時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。 みんなのレビュー
- 田中 ほさな
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紙の本時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
2015/09/30 08:53
綱引きの真ん中で
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきすぎた環境保護のせいで破滅を迎える未来を変えるため、未来からやって来た時坂暦と一緒に暮すことになった空木宗也は、幼馴染の甲斐庄月音からの同棲疑惑を穏便に処理することに成功した。しかし、環境保護を推進する生徒会副会長の夢原逸花の登場で、再び宗也の周囲は騒がしくなる。
環境破壊をすることで未来を変えたい時坂暦にとっては、環境保護を推進する夢原逸花はまさに怨敵だ。加えて、時坂暦が執着する空木宗也にちょっかいを出してくるとあっては、心穏やかにはいられない。
時坂暦のやり過ぎな行動を和らげるために空木宗也が奮闘し、結局はボロを出してしまうという展開が続く。また今回は、母方の叔父の藤堂虎也が登場し、甲斐庄月音と共に、口先で丸め込まれて環境破壊に協力することになる。
もっとも環境破壊と言っても、人的物的被害を出すような破壊ではなく、Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:繰り返し使う)、Recycle(リサイクル:再資源化)を阻止するようなものであり、テロリズム的な要素は薄い。
結局、空木宗也を中心として、時坂暦と夢原逸花が綱引きをするというのが今回の主眼であり、その過程で生じる思春期的な誘惑を描いたりもするわけなのだが、それが成功しているかどうかは微妙な部分もある。それは、ヒロインたちに自覚的な行動が少ないからだろう。
最後に時坂暦が思い切った行動を取り、空木宗也に関する秘密が仄めかされる。次巻はどうやって盛り上げるのか、抜本的な見直しが必要なのかも知れない。
紙の本時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
2015/09/16 12:55
未来のための環境破壊!
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
親元から離れ伊間市で一人暮らしをする空木宗也は、ゴミの分別に気を配る高校生だ。幼なじみの甲斐庄月音が混在ゴミを出そうとしようものなら、たとえ遅刻しそうな朝の時間でも再分別をしてしまうほどの気合の入れようだ。
だがある日を境に、彼の出した分別ごみは逆分別され、ゴミを回収してもらえない様な状況になってしまう。その犯人を捕まえるため、ゴミステーションで張り込みをする空木宗也の前に現れたのは、転校生の時坂暦だった。
逃げ出す時坂暦を追いかけて飛び出した道路で自動車に轢かれそうになった空木宗也を助けたのは、分子間力制御という技術を操る暦だった。彼女は未来から来たエージェントだったのだ。
そんな彼女の役割は、環境保護時代の現代において環境破壊をすること!それが行き過ぎた環境保護の結果訪れた未来を救うことになると主張する。
空木宗也に正体がばれた時坂暦は即刻未来に帰還しようとするのだが、時間転位服を壊してしまい、新たな時間転位服を未来から送ってもらうためのお金を稼ぐために、環境破壊をすれば貯まるエコポジットを稼ぐことになる。
その手伝いを申しつけられたのは、当然、空木宗也だ。一人暮らしの彼の家に転がり込むことにした時坂暦であったが、田舎の口さがない近所のおばさんたちに怪しまれないため、隠密暮らしを強いられることになる。
しかし、人の口に戸は立てられず、壁に耳あり障子に目ありの田舎においてやはり秘密はばれてしまう時が来る。高校生の男女が同棲しているらしいという噂が甲斐庄月音の耳にも入り、空木宗也はピンチを迎えてしまうのだった。
環境破壊をするために何をすれば環境破壊になるのかを学んで行くというプロセスで、実はこんなことも環境破壊になるんだ!と気づく構成になっているのは、果たしてどちらの立場に立って作られているのだろう?
そして、普通の学生に見える空木宗也にも、何やら秘密があるらしい。それに気づいた様な生徒会の少女といい、田中保左奈「暗号名はBF」の様な秘密結社っぽい展開になるのかもしれない。
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