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電子書籍

古語の謎 書き替えられる読みと意味 みんなのレビュー

  • 白石良夫 (著)
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紙の本

古語の謎 書き替えられる読みと意味

江戸時代中期におけるに古典の文献学的研究の功罪

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『万葉集』巻一の四八番歌、柿本人麻呂の代表作「東野炎立所見而反見為者月西渡」が、現在の古文教科書に載る現代語訳「ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」という読みになったのは、賀茂真淵以後であるということは、以前読んだことがあった。そのことを知っていたからこそ、この本を読む気になった。
 江戸時代中期におけるに古典の文献学的研究の功罪について、説得力ある筆致で解説している。いくつかの研究論文を一般向けにまとめ直しのものであるようだ。
 「古典は創られるものである」というのは、誰の言葉であったろうか。同じように古語も作られることがあるようだ。現代古文の常識である鈴虫と松虫が古代では逆であったということなど、証拠はどこにもない、など瞠目ものである。鈴虫と松虫の擬声語を区別して記述した古典はどこにも存在しない、とのこと。万葉集にしろ古事記にしろその古典的価値が再認識されたのは、江戸時代中期以降である。その文献学的考察のレベルは高い。古語の解釈や古文文法において、当時の見解がそのまま現代の古文教科書に採用されている事項もある。しかし、牽強付会、行き過ぎもあったようである。
 「古語の認識のされ方の歴史、これが本書で抽出したいことである。古語そのもの歴史ではない。『古語の認識』の歴史である」と、「はじめに」に書いてある。「研究者にとって必要なのは、ものごとを相対化して見る目だと思う」ともある。
 この本の参考文献等を読んでみたいと思うようになった。ある本を読んで、さらに関連する本まで読みたくなるのは、良い本の証拠である。さらなる知的興味を刺激されたのだから。特にこの本では、本居宣長の著作を読みたくなった。これまでも、「鈴屋答問録」、「 うい山ぶみ 」 「 排蘆小船」、「石上私淑言」を読み、「玉勝間」の講義も聴いたことがあるが、やはり「古事記伝」全部を読みたいと思った。

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