装飾の躍動 みんなのレビュー
- 村野藤吾 (作), 和風建築社 (編集)
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2001/02/26 21:16
日本建築界の泰斗,村野藤吾が遺したホテル建築,客船内装デザインの軌跡をつぶさに紹介する
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投稿者:佐々木 眞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前から戦後にかけて名実ともにわが国を代表する建築家,村野藤吾は1984年11月,93歳で急逝するその日まで,鉛筆を握ってひたすら図面に没頭していたという逸話で知られる。
本書は,この偉大なアーキテクトの全作品を写真と図面,要を得た解説で紹介する『村野藤吾のデザイン・エッセンス』全6巻の1分冊である。1937年に比叡山山上に聳(そび)え立った幻の「叡山ホテル」はじめ「都ホテル」「箱根プリンスホテル」「新高輪プリンスホテル」など,幾多のホテル建築の設計,内装が「あるぜんちな丸」など豪華客船の内装デザインとあわせて紹介されている。
かつて大阪・心斎橋の「そごう百貨店」を設計した生粋のモダニスト村野は,同時に日本建築の土着性と歴史性,人間らしさに深い愛着を覚えるナチュラリストでもあった。どのような巨大空間を取り扱う際にも,さわやかに吹き抜けるヒューマニズムの風こそが村野建築の真骨頂であり,後世への最大の遺産である。
(C) ブッククレビュー社 2000
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