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スティル・ライフ(中公文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 196件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.7
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/212p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-201859-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

スティル・ライフ (中公文庫)

著者 池沢 夏樹 (著)

【芥川賞(98(1987下半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

スティル・ライフ (中公文庫)

514(税込)

ポイント :4pt

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みんなのレビュー196件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

耳の底に硬く澄んだ水晶の音が聞こえる

2003/06/30 14:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この話の何がどう素晴らしいのか、的確な言葉で短く表現するのは難しい。けれど読んでみれば間違いなく何かきらきらした美しいものが、あなたの胸に降り積もって宿るであろう。昭和62年度中央公論新人賞および第98回芥川賞受賞の、決して埋もれさせ忘れ去ってはならない珠玉の名作。

 染色工場でアルバイトをしながら暮らす「ぼく」は、自分の外側に立つ世界と自分の内部に広がる世界との調和をうまく取ることができないでいる。自分の長い生涯を投入すべき何かを探し続けているのだが、それはなかなか見つからない。見つからないながらも特に焦るでもなく、淡々とアルバイトする日々を送っている。今で言うフリーターである。
 彼はある日職場で佐々井という男に出会い、話すようになる。佐々井は「ぼく」と同じフリーター生活をしているものの、「ぼく」が探しているような何かをもう既に見つけているような人物、ちゃんと世界の全体を見ているように思える人物である。
 佐々井と「ぼく」は、とある事情のために三ヶ月限定で同居するようになる。佐々井が話す言葉に「ぼく」は魅了される。三ヶ月が過ぎ、佐々井がまたふらりといなくなった後も、佐々井の語った言葉と彼の気配は「ぼく」の周囲に確かに漂い、「ぼく」の中で何かが変わるのだった——。

 作中に散りばめられた叙情的で美しい文章を、いとおしむようにできるだけゆっくりと読んでほしい。夏の夜、星空の下で宇宙に想いをはせつつ紐解くのが相応しいだろう。同時収録の「ヤー・チャイカ」も合わせてどうぞ。

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紙の本

スティル・ライフ

2013/08/03 00:36

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:gb10 - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵画では静物画のことを Stil Life という。
著者は別な意味を込めたのかもしれない。

本を開くと冒頭に詩がある。そして星の話。
次第に物語に引き込まれていってしまう。
美味しい水を飲んだときのような清涼感あり。
この本もよく友達に勧めたかなあ。

1997年、芥川賞受賞。
当時、ニューノヴェルと評価された作品です。

もう一篇「ヤー・チャイカ」が収録されている。

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紙の本

この透明感が大好きなのです.

2002/07/31 14:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムラタ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公がアルバイト先で不思議な男・佐々井と出会い仲良くなるが,やがて佐々井はアルバイトをやめてしまう.しばらくして佐々井から電話があり,あることを手伝って欲しいと頼まれ事情を聞くが,その裏には大きな金と犯罪の影が……と書くとたいへんスリリングに聞こえますが,文章はいたってクールというか淡泊に流れます.そんな犯罪のことなどたいしたことじゃなくて,それよりも地球の地形のできかたとか,星の並びとか,染色の化学反応のことを考えて二人が話をしていることの方が大切だから,とでも言っているような.これを読んでからというもの,飲み屋とかでグラスの中にチェレンコフ光(宇宙線が水分子にぶつかって放出される光)が見えないかと思ってじっと見つめてしまうくせがつきました.

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紙の本

疾走

2016/05/29 18:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:redman - この投稿者のレビュー一覧を見る

スピード感ある展開なので一気によんでしまいました。
こういう生き方もあっていいんだ。

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紙の本

理科っぽい文学作品?

2001/05/26 21:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 純文学というほど硬くはなく、けれど物語全体に漂う硬質で透き通った感じはまさに「文学作品」です。主人公と佐々井の淡々として理科っぽい会話がふとした拍子にとても深いものを感じさせてドキリとします。
 穏やかに進んできた物語が、佐々井が過去を明かしたあたりから急にスリリングになります。

 「ぼくは、きみの5年の最後の数週間だけを共にするんだ。マラソンでいえば、最後の千メートルだけの伴走者」

 主人公のこの言葉と、佐々井とのあっさりした別れがとても鮮やかに印象に残りました。

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紙の本

透明感のある文章でつづる、不思議さ『スティル・ライフ』

2011/01/23 17:31

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

池澤氏の文章には、どこか大好きな絲山秋子さんと通じるものを感じる。平易で、単純で。無駄な装飾を排除した隙のない文章。なのに、やわらかい。色で表すとしたら、透明。そして無色。

装飾を排除した文章には、何通りかがあるように思う。ひとつは、全体から少しずつ無駄を削ぎ落としていく方法。ボクサーが体内の水分を一滴一滴絞り出すように、無駄と徹底的に削っていく。1000字で描かれた内容を100字まで削る。この手の文章には、「凝縮」という言葉がしっくりくる。

しかし池澤氏の文章はこのタイプではない。彼の文章には、削ぎ落とした形跡が見られない。最初っから、そぎ落とすべきものは何一つ「ない」、そんな文章だ。

これまで読んだ池澤作品はたったの三冊だけれど、そのどれもに明確な「ラスト」はない。ジャンルで言うと純文学にカテゴライズされるのだろうか。ミステリでいうところの「種明かし」や「犯人さがし」という「解」のない作品だ。

わたしはその手の作品は基本的に苦手だったはずなのだけれど、絲山さんと池澤さんに関しては、自分でも不思議なくらいその魅力に取りつかれてしまっている。しかし具体的にどこがどういう風に好きとは言えないのだ。ただ、全体的に見て、好き――それだけしか言えない。


アルバイト先で知り合った佐々井は、ぼくに宇宙や星の話をする。ぼくはすっかり佐々井の話しに夢中になる。しかし佐々井はある日を境にアルバイトを辞める。それから一カ月後、唐突に佐々井から僕に電話がかかってきた
「まだそこにいたのかい?」と彼は言った。
「いたのだ」とぼくは答えた。


この「まだそこにいたのかい?」、「いたのだ」という会話がたまらなく好きだ。なんなんだろう、この不思議な感じ。この会話を目にしたとき、梨木果歩の『家守綺譚』で交わされる次の会話を思い出した。
――どうした高堂。
――逝ってしまったのではなかったか。

――なに、雨に紛れて漕いできたのだ。


『家守綺譚』ではこの世とあの世との会話だから不思議なのもうなずけるが、佐々井とぼくは共にこの世の人間だ。

それにも拘わらず佐々井とぼく会話は現実離れしていて、どこか不思議な印象を与える。このとらえどころのない感じが心地よい。

あぁ、なんだかうまく言えないや。たぶんわたし自身、この作品の魅力をちゃんと理解していないのだと思う。ただ感覚的に、もしく本能的に、好きだと思った。そんなあやふやな感想がこの作品には合っているような気がする。

ちなみに本書にはもう一編『ヤー・チャイカ』という短編が収録されている。「ヤー・チャイカ(Я чайка)」とは、「わたしはカモメ」という意味で、世界初の女性宇宙飛行士テレシコワ(ロシア人)が地上に向かって呼びかけたコール・サインである。



『スティル・ライフ』収録作品
・スティル・ライフ
・ヤー・チャイカ


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紙の本

例えば星を見るとかして

2001/11/07 00:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:naka-m - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分は競馬が好きであるが、例えば自分が競馬を好きなのは「勝てないから」なのである。

 だっていつでも勝てるようになってしまったら、予想する楽しみもなくなってしまうし、ハラハラドキドキも出来ない。やっぱり私にとってお金というのは手段であって目的ではないから。

 きっと「ああ、そういうものなんだ」と分かってしまったところというのはひとつの引き際なのだ。幸か不幸か競馬に関して自分がそこに行き着くことはなさそうだけど。

 「星を正しく見るのはむずかしいが、上手になればそれだけの効果があがるだろう。星ではなく、せせらぎや、セミ時雨でもいいのだけれども。」(スティル・ライフ 池澤夏樹)

 確かに佐々井のような生き方はうらやましくもあるけれども、星の見方が分かるのは、多分そこに行き着いてからでもいいはずなのだ。

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紙の本

スティルライフ

2001/11/03 20:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:333 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 株式取引を話題した小説。すらすら読めて、読み応えがあり、面白い小説。株式取引人の男に出会って自分が変わっていく青年を描いている。芥川賞受賞作。

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紙の本

近いけど遠い世界のはなし

2015/06/05 03:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

池澤夏樹は1988年本書で芥川賞を受賞した。主人公は工場でアルバイトをしながら、静かに暮らしている。「フリーター」という言葉がなかった時代に発表されているので、どこか現実感がうすく感じられる。翻訳家として活躍している著者の作品なので、遠い国の話に思えてしまう。他人とのつながり方がわからない青年の姿を、先駆けてえがいている。今読んでも新しく感じる一冊だ。

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2004/10/05 02:56

投稿元:ブクログ

「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。」から始まる導入部に吸い込まれた。静かな夜にその部分だけでも読みたくなる。

2004/10/26 19:14

投稿元:ブクログ

<出会い>2004年10月、何かの本に著者のことが紹介されていたのを読んで。

<感想>この話の冒頭の部分にある、外の世界と自分の内にある広い世界に連絡をつけること、を読んで本から顔をあげてボーとしてしまう。

現実と虚構のくだり、外の世界が現実で、自分の内にある世界が虚構なのかな。小説もまた虚構の世界だろう。けれど小説の虚構の中にも、また現実と虚構がある。そんなこと考えると永遠に続いてしまう。そのときの一瞬のめまいが異なる世界に引きこんでいく。そんな本でした。

2004/10/30 03:23

投稿元:ブクログ

「静物」だけが描かれていない小説。
星の運行も株価の推移も、雪へと上昇する大地も、そして去っていく友人も。
動いていないのは「ぼく」だけなのだろうか。
「ぼく」も動いているのだろうか。

2010/05/25 21:56

投稿元:ブクログ

この作家を好きになって10年以上経つけれども、このひとの書く小説は、文芸、サイエンスフィクション、オカルトのどれにカテゴライズされるのか未だに悩む。と言うか分からない。全部が好きな人なら好きになれるかも知れない。シンプルな文章で読みやすい。この作家の印象は自然と哲学と数学を混ぜた感じ。

2004/12/24 16:53

投稿元:ブクログ

「この世界は君のために存在すると思ってはいけない・・・」
から始まる静かな物語。
自己中心的な考えが少しだけ改まり、物事に対してスタンスが取りやすくなるかも

2007/06/12 21:58

投稿元:ブクログ

芥川受賞作品「スティル・ライフ」と「ヤー・チャイカ」の2つを収めたもの。とりあえず一度読んで感じたのはその世界観に対するもの。気がつけば作者の世界観の中にいることに気がつき、それが決して不快なものではなく不思議と落ち着く。読んでいるうちにいろいろなファクターが頭を廻りそれが自分の何かとくっつき何かが生まれる予感がする。そんな作品。読み返していくと更によいかも。

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