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商品説明
札幌を拠点に活動した画家・森ヒロコの作品集。銅版画については可能な限り全作品を集め、制作順に収録。ドローイング、紀行文、『北海道新聞』に掲載されたカットなども掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
森 ヒロコ
- 略歴
- 〈森ヒロコ〉1942〜2017年。東京女子美術短期大学卒業。銅板画家。森ヒロコ銅板画教室を開く。森ヒロコ・スタシス美術館を開館。
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紙の本
絵を見るたびに胸が締め付けられるような感覚になる画家だ。
2018/09/23 07:59
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
森ヒロコさんが昨年亡くなったと、つい先日知った。
私が森さんの作品に出会ったのは、寺山修司編の新書館からシリーズで出版されていた詩集の挿絵であった。画集を開くと最初に「6月の涙」というタイトルで紹介されている。目の部分が空洞なのか、黒く深い穴のように表現されている。当時、多感な時期であった私は、一気にこの絵に魅了された。その後、森ヒロコの個展を札幌にあったNDA画廊に見に行った。どの作品も、寂寥感に包まれた、イノセントな者が描かれているように感じた。印刷ではない原画の銅版画の線の繊細な表現に圧倒されたことを覚えている。いつか、森ヒロコが小樽に作った美術館を訪れたいと思っていたが、今は休館しているという。
この画集はレゾネとして制作されている。森ヒロコが日本の美術界でどのような位置にいるのかわからないが、私にとっては、絵を見るたびに胸が締め付けられるような感覚になる画家だ。