外ではむしろ徐々にちからをぬいていっていたように私は感じていたので,違和感があった.

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紙の本

小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか

読むだけ時間の無駄。小泉政治がまるでわかっていない!

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の激しい思い込み(=小泉政治は間違っている)が邪魔をして、「なぜ日本国民は小泉を支持したのか」「なぜ小泉は5年5ヶ月もの間、政権を維持し、かつ平均支持率60%超という高い支持率を保ち続けたのか」に全く迫れずに終っている。本書の第一の欠陥は、政治家を「パトスの政治家」と「ロゴスの政治家」という極めて乱暴な二分法に分け、小泉を強引にパトスの政治家とレッテルを貼って、小泉ロゴスを軽視するという悪い遺産を残したなどという馬鹿な結論を導いているところだろう。小泉の論法を単純な二元論と切っておきながら、著者じしんがもっと単純な二元論で小泉を語る愚に陥っている。確かに小泉は情熱的な政治家ではあった。演説を始めると自分で自分の言葉に酔うようなところがあった。しかし、そのパトスだけで国民は騙されるだろうか。国民はそんな愚かではない。小泉が示したパトスの背後にある「国民が政治に求めているロゴス」があったからこそ、国民は小泉を支持したのである。ここを忘れてはいけない。では国民が小泉に求めたロゴスとは何か。それはそれまで自民党が利益を分配してきた利権集団(農民、駅前商店街、医師、土建屋など)の既得権を「ぶっ壊し」、それまで等閑視されてきた「消費者」の利益を全面に出すというロゴスである。田中型政治の真髄は、競争力の高い産業やそれを支える従業員から重税を巻き上げ、田舎でスーダラしているヒャクショウや土建屋にカネをばら撒いて票を買うというものだった。これが可能だったのは、ヒャクショウや土建屋にムシラレル以上のカネを日本企業がアメリカや欧州から分捕ってきたからだが、日米貿易摩擦以降、こうした循環は不可能となり、黒字批判の的となった日本企業は海外に工場を移転するハメとなった。こうなったら田舎モンにも自立してもらわねばならないのだが、スーダラ癖が抜けない連中は相変わらずの「弱者ぶりっ子」。これが「失われた10年」の原因ともなった。これを壊さねばどうしようもないというところまで日本が追い詰められた時、小泉が国民の求めている政治課題を掲げて登場したので国民は小泉を支持したのである。著者は「政治の要諦は弱者への目配り」などと利いた風なことを抜かすが、今問われているのは「弱者とは誰なのか」ということなのである。第二の欠陥は安全保障に関する著者の認識で、永井陽之助という懐かしい学者の4象限を用いるのはいいとして「日米同盟重視、自衛隊の海外派遣容認」を軍事的リアリスト、「日米同盟重視、自衛隊の海外派遣反対(安全保障はアメリカにお任せ、日本は経済活動オンリー)」を政治的リアリストというカビの生えたネーミングをいまだに用いている点である。後者はアメリカの軍事力にフリーライドする「安保ただ乗り論」であり冷戦という特殊な環境下でのみ日本が取れた政策であり、冷戦構造が崩壊した今となっては取りえない政策だという現実をまるで無視している点である。第三の欠陥は日中関係が悪化したことを取り上げて「負の遺産」と決め付けている点。小泉じしんが言い張っているように、私は日中関係は小泉のお蔭で「却って良くなった」と思っている。それまでの日中関係はまず友好ありきで、結果として日本が中国に毟られるだけの関係でしかなかった。万事先方のペースで、中国が影で恐ろしいまでの反日教育を行なっていることを意図的に封殺して友好ばかりを強調しすぎていた。すべてが表に出たことでようやく日本人は真の中国の姿を知ることが出来たのである。確かに小泉が強いリーダーシップを発揮できたのは橋本行革の成果があったからなのだが、小泉以前の政治家(小渕、森)は、その成果を生かさず、あたかも行革が無かったかのごとき旧態依然たる政治運営をしてきた。小泉の意思の力を過小評価すべきではない。結論として、本書を読む価値は、まあ、ほとんど無いと言っていいだろう。

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