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暗闇の教室 1 百物語の夜 (ハヤカワ文庫 JA)
暗闇の教室 1
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紙の本
アッと驚くミステリをお探しの方に
2005/07/19 12:57
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日照り続きでダムが干上がり、そこから姿を現した水没した中学校の校舎。近くに住む中学生は、肝試しの百物語をおこなうためにその廃校と向かう。最後の一本のロウソクが消えたとき、そこに現れたものは・・・。ホラー色の強いミステリです。
文庫では2冊に分かれていて、1の『百物語の夜』では中学生がおこなう百物語とそこで起こる恐怖の事件が、2の『悪夢、ふたたび』では、20年後、日照りで再び姿を現した廃校に集まった当事者に、またしても襲い掛かる恐怖が描かれています。
『沈黙の教室』に続くシリーズの2作目、『沈黙』の登場人物も顔をみせますが、これ一作で十分に楽しめる内容になっています。
語り手が次々と目まぐるしく入れ替わり、そこに百物語の怪談も加わって、さらには過激派の女闘士や連続婦女暴行魔まで入り混じり、どんどん錯綜していきます。それが読み進むにしたがって真相が少しずつ少しずつ見え始め、最後に一つにまとまっていく快感といったら!もう言葉では言い表せません、ぜひ読んで快感を感じてください。
アッと驚くミステリがないか探している方、本書をお試しあれ。