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永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編(光文社古典新訳文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 37件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.9
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/387p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-75108-3

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文庫

紙の本

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)

著者 カント (著),中山 元 (訳)

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)

756(税込)

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

659 (税込)

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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啓蒙とは何か 9-29
世界市民という視点からみた普遍史の理念 31-67
人類の歴史の憶測的な起源 69-107

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みんなのレビュー37件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

翻訳が素晴らしい

2016/02/11 11:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カント - この投稿者のレビュー一覧を見る

岩波の『永遠平和のために』を読んだことがないので、はっきりとしたことは言えないが、カント独特の難しい表現が平易な言葉に改められていて読みやすかった。さらに、翻訳者の解説がついていて理解を深めることができるように工夫がなされている。
また、カントが文明が発達するためには、「悪」が必要だと論じているところに感銘を受けた。『永遠平和のために』では、平和を論じているが、文明の発達のためには、「悪」が必要だと論じている。そこに、カント自身の自己矛盾が垣間見られる。

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紙の本

政治・歴史に入れ込むカント

2006/09/23 18:08

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルケー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本はカントの政治・歴史哲学を訳している。ここに訳されているものは他の文庫本で手軽に手に入るものばかりである。
 ではどこが違うのか。まず、五本の訳があり、年譜があり、長い解説があり、しかも新鮮な訳で、この値段である。文庫本が単行本の値に近づくなかにあって、やっと文庫にふさわしい値になった。
 この本には『純粋理性批判』(1781)以後の五本が収められている。その点から言えばカント哲学が一応完成をみたあとの作品ということで論理・内容ともにしっかりしたものである。
啓蒙とは何か—「啓蒙とは何か」という問いに答える
世界市民という視点からみた普遍史の理念
人類の歴史の憶測的な起源
万物の終焉
永遠平和のために—哲学的な草案
 この五本の訳はカントに少しでも接したことのある人なら、他にいくつも翻訳が存在してもすぐに購入するであろう。私も即座に購入した。
 初心者にとってカントはむずかしく、またその理解困難ゆえに、魅力を感じるものが多いように見受けられる。だがそう考えている人は中途半端な理解に終わる場合が多いか、生涯、哲学に不満を覚えて終わってしまう可能性がある。というのは哲学を学ぶにはそれなりの職人の技術を必要とするからである。
 主著に取り組むのもよいが、その場合は何か目的をもつ場合にのみ、このアプローチはうまくいくであろう。そうではなく身近な問題をカントがどのように考えていたかを知りたい人もいると思う。そういう人たちのために、ここにはカントが日ごろ考えている小さな問題を私たちに哲学的に、決して主著に劣ることなく見事な論理で描きだしている。それが大哲学者が与えてくる魅力である。その辺のところを訳者は心得て見事な訳に仕上げている。しかも現代的な問題に関連させながら、小気味のよい解説をそえて。
 しかしどんな書物にも欠陥があるものである。それは参考文献の邦訳の指示が一般の人には手に入らないものが多いのが気になる。そのときは図書館を利用していただくのがよいと思う。
 それはともかく、私自身が再読の機会を与えられたことにこの書物の最大の贈り物がある。

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紙の本

カント入門の、手ごろな一冊。いまの言葉で読み直す新鮮さを感じる。

2006/11/13 17:38

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「永遠平和のために」「啓蒙とは何か」などの短い作品五つに、年譜や訳者のまとまった解説がついている。カントを読み直す、概観するには良い一冊である。
 昨今の社会情勢を考えるにも、200年以上も前に書かれた、国家や戦争、歴史についてのこれらの著作にもう一度目を通すことは決して意味のないことではないだろう。そのままでは現代にあてはめることは難しい古さもあるが、既にここまで見通していたのだ、と改めて「また同じことを繰り返している」自分たちを反省させられたりもする。
 新しい訳文は随分わかりやすい感じがする。解説も、長いけれども現代にあった丁寧な説明で、一寸した入門書のようである。学生時代に「読んだ気になった」で終わっていた世代も、読み直してみるのには手ごろな一冊であろう。これまでの翻訳が良くなかった、と言うわけではない。このカントの翻訳についても、岩波文庫の「永遠平和のために」の方が良い、と感じる部分もあった。それでも、読むことでまた違った理解ができることも新訳の良さの一つであろう。
 「啓蒙とは何か」の冒頭にこうある。「啓蒙とは何か。それは人間が、みずから招いた未成年の状態からぬけでることだ。未成年の状態とは、他人の指示を仰がなければ自分の理性を使うことができないということである。」カントは自分で考えろ、と説いている。原文のよい翻訳をじっくり読みたい。
 「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」。今年創刊されたこの光文社の古典新訳文庫は、巻末にこんな「創刊の辞」ともいえる言葉が書かれている。そこでも言及されているが、人文・社会科学の著作についてこそ、その時代、その時代の言葉を使っての翻訳がもっと重ねられてよいと思う。書かれた時代の考え方を強く反映している作品ほど、翻訳された時代、翻訳者の考え方・解釈も強く反映してしまう。今の時代ならこのような読み方もできる、と新しい受け取り方をどんどん試みていくことは理解をより深めることにもなる。何十年も前の翻訳にも、文語でなければ出せない薫り高い翻訳や、力強い翻訳もある。訳者の洞察の深さが伝わってくる名訳も数多くある。新しい翻訳にも耐え、さらに輝くものこそ、さらに古典としての価値を持ち続けると思う。
 難解と言われた古典の理解を、今の言葉での翻訳が助けてくれる。そんな新訳をシリーズに期待したい。

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2010/05/11 14:56

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2007/04/23 16:18

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2006/11/24 23:10

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2008/04/17 11:39

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