あんぱんはなぜ売れ続けるのか みんなのレビュー
- 井上昭正 (著)
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2006/10/17 14:37
誰からも愛され親しまれる優良企業。その底流に生き続けるマーケティング戦略とは
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投稿者:星空 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年一昔といわれるが、資本主義経済社会では、雑草のごとく生まれては消
える企業が後を絶たない。そんな中でも、100年以上も存続し、発展し続けて
いる企業が、実在することも事実である。「激動の荒波を乗り越えて、今日に至
った企業、どのような自社独自の戦略を駆使・展開」してきたのか、日本の代表
的な優良企業7社を選び、経営戦略の「謎解き」奮戦記。
「あんぱん」誰もが一度は食したことのある? 馴染みのパンである。和洋食
文化を構築した「木村屋総本店の桜あんぱん」。130年もの間、夢とロマンを
人々に提供しつつ、商品価値を高めたオリジナリティとは? 試行錯誤の果てに
独自性持った「酒種あんぱん」作成。当時(明治8年)日本では奇想天外の新製
品だったようだ。これに「(奈良・吉野山)から取り寄せた八重桜の花びらを塩
漬けにして埋め込み」出来上がったのが「桜あんぱん」。あんぱんにかけた独自
性の「マーケティング」の底流が今も生き続けている。
100年も前からハイテク時代の現代でも、人々から愛されている「金鳥の渦
巻き」かとり線香。一握りの除虫菊の種から生まれた、アイディア商品。「(金
鳥)のブランド力と商品開発力で、一世紀以上にわたり、世界中から愛用され、
ベスト&ロングセラーの地歩を守り続けてきた」。大日本除虫菊の「健康創造」
のマーケティングとは如何に。
「キューピーマヨネーズ」「田崎真珠」「カゴメ・ブランド」「イトーキ」
「ゼブラ・ブランド」など、日本人に親しみのある優良企業。一世紀以上価値創
造を与えてくれた企業がそこにある。そのマーケティング戦略には、驚きを隠せ
なかった。
このほかにも優良企業は沢山ある。そして、人々から愛されお役に立とうと、
昼夜マーケティング戦略に磨きをかけている。まさに今、マーケティング戦略に
携っている、これから飛び込む精鋭たちには、良き手引き書になるのではなかろ
うか。
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