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- カテゴリ:高校生 一般
- 発売日:2019/04/19
- 出版社: 創元社
- サイズ:19cm/345p
- 利用対象:高校生 一般
- ISBN:978-4-422-30058-0
読割 50
紙の本
9条入門 (「戦後再発見」双書)
著者 加藤典洋 (著)
戦後日本の象徴として、多くの日本人から熱烈に支持されてきた憲法9条。多くの異説や混乱が存在するなか、あらゆる政治的立場から離れ、憲法9条の「出生の秘密」から「昭和天皇」「...
9条入門 (「戦後再発見」双書)
9条入門
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商品説明
戦後日本の象徴として、多くの日本人から熱烈に支持されてきた憲法9条。多くの異説や混乱が存在するなか、あらゆる政治的立場から離れ、憲法9条の「出生の秘密」から「昭和天皇」「日米安保」との相克までを描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
戦後日本の象徴として、多くの日本人から熱烈に支持されてきた憲法9条。だがそれを支持するリベラル派も、批判する右派も、自分に都合の悪い歴史にはずっと目をつぶり続けてきた。
多くの異説や混乱が存在するなか、あらゆる政治的立場を離れ、ただ事実だけを見据えて描き出した、憲法9条の誕生と、「マッカーサー」「昭和天皇」「日米安保」との相克をめぐる成立初期の物語。30年来の構想を書ききった著者渾身の一作。【商品解説】
目次
- False
著者紹介
加藤典洋
- 略歴
- 〈加藤典洋〉1948年山形県生まれ。早稲田大学名誉教授。文芸評論家。著書に「アメリカの影」「敗戦後論」など。
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紙の本
何もなかった場所に立ちかえること
2020/07/28 15:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはまさに「入門書」であり、この書を読む人のほとんどだれもが、自分は憲法9条について入門すらしていなかったと自覚するだろう。現憲法成立過程の紆余曲折が、克明に記されている。戦後日本の政権がアメリカに追従することを基本としており、日本の政治を支配する階層の人々が、アメリカに従属するという態度に徹することで、日本社会における自らの地位を維持し続けているという現在までの現象の原因を、その始まりから解き明かすことにもなっている。カギを握っていたのはマッカーサー、昭和天皇、ダレスという人たちであり、政治家をはじめ敗戦後の日本の独立を確保しようとした他の日本人の影は、結果的に薄い。平和条約締結時の日本の交渉は失態に終わり、現在に至る。ひとまずのあとがきに著者は、「八月十五日の「廃墟」という、”何もなかった場所”にまで立ちかえり、「新しい日本の建設」について考えようとした試みだった」と述べている。そこに戻らない限り、混乱は続く。
紙の本
憲法9条を巡る戦後から日米安保条約締結までの歴史
2020/09/05 13:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の中には、憲法9条を巡る戦後から日米安保条約締結までの歴史が描かれている。その前段としての、戦中の思想界の出来事もまず描かれている。大変興味深いものがあった。ただ、この人の書くものには、全面的には同意できないなにかがある。同意というより感覚的に相容れないようなものかもしれない。物事を少し後ろからシニカルに見ている傍観者的なもののような気がする。はっきりとどこがということもないのだが、何か引っかかりを感じる。
紙の本
本人の手によらない文章が多い筈
2019/08/05 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坪井野球 - この投稿者のレビュー一覧を見る
次の一文が、加藤典洋本人の”文章”なのか、非常に疑わしい。
「[歴史を一旦非専門家の目で振り返ると]その結果、無限の混乱が整理され、多くの謎が解けます。」
敗戦後論の主旨→平和憲法の選びなおし。+法の感覚の取り戻し。
この本の主旨→平和憲法の経緯、基盤はあやしい。
高得点のレビューをつけているなかに、今までの読者はいないだろう。
とてつもない違和感を抱くはずだから。
見出しのセンスは、従来の著者には全くなかったもので、とても驚く。
たとえば、9条云々と、マッカーサーのスキャンダルは全く関係ないだろう。
むしろ、この本自体がスキャンダラスと考える。
帯の売り文句に”この一冊で、すべての憲法議論は終わる”とあるが、
読めば判るように、とりあえずのあとがきが最後に置かれている。
これが決定版とは、本文には書いていないし、その論調もない。