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紙の本
ハワイ日系人の歴史的変遷 アメリカから蘇る「英雄」後藤濶
著者 堀 江里香 (著)
異なる人種や文化的背景を持つ人びとが共存する「社会」を、かれらはどのように生きてきたのか。ハワイや米国本土の日系人の歩みを辿りながら、多文化共生の問題について過去と現代を...
ハワイ日系人の歴史的変遷 アメリカから蘇る「英雄」後藤濶
ハワイ日系人の歴史的変遷
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商品説明
異なる人種や文化的背景を持つ人びとが共存する「社会」を、かれらはどのように生きてきたのか。ハワイや米国本土の日系人の歩みを辿りながら、多文化共生の問題について過去と現代を接合し、今日的な意味を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
「英雄」として掘り起こされた日本人移民、後藤濶。異なる人種や文化的背景を持つ人々が共存する社会をかれらはどのように生きてきたのか。
本書は、ハワイやアメリカ本土の日系人の歩みを辿りながら、グローバル化が進む現代において重要になっている多文化共生の問題について過去と現在を接合し、今日的な意味を探るものである。リンチという暴力の過去が、いかに読み替えられてきたのか――ハワイに渡った後藤濶がアメリカ出身の白人たちによりリンチの犠牲となった事件(1889年)の歴史・記憶・表象を、現地で「発掘」した様々な史料や、100名余の関係者に対して実施したインタビューも用いて検証。そこには、太平洋の楽園というイメージの背後に潜む、ハワイの植民地化という激動の歴史、多文化社会に生きた人々の衝突と融和の歴史が浮かび上がる。
先住民と各国からの移民とその子孫たちにより形成された多文化社会ハワイとアメリカ本土におけるアジア系の位置付けや人種的マイノリティの連帯、環太平洋の人々の移動、文化史の一端を紐解く。【商品解説】
目次
- 序章 なぜ、ある日本人移民が近年注目されているのか
- 1 ハワイ州ホノカアのカツ・ゴトウ記念碑
- 2 ハワイ日系人史
- 3 本書の特徴
- 4 本書の構成
- 第Ⅰ部 後藤濶の足跡
- 第一章 一九世紀末に遡る
- 1 ハワイ渡航前の後藤濶−神奈川県大磯と横浜
- 2 後藤濶のハワイ王国移住
- 3 アメリカ人ロバート・オバランドのハワイ王国移住
著者紹介
堀 江里香
- 略歴
- 〈堀江里香〉名古屋大学国際言語文化研究科博士号(学術)取得。同大学、名古屋外国語大学で講師を務める。
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後藤濶事件に最も深く、広く考察された書
2022/04/12 11:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーさむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
後藤濶の事件については昨今、コミック化されたり広く知られるようになりましたが、じつは事件の経緯については詳しく紹介する書はありませんでした。ハワイ日系移民の歴史についての本では言及されることはあっても、概観を述べるだけ。
本書は一時期、忘れられた事件と言われたリンチ殺人事件の詳細と、その記憶を掘り起こされていく様子と日系人、ハワイ社会に与えた影響を広く深く考察した書で、その中には広島の原爆までも含みます。
自分はホノルルマガジンに掲載されていた古い記事だけを頼りにその経緯を追っていましたが、断言できますが、今日本語で読める当該事件についての一番の書、いや海外を視野にいれてもベストの書であることは断言できます。お勧めいたします。