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紙の本
慶應本科と折口信夫 (文春文庫 いとま申して)
著者 北村薫 (著)
いよいよ父は、慶應本科へと進む。教壇に日本文学史上の巨大人物、西脇順三郎と父の終生の師折口信夫が登場する−。遺された日記を手がかりに綴る、文化薫る著者の父の評伝風小説。【...
慶應本科と折口信夫 (文春文庫 いとま申して)
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商品説明
いよいよ父は、慶應本科へと進む。教壇に日本文学史上の巨大人物、西脇順三郎と父の終生の師折口信夫が登場する−。遺された日記を手がかりに綴る、文化薫る著者の父の評伝風小説。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和5年。慶應本科に進んだ著者の父は、人生に大きな影響を与える知の巨人——折口信夫と西脇順三郎の謦咳に接し、青春を謳歌する。【本の内容】
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うらやましすぎる、昭和初期の慶応義塾大学キャンパスライフ
2020/05/24 23:01
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、北村薫の父が残した日記によるノンフェクション。北村薫の小説ファンとしては、最初「なんだ、小説じゃあないのかぁ…」という気分で読み始め、しかし、登場人物が、すごすぎて、もう私にとってはフィクションと同じです。
慶応大学のキャンパスには、図書館の奥の全集の世界でしか知らなかった作家たちが、教壇に立ち、生き生きと講義をする様子が描かれていた。たとえば、英文学者の西脇順三郎や、折口信夫…。ああ、いいなぁ、昭和初期の慶応大生、でも男子しか入学できなかったんだよなぁ。とか思いつつ、それでも満足して本を閉じる。