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海に住む少女(光文社古典新訳文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 42件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.10
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/189p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-75111-3
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)

著者 シュペルヴィエル (著),永田 千奈 (訳)

「海に住む少女」の大海原に浮かんでは消える町。「飼葉桶を囲む牛とロバ」では、イエス誕生に立ち合った牛の、美しい自己犠牲が語られる。不条理な世界のなかで必死に生きるものたち...

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海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)

514(税込)

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商品説明

「海に住む少女」の大海原に浮かんでは消える町。「飼葉桶を囲む牛とロバ」では、イエス誕生に立ち合った牛の、美しい自己犠牲が語られる。不条理な世界のなかで必死に生きるものたちが生み出した、ユニークな短編の数々。時代が変わり、国が違っても、ひとの寂しさは変わらない。【「BOOK」データベースの商品解説】

収録作品一覧

海に住む少女 7-22
飼葉桶を囲む牛とロバ 23-57
セーヌ河の名なし娘 59-75

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みんなのレビュー42件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

水面幻想

2015/08/23 12:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:落雁 - この投稿者のレビュー一覧を見る

多くの作で水面の向こうに潜む儚い存在。
水底のイメージから、頭の隅で映画『狩人の夜』の場面に始まり連想の火が灯る。
触れれば波紋に霞む、天蓋の映しかもしれない孤独は、彼女/彼らの属性だろうか…煌く程に小さく閉じていく。
繋がりが断たれているからではなく、掌で作った小さな囲いで世界を測るのがひとりぽっち。
毀れる恐れ構わず光の欠片摘み上げる作者の語りに手もなく中てられてる。

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紙の本

孤独は美しい

2015/02/05 21:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クロぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

例えて言うなら淡い淡い世界の寄辺ない孤独。どんな暴力的なことや残酷なことがあっても世界は常に静ひつで、揺らぎあれど微々たるものです。
シュペルヴィエルの描く世界はそんな世界です。
対峙する人も、存在する空間も時間も全て交わることはなく、永遠に一人。哀しくも美しい世界です。
幻想を描きながらも、人生そのものって気がするんだな。

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紙の本

ファンタジックな話たち

2015/09/12 14:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

単純に面白い! 感動する! という本でない。透明感があるといえばいいのだろうか?ジワリと心に来る話が多く、不思議な魅力がある。

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紙の本

意味を考えるより雰囲気を味わう。

2007/03/13 17:27

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大海に浮かんでは消える町に住む年をとらない少女を描く表題作「海に住む少女」。キリストが誕生したとき傍にいた動物の心を書いた「飼葉桶を囲む牛とろば」。ちょっと目線を変えた、不思議な世界の短編集である。
 多分好き嫌いがはっきりする作品だろう。何かをはっきり主張するような話は少ない。読んだ後は悲しさやせつなさ、かすかな滑稽さなどのような情感が心にのこるだけ。ある場面を切り取った画のようでもあるが、画とすれば柔らかい色調の抽象画であろうか。情景から色だけ、あるいは香りだけが広がり、読んだ後も余韻としていつまでも漂っている感じである。その余韻がかなり長く残る、というのもあまり感じたことのない不思議な読後感であった。
 何をいいたいのか、もどかしいような、結末もはっきりしないような作品もある。意味を考えるより、このような雰囲気を味わうことを楽しめばよい作品だと思う。
 作者は1884年生まれのウルグアイ出身の作家。堀口大學など、多数の人が訳しているそうであるが、現代ではあまり知られていない。訳者は作者を「フランス版宮沢賢治」と表現している。こんな古典もあった、と知らされた。

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2008/01/29 02:16

投稿元:ブクログ

▼宮澤賢治! これはフランスの宮澤賢治です! 言いえて妙だよ! ▼良さをうまく説明できないけど、何つうか趣味がいいぜって感じの短編集。非常に上品な味付けなので、若干薄味と思う人もいるかもしれない。しかし、これを読んでいる文学少女がいたら一目惚れしそうだ。▼お洒落な本屋で買って、お洒落で古風な喫茶店で読むべき本。ゆめゆめ電車内などで開けてはいけないような気さえしてくる。▼表題作も哀しく美しくていいけれど、キリスト誕生に立ち会った牛さんの話『飼葉桶を囲む牛とろば』に、思わず涙が出そうになった。牛、物凄いイノセント!(08/1/8読了)

2006/11/17 14:51

投稿元:ブクログ

光文社の新シリーズ「古典新訳文庫」。今までに読んだことがあるものを新訳で読むのもなかなか面白いかもしれない。

2008/03/04 00:05

投稿元:ブクログ

悲しい予感に満ちた表題作をはじめ、手触りのある他の生から絶望的な距離で隔てられた、永遠の中に住む者達の短編集。宮澤賢治とはまた違った青色に満ちているが、確かに賢治が好きな人にオススメ。特にイエスの厩の牛が無垢で切ない。ラニはこの中で特に生々しい怖さがあった。たった三ページの牛乳のお椀に胸締め付けられた。海洋のただなか、遠すぎる夜空に水底に雑踏にさまよう者達の希求。

2010/04/29 18:05

投稿元:ブクログ

訳者さんが著者を他人に紹介するとき、「苦し紛れに『フランス版宮沢賢治』と言った」とかあったけど、まあ、なかなか言い得て妙なんじゃないかと。幼児期の想像力が残ってる人じゃないと書けないような代物です

2012/02/14 19:18

投稿元:ブクログ

フランス版宮澤賢治、という語句に惹かれて読んだが、どっちかというとフレドリック・ブラウンをもうちょっと童話よりにしたような感じがする。
やるせなさとせつなさの漂う表題作がお気に入り。

2007/03/30 11:03

投稿元:ブクログ

フランス版宮沢賢治と帯に書かれているが、はたしてそうか?「海に住む少女」はとても幻想的で、<波>によっても少女の命を奪うことができなかったことが、彼女の孤独を一層浮かび上がらせている。「飼葉桶を囲む牛とロバ」では最後の五ページ位から、星(イエス)に命を捧げる厳粛で嘘がない自己犠牲の工程に心がふるえる。

2008/09/05 19:50

投稿元:ブクログ

新訳シリーズがどこの本屋でも平積みで、表紙も目を惹くので一冊購入。
この著者の名前すら知らなかったのだが、読んでよかった。
訳者は、フランス版宮沢賢治とコピーを付けたが、おフランス人詩人と
農民詩人の差こそあれど、「ちいさくちいさくありたい、大いなるものの為に」
的思想は通じていると感じた。「飼養桶を囲む牛とロバ」で泣いた。
牛最高。

2009/03/09 02:58

投稿元:ブクログ

久々の小説。古典とかいつぶりかしら…。

不思議な話が多いショートショート。
孤独をテーマにしている所に共感。
聖書の新しい解釈も斬新で面白い。

2007/12/09 21:47

投稿元:ブクログ

初めて読んだ。
これまでシュペルヴィエルのことは全く知りません。

どの短編も独特のテーマ、視点があってとても面白い。

ウルグアイでの生活経験があるってのを知ってからだからなんだけれども、ラテン文学の匂いも感じる。その突拍子もなさとか突き抜けてしまう感じとか。残酷さに異常さよりも日常性を感じるというか。。。

『セーヌ河の名無なし娘』『ラニ』『足跡と沼』が好き。

2007/10/05 02:16

投稿元:ブクログ

「フランス版宮沢賢治」という触れ込みでした。なるほど賢治を思わせる透明な青の世界です。ひたすら美しくて、ひたすらちっぽけで、切ない。
『飼葉桶を囲む牛とロバ』には涙が止まりませんでした。

2008/01/02 11:18

投稿元:ブクログ

これはいい。
フランスの詩なんだろうけど、ほんのりとした寂しさと神話的な美しさがナイス。牛くんも孤独な世界で生きる少女も、手を差し伸べたいけど届かないもどかしさを感じてしまう。

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