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ピーター卿の事件簿(創元推理文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1979.3
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/338p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-18301-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ピーター卿の事件簿 (創元推理文庫)

著者 ドロシー・L・セイヤーズ (著),宇野 利泰 (訳)

ピーター卿の事件簿 (創元推理文庫)

756(税込)

ポイント :7pt

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.3

評価内訳

貴族探偵

2002/07/27 23:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 貴族探偵ピーター卿が、忠実なる従僕バンターを従え、難事件を解決する。作者のセイヤーズは、クリスティとならんでミステリーの女王と評せられる偉大な作家。ミステリ界黄金期を代表する重要人物の1人で、有名なシャーロキアンでもある。
 
 セイヤーズの作風は、パズルとしてのミステリに、主人公の恋愛や成長などの要素を盛り込み、小説としての深みを加えたもの。彼女以降、多くの作家たちがセイヤーズの作品を理想として、素晴らしい作品を書いている。ミネット・ウォルターズやジル・マゴーンなどは、セイヤーズ直系の《ミステリの女王》ということが出来るだろう。
 
 主人公ピーター・ウィムジィ卿の人気は高く、M・グライムズの《パブ・シリーズ》には、ピーター卿がモデルであると度々指摘を受けるというキャラクター、元貴族のメルローズが登場している。アメリカの作家によって造形されている元貴族の探偵は、本家ピーター卿の貴族的な格好の良さを見事に踏襲している。
  
 この短編集で残念なのは、他のピーター卿シリーズで翻訳を務めている、浅羽莢子氏の邦訳ではないことだろうか。浅羽氏の訳は、素晴らしく完成度が高く、文章も格調高いものがあり、現代的で洗練された名訳である。それだけに、古い時代にセイヤーズの短編を訳するという仕事を果した宇野利泰の訳も、巧みであり、独特の雰囲気を伝えるもので、もちろん素晴らしいのだが、《ピーター卿シリーズ》として統一されていないという印象はぬぐえない。
 

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短編集

2002/02/21 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H.N - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ドロシー・L・セイヤーズの描き出した探偵として有名なピーター・デス・ブレドン・ウィムジー卿の短編を集めた一冊です。
 トリックなどは現在の目で見てしまえば浅く見えるものが多く、その代わりといっては何ですが貴族探偵の異名を持つ主人公は我々が普段見られない世界をのぞかせてくれます。当時の貴族の風俗の雰囲気を味わうだけでも十分お腹は一杯になりますが、デザートが欲しくなるのもまた事実、やはり長編ほどの深い味わいはありません。
 古きよき時代の雰囲気を手軽に味わいたいときにはよいのではないでしょうか。

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幽霊の正体見たり枯れ尾花

2002/07/04 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る

貴族探偵ピーター・ウィムジー卿の活躍する短編集。掲載作品「鏡の映像」「ピーター・ウィムジー卿の奇妙な失踪」「盗まれた胃袋」「完全アリバイ」「銅の指を持つ男の悲惨な話」「幽霊に憑かれた巡査」「不和の種、小さな村のメロドラマ」。

主人公はおしゃれな青年貴族と紹介されていたので、シャレたタッチの軽快なミステリーを期待していた。だが、案に相違して、ドロドロしたオカルト物だったのでガッカリした。まず個人的にオカルト物は好きではない。それにオカルト的な推理小説は、おどろおどろしい雰囲気をさんざん盛り上げたあげく、いざ種明かしの段になると「幽霊の正体見たり枯れ尾花」で拍子抜けする事が多いのだが、残念ながら本書もその例に違わない。しかも、オカルト的な事件の描写とその種明かしだけで、他に何のひねりも工夫もないので、おもしろくない。さらに悪い事に、短編集なので、どれもこれも同じような話ばかり続き…いいかげんウンザリしてしまった。最後の話は、ちょっと長いためかオカルトだけで終わらなかったので、まだましだった。長編ならもう少しましなのかもしれない。

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2004/11/28 11:23

投稿元:ブクログ

ピーター卿シリーズの短編集。

幽霊譚(に見える)不可解な事件をピーター卿が解くというパターンが多い。
昔のミステリはこういうの多いね。流行ったのかな。
個人的には「不和の種、小さな村のメロドラマ」が面白かった。稀覯本の図書室が出てくるし(笑)

刊行順ではこれが最初なんだけど、ピーター卿の子供が産まれる話なども入っているので、
これからシリーズを読もうとする人には楽しみ大幅に減。俺もこれが2冊目だったのに。
そんなわけで、まずは第一長編の『誰の死体?』から読むべし。
しかし、一番のがっかりはバンターが出てこないこと。やっぱ彼が出てこないとな。

2005/02/09 22:09

投稿元:ブクログ

ユーモアと教養に満ち溢れた会話、計算された展開、奇妙で気を惹く謎と合理的な解決とピーター卿の事件の良い特徴が前面に出てる。読んでて楽しいしすらすら読める。多少探偵小説的(手掛かりが全部明かされない)感じも受けたけど気にならないくらいに内容が面白いのでまあいいんじゃないかな。「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」「幽霊に憑かれた巡査」「不和の種、小さな村のメロドラマ」が好き。

2010/06/09 12:23

投稿元:ブクログ

高校生?のはず(大学生かも…。
「ホームズの次はピーター卿だ! かっこいい!」と思ったのもつかの間、
短編2作目で、既婚者だと知ってがっくりした思い出が。

2012/03/07 00:02

投稿元:ブクログ

ピーター卿の活躍する短編集です。
全7編が収録されています。
ハリエットが出ている話はありますが、バンターの出番がないのが残念でした。
「幽霊に憑かれた巡査」が特に気に入りました。

2011/03/31 12:28

投稿元:ブクログ

ピーター卿の活躍する短編集。何気ないことからはじまる謎解きが多く、短編ならではのお楽しみ。
巻末にウィムジー卿の経歴紹介と、セイヤーズについての解説が添えられていてそれもまた楽しい。 (2002-01-19)

[鏡の映像] 夢遊病で意識のないうちに何をしているのかと悩む男の話を聞いてやったピーター卿。とうとう殺人の罪に問われることになった男だが、その話からピーター卿は驚きの事実を指摘する・・・。
今となってはミステリィの中では使い古されたネタと言ってもいいかな(笑)

[ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪] またもある男の話から、残虐な企みを知るピーター卿。芝居がかった演出で、捕らわれの女性を救出する…。真相はあまりに残虐。

収録作品 [鏡の映像] [ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪] [盗まれた胃袋] [完全アリバイ] [銅の指を持つ男の悲惨な話] [幽霊に憑かれた巡査] [不和の種、小さな村のメロドラマ]

2009/10/25 15:26

投稿元:ブクログ

 ①
 ガーキンがね、かわいいです。
 ピーター卿とハリエットのその後、なんてのも、いいです。
 でも、この本買った頃は、はっきり言ってどーでもよかった。ずるずるとシリーズを読んでいくうちに、「「雲なす証言」あたりではまったんだったか、「ナイン・テイラーズ」あたりではまったんだったか。
 イギリスに、はまるあまり、ヒストリカル・ロマンスにまで手を出して・・・。そうか、ここら辺が転落の第一歩だったか。

2010/02/20 19:57

投稿元:ブクログ

ピーター卿シリーズの短編集。古典ミステリの名作を「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」と銘打って紹介するシリーズ。

2010/12/08 23:25

投稿元:ブクログ

短編集。ハリエットさんちょい出番あり。バンター出番なし。
この短編集内でのハリエットさんの立ち位置を知ってしまうと今後のお楽しみ半減なので、この短編集を初読みするのは他の長編を先に読んでからの方が良いのかなぁ。たぶんそうだろうなぁ。

訳者が上手なのか、原文が上手いのか、ピーター卿モノは海外古典の中では非常に読みやすい。
英語力がアップしたらいつか原書でトライしたい作家です。

2015/05/10 16:56

投稿元:ブクログ

「不和の種、小さな村のメロドラマ」地図乗ってても文章ではぴんとこない道筋や話の長さに飽きてきていたけど、最後になって謎が解き明かされていく時これまでばらばらだったものが綺麗に繋がって、とても爽快だった。これが推理小説の醍醐味なのかも。■科学を使った事件が多いなと思った。「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」の人間の退化ぶりは怖い。「銅の指を持つ男の悲惨な話」は人間コレクション的なものを感じさせて私は好き。■「幽霊に憑かれた巡査」でウィムジーに第一子が産まれた冒頭部分も好き。

2015/12/08 16:31

投稿元:ブクログ

かなり不思議な謎が提示されるが、真相の一部に関しては予想しやすい話が多い。
しかしながら、それぞれ工夫があって、面白い。
「鏡の映像」
これだけ「世にも不思議な物語」の真相は、これしかないだろう。
「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」
話が急に切り替わるところがある。そこがちょっとわかりにくい。
「盗まれた胃袋」
胃袋を遺産として残した男の謎。
「完全アリバイ」
アリバイトリックの方法に関しては概ね予想どおり。
「銅の指を持つ男の悲惨な話」
マリアの身体的特徴がうまく真相に活かされている。
「幽霊に憑かれた巡査」
このようなトリックで、本当に人をだますことができるのか、疑問ではあるが。
「不和の種、小さな村のメロドラマ」
ピーター卿はある人物に利用されそうになるが、……。

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