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紙の本
学校の役割ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
著者 中澤 渉 (著)
教員の多忙化、学校に寄せる役割期待の過剰…。学校の直面する様々な困難を社会学的な視点から分析。その背景にある学校組織の特徴や社会との絡み合いに迫り、学校は何のためにあるの...
学校の役割ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
学校の役割ってなんだろう
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商品説明
教員の多忙化、学校に寄せる役割期待の過剰…。学校の直面する様々な困難を社会学的な視点から分析。その背景にある学校組織の特徴や社会との絡み合いに迫り、学校は何のためにあるのかを問いなおす。【「TRC MARC」の商品解説】
忙しすぎる教員、授業への不満、役に立つ教育の要望。学校の様々な課題の背景を理解するために、あらためて学校はなぜあるのか、そして社会との関係を問いなおす。【商品解説】
忙しすぎる教員、授業への不満、役に立つ教育の要望。学校の様々な課題を理解するために、「学校はなぜあるのか」を問いなおす。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第一章 忙しすぎる教員と役割が多すぎる学校
- パンデミックと学校の閉鎖/教員はどんな仕事をしているのか/教員の超勤四項目/教員の労働時間/教員の休職/バーンアウト(燃え尽き症候群)/職員室の光景/教員の時間外労働と報酬/教員免許の取得と採用試験/教員免許の開放制/教職課程コアカリキュラムと課程認定の厳格化/教員免許更新制/どんな人が教員になろうとするのか/学校とは何か/一条校に含まれない「学校」/学校の組織的特徴
- 第二章 学校はいかにして制度となったのか
- 近代化と学校制度/コメニウスと一斉授業というアイディア/相互教授法/産業革命における工場とモニトリアル・システムの類似性/一斉教授法と国家の結合/経験知からの隔絶/産業化と効率性や合理性の追求/官僚制組織の形成/業績主義化と教育/官僚制組織の運営/心情(信条)倫理と責任倫理/官僚制組織と学校との関係
- 第三章 学校組織は矛盾がつきもの
- 官僚制の逆機能/一望監視システム(パノプティコン)/パノプティコン原理と全制的施設/学校に見られる官僚制組織としての特徴/パフォーマンスを上げる官僚制組織/ストリート・レベルの官僚制/学校と理念型的官僚制組織とのズレ/タイトな統制・ルースな統制/組織間の緩やかな連結/学校における専門職の役割分化/役割分化や教員増は多忙化を解決するか/教員の協働/立場により異なる合理性の意味/現場の実践をどう支えるか
- 第四章 なぜ「学校教育は役に立つか」が議論になるのか
- 学校の経済的機能を捉えなおす/経済面に限定されない学校の社会的機能/投資としての教育/教育の逆進性/教育と経済の結びつきは自明か/機能主義と収益率/人的資本論への疑問と実証の難しさ/シグナリング/国民国家と学校/教育拡大の理論/教育システムの存在根拠
- 第五章 社会と学校は影響しあう
著者紹介
中澤 渉
- 略歴
- 〈中澤渉〉1973年埼玉県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。立教大学社会学部教授。「なぜ日本の公教育費は少ないのか」でサントリー学芸賞受賞。
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「学校の基礎の基礎」をスマートに解説
2021/10/16 22:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそも学校ってなんなの?という「学校の基礎の基礎」から、懇切丁寧に説明した1冊です。
さながら、大学の教育学部に入学後、最初の最初に学ぶ講義のテキストみたいな内容です。私情は最低限に抑え、極めて学問的に学校について文章で示した、実にスマートな仕上がりだったことに、読んでいて感心しました。
紙幅は300頁弱なので、少々分厚い新書になっています。
電子書籍
学校の役割を変えていくために
2022/06/19 21:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校のこれまでの文脈の既知と未知が記述してあり、個人的に楽しめました。一人ひとりが学び方を体得していく方向性は間違ってはいないのだろうなと励まされました。