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商品説明
最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス。おやつに金平糖はいかが? 小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ短編小説7篇を収録。『オール讀物』掲載を文庫化。【「TRC MARC」の商品解説】
「料理」をめぐる極上の7つの物語
うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、
カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
おやつに金平糖はいかがですか?
物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事の
ない世界が広がります。
小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
とびきり美味しいアンソロジー。
【本書登場の逸品たち】
塩むすびと冷たい緑茶
ハルピンのイチゴ水
全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチ
きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁
生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー
食堂のカレーライスと福神漬
星屑のような白い金平糖【商品解説】
塩むすびに緑茶、鮨にワイン……あなたはどんな味が好きですか? 「料理」をテーマに物語の名手たちが紡いだ極上の短編小説七篇。【本の内容】
収録作品一覧
エルゴと不倫鮨 | 柚木麻子 著 | 7−33 |
---|---|---|
夏も近づく | 伊吹有喜 著 | 35−77 |
好好軒の犬 | 井上荒野 著 | 79−100 |
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電子書籍
どの作品も面白い!
2021/12/30 23:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たにぐち - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの作品も面白かったです。「注文の多い料理小説」という感じだったのは柚木さんの作品だけで、ほかの作品は料理を軸にした作品でした。
紙の本
どの小説もハズレなし。楽しめました。
2021/06/23 16:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
柚木さんの小説目当てで購入したのですが、それ以外の作家さんの小説も全て面白くてハズレなしでした。
柚木さんの小説は「女ひとり寿司」と同じ「寿司は男に連れていってもらうもの?」が根底にありましたが、最後のどんでん返しですっきり爽快な読後感。
それ以外の作家さんの作品は初見でしたがいずれも面白く、お気に入りになりそうです。老眼が酷くなり昔ほど読書に集中できないので、積ん読が増えつつある中、新たなお気に入りが見つかるのは、うれしい悲鳴です。
紙の本
美味しくてちょっぴりほろ苦い
2023/07/20 06:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
柴田よしきさんの「どっしりふわふわ」、甘いソフトパンと噛みごたえのあるハードパンとのコントラストが絶妙。井上荒野さん「好好軒の犬」、出前ラーメンに込めた父親への想いが切なかったです。
電子書籍
空腹時注意
2022/09/20 15:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
当代人気作家の料理小説集。
初出は文藝春秋社のオール讀物とあって、いずれも短編がうまい作家ばかり。
初めて読む作家さんもいて、アンソロジーの醍醐味だと思った。
一番気に入ったのは、「夏も近づく 伊吹有喜」初めて読む作家さんですが、細かな描写が嫌みなく、それでいて印象的な物語となっていました。「エルゴと不倫鮨 柚木麻子」は、食を語らせると最近すごみのある描写の柚木さんの本領発揮という感じで、食の知識はもとより、「女子」の心理描写はいつもながらうまい。「どっしりふわふわ 柴田よしき」は、最後にあっと驚く仕掛けがあり、それを知って読み直すのもまた味わいがあるかもしれません。
いずれにしても、料理小説流行ですが、テイストの違う作品を読めたのはよかったです。
電子書籍
自分の中での上位
2020/08/14 20:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番恐怖を感じたのは「エルゴと不倫鮨」
一番涙腺緩んだのは「夏も近づく」
一番意表をつかれたのは「どっしりふわふわ」
この3作品は印象深く、かつ考えさせられる。
電子書籍
旬な作家のフルコース
2020/05/24 07:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像力だけではなく食欲も擽られる短編ばかりです。「夏も近づく」に出てくる、採れたての筍が特に美味しそうでした。
紙の本
おなかが減る
2023/10/29 08:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1番面白かったのが「夏も近づく」。田舎の親戚の家に泊まりに行くというのはあるあるだが、だからこそ、田舎ならではの食の豊かさが強調されている。やはり食とは偉大なものだと実感。
紙の本
普通かな
2021/12/21 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
特別良いと思う作品があるわけでもなく。
伊吹さんの作品は、良い話のように見えて、
案外常識を逸脱してる内容だったりするんだよね。
紙の本
美味しい小説はいかが
2021/08/07 16:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性作家7人の料理を織り込んだ短編集。作品の中にでてくる料理・お菓子は読んでて目に浮かぶ美味しそうな料理。この料理を食べたり作ったりしている人達の背景がいろいろとあり味がある。個人的には、「夏も近づく」「色にいでにけり」が好み。最後の「どっしりふわふわ」は驚きの味かも。食べた後はやっぱり幸せになりたい。