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商品説明
81年にわたる生涯を祖父・利休の侘び茶復興に費やした千家三代・元伯宗旦。
その生涯は決して順風満帆ではなかった。
「宗旦の筆舌に尽くしがたい努力抜きにして、今日のような茶道文化の姿はありえないといっても過言ではない」(本文より)
本書では、度重なる苦悩をのりこえて、侘び茶を復興し三千家確立への礎を築くまでの長い道のり、そして宗旦が到達した侘びの境涯を、利休や父・少庵との逸話、4人の息子たちとのやり取り、そして公家・大名茶人・町衆らとの交流などを通して描き出す。【商品解説】
目次
- 第一章 祖父・利休への想い
- 一 宗旦のすぐれた利休理解(1)
- 二 弟子たちに伝えられた利休の逸話(2)
- 三 堺の茶の湯と「文化の下克上」
- 四 少庵の逸話と伝承から
- 第二章 少庵と宗旦の千家復興への日々
- 一 少庵屋敷から千家屋敷へ
- 二 高山右近の少庵訪問
- 三 宗旦の病
著者紹介
生形 貴重
- 略歴
- 千里金蘭大学名誉教授、放送大学京都学習センター客員教授、不審菴文庫運営委員、表千家同門会大阪支部常任幹事。
1949年、大阪の茶家・生形朝宗庵に生まれる。同支社大学大学院文学研究科国文学専攻(修士課程)修了。専門は中世日本文学、茶道文化論。
1986年『平家物語』研究で第12回日本古典文学会賞共同受賞。2002年『利休の逸話と徒然草』の功績で第12回茶道文化学術奨励賞を受賞、2017年『利休の生涯と伊達政宗』の功績で茶道文化学術賞を受賞。
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