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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/04/14
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/376p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-210016-0

紙の本

実力も運のうち 能力主義は正義か?

著者 マイケル・サンデル (著),鬼澤 忍 (訳)

努力と才能で、人は誰でも成功できる−能力主義の夢は残酷な自己責任論と表裏一体であり、勝者と敗者の間に未曽有の分断をもたらしている。この難題に解決策はあるのか? ハーバード...

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実力も運のうち 能力主義は正義か?

税込 2,420 22pt

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商品説明

努力と才能で、人は誰でも成功できる−能力主義の夢は残酷な自己責任論と表裏一体であり、勝者と敗者の間に未曽有の分断をもたらしている。この難題に解決策はあるのか? ハーバード大学哲学教授が能力主義の闇を暴く。【「TRC MARC」の商品解説】

出自に関係なく、人は自らの努力と才能で成功できる――能力主義(メリトクラシー)の夢は残酷な自己責任論と表裏一体であり、「勝者」と「敗者」の間に未曾有の分断をもたらしている。この難題に解決策はあるのか? ハーバード大の超人気教授の新たなる主著【商品解説】

著者紹介

マイケル・サンデル

略歴
〈マイケル・サンデル〉1953年生まれ。オックスフォード大学にて博士号取得。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。コミュニタリアニズムの代表的論者。著書に「これからの「正義」の話をしよう」など。

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みんなのレビュー127件

みんなの評価4.0

評価内訳

電子書籍

教育と政治を中心に能力主義を考える

2021/09/22 10:18

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レノボ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代社会を考えるなら避けて通れない能力主義について、広い角度で論じた必読の一冊。
現代において成功するかどうかは、高等教育(実際には名門大学)を受けられるかにかかっていて、その競争は過酷で勝った者は自分の実力だと驕り、負けた者も自分の非を認めざるを得ず傷ついている。これが現代の能力主義だとの言説。主にアメリカの話をしているが、日本にも多分に当てはまると感じた。
政治家も能力主義社会を後押ししているとされ、大統領としての評価が高いバラク・オバマも例外では無いと批判する。
ロールズやハイエクを引き合いに出るが、どれも能力主義に歯止めをかけるには至っていないと論じる。
結論としては、労働の尊厳を取り戻すこと、共通善に基づく道徳的な議論が政治の場でなされるべきだとされる。
「共通善とは何ぞや」までの詳細はなく、それは読者や世の中で議論されるべき、というところか。

巻末の解説にある通り、能力主義と邦訳されているメリトクラシーは、功績主義の方が近いとのこと。

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紙の本

能力=功績万能主義が浸透してしまったアメリカへ喝を入れる

2021/08/15 11:01

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る

有力大学に子供を入れるためのコンサルタントというのがアメリカにはいる。彼らの仕事はその大学好みの功績(メリット)を作り上げる手助けをし、高額の対価を受け取るということで、すれだけでも眉を潜める話であるものの、SATのスコアもお金で買えるという点にまで迫ることで全米激怒という話からこの本は始まる。では、功績というのはアメリカ社会において、どれくらい重要か。アメリカ社会においてはほとんどすべてである。特にオバマ政権のときにこの傾向が強くなり、オバマやヒラリークリントンの発言の中でいかに賢さ(スマート)という単語が使用されているかを説明する。このメリトクラシーが浸透した結果、何が起きたかというと、金融機関の役員に対する処分の甘さに代表されるエリート層の傲慢とそれ以外の層の絶望という国民の分断であり、トランプ政権の誕生である。さらに興味深いのは、メリトクラシーの上位にいる有力大学の学生も常に競争せざるを得ないことから(これにはとんでもない授業料を奨学金で受け取るためにある程度の成績を残さないといけない面もあるかもしれないが)、自己肯定感が低く、とても幸福そうには見えないという点。これらに対する処方箋として、一定の学力以上の学生はくじ引きで入学させる、親からの寄付は入学に影響させない等が提案されており、この講義をハーバードでやることには意義があると思う。日本人から見ると、アメリカ社会を垣間見るくらいの影響かな。

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紙の本

どんな時も、感謝の気持ちを忘れずに

2021/08/18 15:50

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱんださん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここ数年のアメリカ政治の動き(トランプ政権の誕生)と社会問題(薬物依存による自死)を考える上で、ご自身が教えているアメリカトップの大学に通う「エリート学生」から感じたなどから論じた本かと思います。
閉ざされた家庭環境、経済的に限られた人しか通えない学校で、子供の時からあまりに過酷な受験戦争にさらされて育った人たちが、自分たちの成功は努力と勤勉の成果であり、そうではない他者に対して思いやりや感謝の気持ちを全くもてなくなっていることに原因があるのではないか?ということです。
「自己責任」「努力しないのは本人の責任」という言動は、日本でもここ20年ほどの間、嫌なくらい目に付きました。そして犯罪も増えました。
少し、考え直す時期がきているのではないか?

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紙の本

メリットクラシー

2021/10/24 08:52

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この2,30年の米国大統領の演説を注意深く分析し、論点を展開させているので米国の大まかな歴史の意味も知る上で参考になる。
 本田由紀氏の解説で本書のポイントがつかめるが、この解説の中で、meritocracyの訳語、「能力主義」について注を加えている。
 英語の世界ではmeritocracyは実際には「功績主義」という意味で用いられている。日本語では「能力主義」と読み替えられて通用してしまっている。「功績主義」が顕在化し、照明された結果であるのに対し「能力」は人間の中にあって「功績」を生み出す原因とみなされている。この両者が混同され、「能力」という一つの言葉があらゆる場所で説明や表現に用いられているのが、日本社会なのである。その意味で日本は「メリット専制」というより「能力専制」と言える状況にある。
 能力主義というと難関有名大学卒がそれを証明するのかもしれないが、非難関有名大学卒にはそれで勝負あった感がある。一方で、成果主義が企業に普及していった時期があったが、成績の評価基準があいまいで、周りは皆ライバルという殺伐とした職場が想像されるなど、これも印象は良くない。
 メリットmeritを英和辞書で調べると、長所、功績、手柄はあるが能力という用語はみえず、meritocracyはエリート支配とか実力主義社会とかである。
 いずれにしろ、今一度、教育の意義、労働の尊厳などについて深い考慮がなされるべきであろう。

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紙の本

アメリカで起こっていることはいつか日本でも…

2024/01/13 19:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る

能力主義、功績主義。
頑張った人はそれに見合う報酬を得るのは当たり前という考え方がある。
ならば、有名な大学に入り、金融機関やシンクタンクなどで働き、高額の収入を得るのがいいということで、そうした大学に入るための手段をどうするか問題が、特に富裕層など自分の社会的地位を継がせたい人たちに発生する。
子供の進学のために莫大な金銭を投入して大学に入学させる。
確かに、その過程で子供自身は努力しているのだろうが、そうした金銭的余裕のない家庭では、子供の教育より日々の生活が大事になる。
大学進学に向けた様々な活動もできなければ、相当本人が努力しなければ進学は困難だ。
あるいは、大学進学を希望しないこともあろうが、その選択が収入面で言うとあまり上昇が望めない仕事に就くことになる。
もちろん、収入の額だけが仕事に就く意味や価値ではないが、生活をしていくうえで、収入は重要な要素ではある。
結局のところ、金銭に恵まれた人が多く大学に進学している現状は、裕福な人のみ裕福な次世代を継いでいくことが可能とも言える状況である。
これが果たして本当の意味での能力主義と言えるのかという問題を論じる本。

日本でも同じような状況はあると言える。
ちょうど今日、私立中学の入試だ。
とある塾の出身者がとある超有名校の半数以上を占めている。
6年後彼らのほとんどが東大、京大に進学していく。
そして数年から数十年後日本の未来を担っていくのだなと毎年この季節に感じている。
そういう塾に通学させることができて、中学の学費+塾代等を払うことができて…というのがもうすごいなと思う。
親の思いはともかくこどもたちがそういう自分を当たり前と思っているのであれば怖いなと思う。
そういうのはものすごく少数派なのに、自分の通る道が当たり前と思っていると、将来ほとんどの自分と違う道を通ってきた人たちのことが理解できないのではないか。
まさに、「あなたがそういう現状になってるのって努力が足りなかったからでしょ」と言いそう。
そうじゃない。
家庭環境や何を大事と思うかという考え方の違いなどで違う道を通っている人がいる。
望んでそうしている人もいれば、親などからの援助が受けられない人もいる。
そういう人たちに思いを馳せて、自分が通ってきた道は必ずしも自分だけの努力で得たものではなく、ただ幸運な環境に生まれてきて、与えられた資源を使わせてもらいながら自分もそこそこの努力をして得たものなのだと考えることができるだろうか。
そうしたら、自分の持つ知識を、そういう支援が得られない人たちのために役立てるという方向に向くのでは…と期待したい。

あと一つ。
日本とアメリカでは、私立大学と国公立大学のあり方が違うかもしれないことは分かりつつ、
私立の学校には「建学の精神」というものがあるので、出身者の子弟に一定の入学枠があることやスポーツ等の実績がある学生を優先的に入学させること自体は、私はアリだと考えている。
ただし、その精神を保つためにも、ひとたび入学したなら、その学校の卒業生として恥ずかしくないレベルの勉強はさせるべきだ。
曲がりなりにも最高学府の大学たるもの、OB枠やスポーツ推薦やから勉強はせんでもいいとか、そういうふざけたことは許さないという姿勢は保ってほしい。
真っ当なOBからしたら、ahoな後輩は恥ずかしいだけやからな。

サンデル教授の本はわりと読みやすいイメージがあったが、この本はやや読みづらく、10日ほどかかってしまった。

読むべき人はまさに「持ってる」人だ。
それも自分の努力で今の立ち位置を得たと思っている人。

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紙の本

泥池の蓮の葉に鎮座するだけではいけない?

2022/02/07 11:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あごおやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大ベストセラーとなった「これからの正義の話をしよう」の第6章を掘り下げたような内容でしょうか。「アメリカンドリーム」の名の下に能力主義が肯定的に捉えられることに警鐘を鳴らしますが、もちろん、能力主義の弊害はアメリカだけにはとどまりません。
第2章で、能力主義の淵源がプロテスタンティズムにあるとし、マックス・ヴェーバーの「プロ倫」的な考察がなされます。また、第5章では、ハイエクに代表される「自由主義リベラリズム」と、ロールズに代表される「平等主義リベラリズム」が、能力主義的な傾向を共有している、と指摘し、この問題の根深さを浮き彫りにします。
解決策として、大学入試制度の改善、労働に対する尊厳の回復などが挙げられ、コミュニタリアンのサンデルは、当然、共通善を目指し、貢献的正義や共同体意識の醸成を図る必要性を訴えます。
機会の自由が保障された下で勝ち取られた出世は享受するに値する、という「出世のレトリック」は、結局、利己的な側面が否めない、ということでしょうか。いわば、泥池の中から、たとえ自分の努力で蓮の葉の上に這い上がったとしても、それを誇るだけでは駄目で、「泥池そのもの」の浄化まで考えるべきである、という問題提起があると思います。

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2021/07/03 11:46

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2021/06/14 11:40

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2021/05/13 10:17

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2021/04/30 18:12

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2021/04/23 16:25

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2021/04/23 23:42

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2022/02/17 07:13

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2021/04/27 12:56

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2022/06/08 18:55

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