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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/18
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/427p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391017-8
紙の本
世にも危険な医療の世界史
著者 リディア・ケイン (著),ネイト・ピーダーセン (著),福井 久美子 (訳)
梅毒患者は水銀風呂に入れ! 泣き止まない子どもにはアヘンを! 瀉血、ロボトミー、食人、ストリキニーネなど、科学を知らない人類が試みた、ぞっとする医療や、詐欺まがいのインチ...
世にも危険な医療の世界史
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商品説明
梅毒患者は水銀風呂に入れ! 泣き止まない子どもにはアヘンを! 瀉血、ロボトミー、食人、ストリキニーネなど、科学を知らない人類が試みた、ぞっとする医療や、詐欺まがいのインチキ療法の数々を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
◆先生、本当にこれで治るんですか?◆
生まれる時代が違ったら、あなたも受けていたかもしれない――。
科学を知らない人類が試みた、ぞっとする医療の数々!
・リンカーン……水銀入りの頭痛薬を服用、重金属中毒になって症状はさらに悪化
・ダーウィン……強壮剤としてヒ素を飲み続け、肌が浅黒くなるもやめられない
・ヒトラー……猛毒ストリキニーネでできた整腸剤を9年間服用し、危うく致死量に
・エジソン……コカイン入りワインを愛し、ハイになりながら徹夜で実験を重ねる
・モーツァルト……体調不良の最中2リットルもの血を抜かれ意識喪失、翌日死亡
・ルイ14世……生涯に2000回も浣腸を行ない、フランスに浣腸ブームをもたらす
現代医療を生み出した試行錯誤、その〝危険な〟全歴史!
【目次】
■第一部 元素
第1章 水銀――始皇帝に愛された秘薬
第2章 アンチモン――嘔吐で強制デトックス
第3章 ヒ素――パンにつけて召し上がれ
第4章 金――輝かしい性病治療
第5章 ラジウムとラドン――健康〝被曝〟飲料ブーム
トンデモ医療1 女性の健康編
■第二部 植物と土
第6章 アヘン――子どもの夜泣きはこれで解決
第7章 ストリキニーネ――ヒトラーの常備薬
第8章 タバコ――吸ってはならない浣腸パイプ
第9章 コカイン――欧州を席巻したエナジードリンク
第10章 アルコール――妊婦の静脈にブランデーを注射
第11章 土――死刑囚が挑んだ土食実験
トンデモ医療2 解毒剤編
■第三部 器具
第12章 瀉血――モーツァルトは2リットル抜かれた
第13章 ロボトミー――史上最悪のノーベル賞
第14章 焼灼法――皮膚を強火であぶる医師
第15章 浣腸――エジプト王に仕えた「肛門の守り人」
第16章 水治療法――それは拷問か、矯正か
第17章 外科手術――1度の手術で3人殺した名医
第18章 麻酔――一か八か吸ってみた
トンデモ医療3 男性の健康編
■第四部 動物
第19章 ヒル――300本の歯で臓器をガブリ
第20章 食人――剣闘士の生レバー
第21章 動物の身体――ヤギの睾丸を移植した男たち
第22章 セックス――18キロの医療用バイブレーター
第23章 断食――飢餓ハイツへようこそ
トンデモ医療4 ダイエット編
■第五部 神秘的な力
第24章 電気――内臓を刺激する感電風呂
第25章 動物磁気――詐欺医師が放ったハンドパワー
第26章 光――光線セラピーで何が起きるか?
第27章 ラジオニクス――個人情報ダダ漏れの〝体内周波数〟
第28章 ローヤルタッチ――ルイ9世の白骨化した腕<【商品解説】
著者紹介
リディア・ケイン
- 略歴
- 〈リディア・ケイン〉内科医。小説家。
〈ネイト・ピーダーセン〉フリージャーナリスト。司書。歴史家。
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紙の本
「患者が死亡して熱が下がった」
2020/08/31 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題てんこ盛りの、とても危険で非常におもしろい本でした。
足つぼマッサージは、痛いと効くような気がします。この本に登場する事例には全く及びませんが、むかし風邪をひくと喉にネギを巻いたりしたのは何だったのか? 最新の医療といっても後になれば「何故あんな治療をして平気だったのか」という事案もありえると思いました。
電子書籍
現代の医療も未来から見れば
2021/02/15 17:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の頃のトンデモ医療のお話は文字通りトンデモ医療で笑ってしまうものが多く、この分厚い本はこのようなトリビアで埋め尽くされているのかと少しげんなりした。しかし読み進めてゆくうちに笑えなくなってしまった。現代のサプリやXX療法も根拠が怪しいものが大変多いことを再認識させられた。例えば膝の軟骨が擦り減ったから動物や魚の軟骨を食べると効き目がある..などなど。さらに恐怖を感じたのは次の事実である。
私が子供だった半世紀前、扁桃腺をよく腫らす子供は扁桃腺摘出手術を受けさせられた。そのような子が友達の中でも多かった。しかし現在このような手術は滅多に行われない。
とすると、進歩したと信じられている現代の医療の中にも未来から見ればトンデモ医療が含まれているのだろうな。
紙の本
昔の人を笑えるか。
2019/09/23 12:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水銀やヒ素の誤った信仰と使用法は聞いたことがあるが、結構詳しく書かれ、その犠牲になった歴史上の人物名が出てくる。
十九世紀以降の、科学の発展と共にまた、疑似科学、トンデモともいうべき医学モドキの種類も各種あり、現代まで続いてる種類があるのは驚きだ。ダイエットやスピリチュアル関係は現代人は過去を笑えない。
手洗いをしない医者が外科処置をしないだけでも現代は有難いのか。
紙の本
こんな医療が
2022/09/18 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に実際に行われていたとは驚きです……。それも、ルイ14世とかヒットラーとか、ダーウィンとか……誰でも聞いたことのある歴史上有名人がこんな治療を……。もしかしたら、今の治療も、千年あとには、このように言われるのかも?
紙の本
笑うに笑えない。
2020/01/28 19:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
しれっとケロッグが加わってるあたり、思想があって商品ができたのかなー、などと思ってみたり。
最後になればなるほど、近現代になっても生きているトンデモ医療の系譜という感じでかなり怖い物があった。
ダイエット、浣腸、下剤、動物磁気あたりは今もしょっちゅうブームに出てくるものだからこそ、気をつけなきゃならんなー……。
紙の本
医療の世界史
2019/05/31 02:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう本を読むと、何百年か後にはいまの最新医療も「何じゃありゃ」になっているんだろうなあと思います。トリビア的で面白かった。
紙の本
医療
2019/09/17 19:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
今では考えられないような医療行為ばっかりでした。昔は信じてやっていたんでしょうが、この積み重ねで今があるのか。