生命、エネルギー、進化 みんなのレビュー
- ニック・レーン(著), 斉藤隆央(訳)
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紙の本生命、エネルギー、進化
2020/07/21 09:45
エネルギーと進化
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
生化学におけるエネルギーの概念に馴染みがないせいか、よく理解できなかった部分も多いのだが、著者がこの本を書こうと思った動機ならなんとなくわかる気がする。最近ゲノムの解析が進んでいろいろなことが分かっているから、遺伝子を調べれば何でも分かる!と思っている人がたくさんいて、そんな人たちにツッコミを入れたいのだ。ITの進化で情報偏重の傾向があるはどこも同じらしい。
個人的には、生命の起源がブラックスモーカーであろうと、アルカリ熱水噴出孔であろうとどっちでもいいような気もしなくないが、物理的化学的に特殊な状況下で生まれた水の泡から生命が誕生したというのは、試験管のようなのっぺりした空間から雷撃ひとつで誕生したよりロマンある風景だとおもう。水の泡から誕生したのは、ビーナス(ビールスつまり遺伝情報)ではなく、バクテリアとアーキアの祖先だったってことですね(笑)。
フリーラジカルの話はよかった。抗酸化物質の健康効果を一蹴している点は爽快感(!)がある。生命の進化はそんな単純なものじゃないぞ、と言われてなんかうれしい。
電子書籍生命、エネルギー、進化
2017/05/26 14:09
生命・エネルギー・進化
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投稿者:snoza - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判の書であるだけに読み応えのする内容であった。それだけに、素人では読み終えるのに骨が折れる。しかし、これだけのまとめができる書き手はあまり見かけない感じである。それにしても、微生物・細胞研究の動向がここまで進んでいるのには驚かされる。よくぞ、細胞の役割や働き方、そして進化など細かに分析できるものだと感心してしまう。ただ、各章に繰り返しが見受けられ少しくたびれる。加えて、初めて電子書籍で読んでみたが、これだけのページ数がある書物は、やはり紙出版のものでないと記憶に残りづらくなる。目がくだひれてしまう。だが、久しぶりに骨っぽい本を読んだ感じです。
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