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二十面相の娘 みんなのレビュー

  • 著者:小原愼司
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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

少女は探偵の道を選んだ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小笠原功雄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一巻分で早くも二十面相とも仲間達とも離れ離れになったチコ。そして意外にも?あっさりあの「実家」に戻る。そこで、「あの」探偵が読者の期待に応えて登場した、と思ったら直ぐに引っ込んだ…。その後は、彼女の周囲、行く所、新たな登場人物達が惜し気もなく次々と現われる。
少女チコの出会いと事件が始まる。チコは「二十面相」の影を追い果敢に行動する。そして人々が織り成す物語を通じて二十面相の人物像はどんどん深く大きくなっていく。
しかも人々が語る「登場しない」二十面相を巡る物語の背景には、共有する過去の「大戦」の記憶が密接に反映されている。
第二巻は物語の世界観と二十面相像とが一体となって深まっていく展開だった。予想以上にこの作品世界は二十面相を中心に回っているようだ。この先、どんな「大」二十面相イコール世界、を見せてくれるのか?

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紙の本

そして、少女はたったひとりで歩みはじめる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「二十面相」の名をタイトルに取り入れているものの、あまりにも有名な原典への回帰とかオマージュという要素はさほど感じられない。「怪盗」という存在が許される、ちょっとレトロな世界観を決定づけるためにちょっと名前を拝借した、というところか。
 この1巻では、連載が始まる前に読み切りで掲載されたプロトタイプ的な短編と、長編の冒頭部分が収録されている。どちらも、細部に異同はあるものの、「薄幸の少女が、悪辣な養家から逃げだして怪盗団の一味に加わる。しかし、その怪盗団も、少女ひとりを残して壊滅してしまう」という粗筋は共通している。期しくも、最後にヒロインの少女が再びひとりぼっちになるところで終わっている。
 基本的に、こういう世界観は好きなほうだ。でも、それまでの展開では、割とヒロインの境遇というのは外部的な要因に規定されているところがあって、二十面相の仲間になったのも、本人の意志というのもあることはあるけど、実はそれ以外の選択枝がなかった、という側面もある(短編版ではホームレス、連載版では遺産目当ての義父母に毒殺されかかっている)。
 しかし、一巻の巻末にいたって、せっかく仲間になった怪盗団の仲間は別の盗賊団との抗争でほとんど討ち死に、庇護者であった二十面相は生死不明。少女は再びひとりぼっちで放り出される。後ろ盾を失った、孤立無援の状態で、少女は、あえて汚名を着ることを、「二十面相の娘」であることを選択するのか? まあ、タイトルから推察するに、たぶん、そういう方向に進むんだろけど、「自分以外はすべて敵」という状態で、なおかつ毅然として自分自身の進むべき道を毅然として選択する姿というのは、ある種のステレオタイプであることは否定できないにしても、「少年」とか「少女」を主人公にした物語のあるべき姿なのではないか、とも思う。

酩酊亭亭主

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紙の本

私も「怪人二十面相」が好き

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投稿者:小笠原功雄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供の頃は明智小五郎に憧れた。しかし大人になると怪人二十面相に思い入れが募ってきた。
愚行、暴挙にしかみえないパフォーマンスが、矮小な己を省みて哀愁と共感と共に、一世一代のプロジェクトとして光り輝いて見えて来る。私の意識の中では、乱歩の原作よりも二十面相はヒーローのイメージが強化されている。
『アフタヌーン』誌で『茜画報』等を描いていた小原慎司の新作は乱歩のパスティーシュだ。しかも怪人二十面相がメインだ。先ずこれがうれしい。
少女、獣型怪人、サーカス、パノラマ等の乱歩ファンおなじみのテーマをちりばめつつも、まだまだ物語の世界設定は謎のままで、ストーリーも始まったばかりだ。
不幸のどん底から一人の英雄(ここでは二十面相)に救い出された少女の視点で描く冒険譚という設定自体は珍しくないように見える。だが読んでいくと感じるのが、この少女チコの二十面相に向けられる想いは、『少女の』だけではなく、私達自身の『怪人二十面相』というヒーローへの愛そのものでもあると思う。二十面相の手下達も同様だ。二十面相を慕う、温かい魅力的な連中に描かれている。しかし少女チコは早くも二十面相とも仲間達とも離れ離れになるようだ。その後は、「あの」探偵と出会うのか? 果たして探偵となるのか、女賊誕生となるのか、いずれにしてもお姫様が王子様を待つという展開は無いだろう。今後の展開への期待としては、乱歩が少年探偵シリーズに提示しながら放り出した?テーマ、ネコ娘、ネコ夫人、少女探偵、あるいは「悪魔人形」に見せた「女性」と、「少年」の冒険と孤高のヒーロー像とを併せ持つ存在として二代目いや「新」二十面相チコの大活躍を描いてほしい。

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紙の本

ギャグはなしです

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投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「私の仕事は世界中の豚から宝物を取り上げる事だ」

どこか紙芝居的だ。怪盗もので、大袈裟な時代設定。基
調は暗いが非日常のスリルがある。
前作「菫画報」の新聞部編と演劇部編のように同じキャ
ラで少し設定を変えた2パターンが同時収録してある。
なお、劇中出る“Per ardua ad astra”はカナダ空軍の言葉
らしい。そこから先がたどれないのだが。
(presented by 純粋呪文)

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