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月と六ペンス(岩波文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 63件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.7
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/404,12p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-322542-2
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

月と六ペンス (岩波文庫)

著者 モーム (作),行方 昭夫 (訳)

月と六ペンス (岩波文庫)

1,080(税込)

ポイント :10pt

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みんなのレビュー63件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

中年の危機を突き放して描く

2008/04/28 12:39

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 その昔、中学時代に読んだときは、モデルがゴーギャンであることさえ知らなかった。無口でまじめなだけの40歳のイギリス人の中年が、いきなり妻や子を捨てて家をでて、極貧も気にせずに絵を描きはじめるのを見て、「へんなおっさんだなあ」と思ったくらいだ。
 主人公ストリクックランドはパリで世話になった画家の妻を寝とり、その後主人公に捨てられた女は自殺する。それでも良心の呵責もかんじない。妻を寝とられた画家は、親切を仇でかえされたのに、主人公の才能にほれて、「僕と一緒にオランダに来い」とまで言うお人好しだ。
 一文無しになって野宿生活をしながら機会をねらってタヒチにわたり、死ぬまで絵を描きつづける。最後は不治の病と言われたライ病を患い死ぬ。
 その後の英国に残した妻子の記述がまた圧巻だ。死後有名になった元夫を「誇り」とし、夫の仕打ちを「許す」のだ。息子は社会的な地位もある軍人になり、平穏無事な上流階級生活をつづけている。
 平々凡々の上流生活を何十年変わらずつづける家族、そこから抜けだして波乱の生涯をおくる主人公、親切で人がよいけどなぜか魅力がない画家、主人公の危険な香りに酔ってしまった画家の妻、そして、そのすべての登場人物について語る「私」……。
 20年前は単なる物語として読んだが、実はこれらすべての登場人物は作者自身の多重な人格ではないのか、と思った。
 40歳で出奔することも、平凡な生活に流されつづけることも、それに漠然とした焦りをかんじることも、「危険」に酔いしれることも、だれもが味わう「中年危機」の心の揺れ、「平々凡々」への焦りなのだろう。
 特に哲学的に深いわけではない通俗小説なのだが、冷酷に突き放した人物描写に時折ドキリとさせられる。例えば……
 「追いすがる別れた男にとりわけ残忍な女」「女にとって恋愛はすべてだが男にとっては一部でしかない」「1人の女の死など医者にとっては統計数字の1つにすぎない」「(主人公の足跡をたどったタヒチの旅を終えるとき)もう2度と訪れることはあるまい。僕の人生の一章が閉じられた。そして僕は、避けがたい死の運命の足音の、またしても1歩近づくのを聞いた」

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紙の本

これは読んでよかったと思う、いわゆる「名作」ってえやつです。でも、長い間誤解してたんですね、タイトルからちょっとファンタジックなロマンスだと思い込んでいました

2006/01/06 20:43

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

カバーカットはゴーギャン画(「メラヒ・メトゥア・ノ・テハマナ」)だそうです。現代は THE MOON AND SIXPENCE(1919)、邦題そのものですね。1919年とありますが、本の冒頭にある「はしがき」には1933年と記載があります。この本の底本はどうなっているのでしょうか。まさか1919年時点で14年後のはしがきを書いたSFではないでしょう。実は気にして行方昭夫の解説を読みましたが、一切触れていません。不親切きわまりない!
それはともかく、1919年といえば第一次世界大戦が終った翌年です。1920には国際連盟が成立、ドイツにはナチスができています。さらにいえば1921年にはイタリアにファシスト党が結成されています。そして1923年にはソビエト社会主義共和国連邦が成立しています。で、1874〜1965というモームの生涯っていうのは、驚いたことに完全にチャーチルのそれとダブるんですね。ホホー、なんて思います。
閑話休題。まず本文「月と六ペンス」があって、訳者である行方昭夫の解説、最後に、12頁にもおよぶモーム略年譜がついています。で、本文には、冒頭に「はしがき」があって、そこに「この小説はポール・ゴーギャンの生涯にヒントを得たものである。(中略)ようやく長年構想を温めてきた作品を書くときが来た。作品を執筆したのは一九一八年の夏のことで、私は大戦の初期に患った肺結核の回復期にあり、まだサリー州の丘の上の屋敷にいた。」とあります。
げっ、ですね。私は長いあいだ、「月と六ペンス」というタイトルから、どちらかというとペイネの絵を勝手に連想して、ロマンチックな大人のラヴ・ロマンスだと思っていたんですね。それが、あのゴーギャンをモデルにした話だというではありませんか。ゴーギャンといえばゴッホであって、ロマンス?縁なさそうです。実物を読みもしないで思い込むと、こんなことになります。
この小説でゴーギャンの役をするのが、チャールズ・ストリックランドで主人公の僕が彼と出会ったのは、自分の本のことを褒めているという当時37歳のミセス・ストリックランドに紹介されたことがきっかけです。芸術家を招いての昼食会が頻繁にある、まさにヨーロッパですが、あまり戦火の影がないのは逆に気にはなります。
その後、ストリックランド家の内輪の晩餐会に招待された主人公は、どちらかといえばとっつき難い大男の証券会社員チャールズにお目見えするわけです。そのとき、後年画家となる証券会社員は40歳、結婚して17年を迎えます。母親似であるこどもたち、息子ロバート16歳、娘14歳と平穏な日々を送っているようにみえたわけです。
訳文がスマートなので、殆ど現代の小説感覚で読めるのがありがたいです。それは新訳ということと殆ど時代を感じられない描写、視点あるいは時制と関係があるとは思いますがまずは気軽に読むのが一番です。ただし、1933年問題にもみるように行方の解説には不満があります。
大きくは二つ。一つはダークの造形を先人たちの評価にならってそのまま絶賛する点があります。この作品が出版されて90年近くが経ち、邦訳が出てからも60年です。その時の評価をそのまま引きずる必要はないでしょう。今となってはヘタレ男の存在は常識です。それに似ていますがブランチの行動について、「驚いた」はないでしょう。1940年時点での解説ならともかく、新訳なのですから現代人の感覚で話して欲しい。私などはあまりに読める女の行動に、今も昔も変らないのは男と女、と思った次第。驚くどころか、当然だ、と思います。ヘタレに感心し自立した女性に驚いてよくもまあ、こんなにステキな新訳が、なんて思います。そう、訳文はいいですよ。気取りがなくて、ニュートラルで極めて現代的、はい。

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紙の本

月と六ペンス

2014/08/10 07:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:櫻勢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一芸術家の生き方と周囲の人間模様を少し誇張しながらも内面の感情をよくとらえて表現されていた。

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紙の本

ゴーギャンのような芸術家

2001/08/26 14:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲップ3号 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ゴーギャンのような芸術家が出てくる。彼は妻子を捨ててまでも芸術にのめり込む。しかし、彼に待っていたのは惨たらしい死であった。作者が登場人物として作中に登場し、そんな彼を客観的に描写していくという構成になっている。すらすら、読めて面白い作品。

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2011/01/06 06:02

投稿元:ブクログ

 今更ですが、再読。以前読んだときは「ふーん」で終わったものが、「今」読むとまるで違った印象としてとらえられることが、読書の醍醐味であるということをまた痛感させられた。
(同様のことを思うのは、実は宮沢賢治であるのだけど← 今と昔と印象が変わる)

 絵を描くということにとり憑かれたストリックランドの生き様に、ダンセイニの短編にえがかれたミューズたちの姿を連想するのは、きっと私だけではないと思う。人がどれほど拒もうと、自分にその力はない、と言おうと、「黄金の小枝で作った冠」を手にし、それをかぶって街の人々のもとへ行き、芸術の九美神の伝言を伝えよ、と言ってまつわりつき続ける女神たちの姿を。

2006/01/24 03:40

投稿元:ブクログ

ヨーロッパを旅行している最中に読んだからか、とても感慨深かった。最初はつまらないと思っていたのだけど、読み出すと止まらない。

2010/08/07 17:12

投稿元:ブクログ

妻子も地位も捨て出奔した男は、取り付かれたように言う。「絵を描く」。
死後に世界的な画家として認められるその男、ストリックランドの軌跡を、一人の小説家が書き起こすという小説です。
ストリックランドは、本当にろくでもない男で、行く先々で他人を不幸にして回る、絵以外には何一つ執着できないような男なんですが、不思議にも人を惹きつけ、その絵を見たいと思わせる。流浪の末、ハイチにたどり着いてから、最後の傑作を描くまで息もつかせぬ作品です。古典を読み始めたい人にもおすすめ!

2009/03/11 19:08

投稿元:ブクログ

最近この段ばかりで・・・

名作って手に取りはするけどまた棚に戻しちゃうんですよね。
いつかは読んでみたい。

2006/07/03 22:25

投稿元:ブクログ

非常に感想を書きにくい小説・・・。モームの芸術論に触れて、デッサンなどの絵画技術がたりないのに、名画とされているものがなぜ評価されるのか判った気がした。女の恋愛に関する意見は耳が痛いです。。

2006/07/14 23:08

投稿元:ブクログ

ゲージュツバカ一代な熱帯、楽園。
なんでそんな突拍子もない偏屈じじいなんだ!!

しかしいかしたタイトルだな、月と六ペンスって。
ゴーギャンの人生をモデルにしているらしいですが、ゴーギャンが何かなんて知らなくっても大丈夫、充分面白いし楽しめます。

2006/07/11 03:08

投稿元:ブクログ

題名がいいなーと思って、昔、図書館で借りた。ただ18の時に初めて旅行でこっちに来た時に丁度メト美術館でゴーギャン展やっていて、その後読み返してみたら格別でした

2013/07/31 08:14

投稿元:ブクログ

【内容】
絵画への情熱にかられてとつぜん妻子を棄てた株式仲買人、パリに出奔し そこでは支援してくれた友人の妻を寝盗り、その女を自殺においやったあと ついには文明社会から逃れて南海の島タヒチに移り住む。現地の少女を妻にむかえ自由な絵の世界に没頭する。本当の幸福をつかんだかのように思われたが、その体はおそろしい病魔に冒されつつあった。死の淵にありながら最期の大作を描く主人公。画家、ポール・ゴーギャンの生涯に暗示をうけ芸術の悪魔に魅入られた男の壮絶なエゴイズムを描いた作品。

英国文学にしては語り口が簡易明瞭、平易淡泊で、好感持てます。
が、ひっじょうに胸糞です。胸糞悪い作品…!!主人公の男チャーリー・ストリクランドは、画家ゴーギャンをモデルにしているそうですが、実際どういう人だったかしりませんけど、いのちの恩人であり自分の作品に理解を示してくれた唯一の友人の愛妻を、寝とり、捨てて、自殺においやり、人の人生を台無しにし、それでも平然としている。まさに、エゴイズムの塊のような男。それでいて、不思議な魅力を感じさせる(モームは『肉感的』という表現を多用していましたが)(というか、思うに、モームはこの男に惚れこんでいたんじゃないのかな…と、)(だってゲイでしょ。作者)

実際のゴーギャンの生涯よりも、かなり面白く脚色してあるので、「通俗性に堕す」等 当時批評家たちから辛口のコメントも頂いていたようですが
モームは自らをもって「プロフェショナル」な作家を任じていたので、こういう作品もアリかと思います。
意外な展開、悲劇的な結末には思わず息をのんでしまった。終始面白く読めた作品でした。

2006/12/03 22:24

投稿元:ブクログ

なぜ好きなのかが分からないけれど、ものすごく好きな本。
ラストの方の小屋一面に描かれた絵を見つけるシーンで全てが吹き飛ぶ。その鮮烈さ。文章からこんなに色を感じたのは、初めてだった。
どこか乾いた印象の文章と、「私」に付かず離れずの視点が良い。読んだ後の余韻を、長く楽しめる本だと思う。

2011/11/27 20:27

投稿元:ブクログ

 cry for the moon


 芸術・理想を表す「月」と現実生活を象徴する「6ペンス」・・・。人間性の複雑さを描写したモーム。

 ゴーギャンをモデルにした悪魔的な天才画家と愚鈍な主人公の葛藤が描かれる物語です。

 嵐が丘と同じく一人称で語られ、「私たちが好きだったこと」と同じように僕の心をかきむしりました。

 裏切りが含まれる描写は辛いものがありますね。たとえそれが著作の主題とは離れるものだったとしても^^;




愛してもいない男に言い寄られるときほど、女が残酷になれることはない


これ、奥さんのだんなに対する描写です;;

そのだんなはこうです。

とにかくまぎれもない善人ダーク・ストルーヴ像は、「矛盾を蔵しながらも、もっともらしい調和を保つ」モームの描いた人物像の傑作と言えよう

(解説より)

2007/02/24 18:14

投稿元:ブクログ

題名に惹かれて買った本。正直、本当の良さは、まだ分からないんだろうと思います。ただ、この題名の元になった『タイムズ』の書評「フィリップは『月』に憧れるのに夢中であったので、足元にある『六ペンス』を見なかった」という一文に、ドキっとさせられました。