ヤンキーＪＫクズハナちゃん ７ （少年チャンピオン・コミックス）

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

…体育祭翌日放課後の突発的告白イベント?否物理的抱擁力が強過ぎて告白未遂で終了顛末、
と、トップスがキツ過ぎた結果…なもう1つの告白未遂…そして、
まだ11月になったばかりだが優菜がチーム早乙女でのクリスマス忘年会を企画し、
穂高に想いを寄せる女子達には、決戦は2ヶ月後…
な個別に秘めた想いがありつつも、そこまでの準備期間中にも、
穂高との距離を少しでも縮めようと、色々と交流があったり、過去トラウマから、
恋愛に臆病になっている虎寺碧の初恋を井達桜子が後押ししたり…
そんな中、クリスマス忘年会の会場探しが難航し、
華子が実家の総合格闘技道場の今は使ってない旧道場を会場に使えるかも、
と提案したところから…
妹ではなく華子の母だった道場の館長九頭竜維里愛との初対面騒動…
そして、道場使用許可の条件として維里愛館長が提示したのは…
で、その条件をクリアし道場使用許可が得られるのか…
…という、晩秋初冬時期の、
チーム早乙女の面々のRoad to クリスマス忘年会
…な日々の光景が色々と描かれた第7巻(第52話～第60話)。

別視点ではこの第7巻は、舞衣の強力ベアハッグに始まり、
華子の強烈ハイキックで、次巻に続く、という感じでもあったけど、
この巻終盤の、
あのハイキック一閃一撃一本勝ち、の見開きページでの描写は、
カッコよかったな、と印象に残ったり。
…で、ソコに更に、道場の門下生男視点での幼少時からの華子の回想描写、
からの門下生男の煩悩妄想嫉妬オチも付けて、
シリアス格闘技路線じゃなくあくまで作品の本分はラブコメ路線である、
と枠を逸脱し過ぎないバランス感覚も絶妙だな、と感心したり。

他にも、第54話:「好き」の形…の終盤の展開、
映画を観終わって、華子達を待っている穂高に、
中学時代の同級生男子達が声をかけ内心馬鹿にしつつ弄ろうとしてきたところに、
華子と花澄が戻って来て、更に花澄が事前に連絡し呼んでいた優菜、円佳、舞衣も到着し、
傍目には、5人のヒロイン女子達に囲まれ幸せハーレム状態な穂高と、
形勢逆転…みたいな描写も、
スカッとする感じで、よかったな、と…でも、
この鈍感系ラブコメ主人公な早乙女穂高は、彼女達から本気で想われているとは、
全く考えていない、一瞬頭を過ぎっては、自惚れるな勘違いするな、と自戒し否定する…
という相変わらずな様子だけれど、
今後、次巻以降で、クリスマス忘年会、年末年始、バレンタイン…と、
色々と交流展開が予想される中で、
穂高と彼女達との色恋模様が、どう変化していくのか、もう暫く見守り続けたいな、
という感じで、次巻での続き展開も待ち遠しく思えているんで、
今回も買って読んでよかったな、と満足しています。