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電子書籍

地域再生の経済学 豊かさを問い直す みんなのレビュー

  • 神野直彦 (著)
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みんなのレビュー2件

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紙の本

地域再生の経済学 豊かさを問い直す

アメリカのようであってはいけない

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:深爪 - この投稿者のレビュー一覧を見る

工業社会から情報・知識社会へと転換する「エポック」にうまく対応できぬまま、国家全体がじりじりと後退していくかのようなこの時代、地方分権の推進についての議論は静かに盛り上がってきています。なぜ地方分権なのでしょうか。財政学者である著者は、われわれの未来を、地域社会が人間の生活の「場」として再生することにこそ見出せるとし、その必要性を説き明かしていきます。

グローバリゼーションによって脅かされる地域社会の、ひいては国家の存亡を救う道とは? それは市場主義に基づかないヨーロッパ型(「サステイナブル・シティ=持続可能な都市」)のシナリオであるべきだと繰り返し提唱されます。はっきりいってアメリカのようであってはいけないと。

国の中央集権的政策や市場主義がなぜ限界にきているのか、そしてまたなぜ知識・情報社会への転換なのか、歴史的見地から構築された例証には説得力があります。
地域社会が地域住民のニーズに応えるがため、税制改革により権限委譲を行い、地方自治体の財政的自立を促すためのシナリオも、専門的見地からの周到な考察がなされています。

地方分権。現実的な問題はイニシアティブを握るべき地方自治体の資質というか力量でしょう。まあそのための大合併なんでしょうけど。
そして究極的にはサブタイトルにある「豊かさを問い直す」ことができるのかどうか。著者はヨーロッパ、とりわけスウェーデンの思想を範として未来像を結んでいますが、「持続可能」であるためには、この国には捨てなければならないものがあまりにも多いはずです。まあ90年代以降失われ続けたことで、われわれはそのための土壌もしっかりと造りあげたのかもしれませんが。

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紙の本

地域再生の経済学 豊かさを問い直す

均衡感覚と歴史感覚に裏打ちされた政策思考

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ブレトン・ウッズ体制の崩壊がもたらした金融自由化、資本移動のボーダーレス化とともに経済システムのグローバル化が進展し、国境=ボーダーを管理する中央政府の所得再配分機能(福祉国家に見られる「現金」給付による社会的セーフティ・ネットの構築)が不全に陥る。これがヨーロッパを中心に80年代以降、地方分権(身近な地方政府の「現物」給付による社会的セーフティ・ネットの構築)への潮流が生まれた背景であった。

 その根本にあるのが、大量生産・大量消費の工業社会から情報・知識社会への産業構造の転換であり、これを都市(地方政府)の側からみれば、生産の場としての荒廃から大地(自然環境)と文化に根ざした生活の場への再生でもって歴史のエポックに対応することである。都市の再生は、その財政的自立なくしてありえない。そして、財政とは地域社会の共同経済である。欲望の充足は市場に委ねればよいが、地域住民のニーズに応えるのは財政である。

 ──こうした基本認識に立って、財政学者・神野直彦が提示する「処方箋」にはとても説得力がある。農政と税制を研究すればおよそ人の世の営みは了解可能である、と誰が言ったか知らないが、本書に盛られた政策的思考は真正の「保守思想」のみが持ちうる平衡感覚と歴史感覚に裏打ちされている。

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