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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/03/23
- 出版社: ウェイツ
- サイズ:19cm/275p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-904979-30-3
紙の本
脱石油・AI・仮想通貨時代のアート 現代アート経済学 2
著者 宮津 大輔 (著)
世の中が変われば、時の世相を強く反映する「現代アート」も、それらを扱うマーケットも変化する。アートの世界の実情に迫り、アートが新しいビジネスとしてどのように経済界や社会に...
脱石油・AI・仮想通貨時代のアート 現代アート経済学 2
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商品説明
世の中が変われば、時の世相を強く反映する「現代アート」も、それらを扱うマーケットも変化する。アートの世界の実情に迫り、アートが新しいビジネスとしてどのように経済界や社会に影響を及ぼそうとしているのかを探る。【「TRC MARC」の商品解説】
美学、美術史のみならず経済的、政治的な視点から、現在進行形のアートについて世界の状況を的確に把握。目まぐるしく変化する現代アートを "美しい" や "素晴らしい" といった無邪気な評価や、一見研ぎ澄まされた既存のマーケティング手法、さらには単なるトレンドに迎合しただけでは、いずれ評価されなくなるばかりか、結局は美術館での展示や収蔵とは無縁の "なんちゃって現代風アート" として消えてしまう。
本書では、美術史や哲学、美学が持つ叡知と照らし合わせ、"今" という時代に必要とされるべき同時代表現が何であるのかを見極めつつ、社会との関係性についても、あらゆる事象を精査した上で慎重に考察を進めている。例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品が、500億円以上で落札された背景には、美学、美術史的な価値だけではなく、貴重な文化遺産の世界分布状況や、エネルギー資源を巡る環境変化、更には軍需産業の伸張とも関連している。
他方、日本が抱える社会的な問題に対して、日本の将来に向けてアートや文化の役割はますます重要になっている。すなわち、世界が独善的な方向に向かいつつある現在、私たちが古くから大切にしてきた「寛容性」や「多様性」は、その重要性をますます高めており、このことは、日本の「優れた文化や芸術」と「長い歴史と伝統」について、多くの人々が誇りに思っている点からも明らかだ。こうした思想を活かした「広義のアート」や文化施策の萌芽についても、本書では様々な事例と共に紹介している。文化による国益追求は国家の存亡を懸けた闘いであり、同時に熾烈な経済戦争でもある。それはネット、新聞、TVで報じられる政治的なニュースや、読者の皆さんが日々シノギを削っておられるビジネス活動とも非常に相似的といえる。
本書は、自らのアルゴリズム(問題解決の方法や手順、算法)によって、アート作品をはじめとするあらゆる図像から、"ファクト(真実)" を導き出せるようなスキルの涵養を目指している。今まで取っ付きにくいからと「現代アート」を敬遠していた方にこそ、是非読んでいだきたい。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 金融商品としてのアート
- 1-1 世界一高額なアート作品
- 1-2 市政を左右する文化財の時価総額
- 1-3 代理戦争としてのアート・フェア
- 1-4 都市興しの切り札
- 第1章 註釈
- 第2章 中国巨大アート市場-桁外れのコレクターたち
- 2-1 オークション史上第2位 210億円のモディリアーニ
- 2-2 再開発が進む上海・西岸地区の美術館
著者紹介
宮津 大輔
- 略歴
- アート・コレクター、横浜美術大学教授、森美術館理事。1963年東京都出身。1994年以来企業に勤めながら収集したコレクションやアーティストと共同で建設した自宅が、国内外で広く紹介される。台北當代藝術館(台湾・台北)の全館を使用した大規模なコレクション展や、笠間日動美術館とのユニークなコラボレーション展などが開催され話題となった。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員や「Asian Art Award 2017」、「ART FUTURE PRIZE・亞洲新星獎2019」の審査員等を歴任。また、「クローズアップ現代+」(NHK)といった報道特集から、人気のバラエティ番組まで、テレビでも幅広く活躍中。
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