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企業においてリーダーとは強力に引っ張る人だと思われがちだが
サーバントリーダーはそれとは全く反対の行動をとる。
自ら前に出て力ずくに引っ張るのではなく、ミッションに向かって
自発的に行動する部下をあたかも羊飼いのように後方から
行動を確認し、支援するのだ。
社長が最も下部に存在する逆ピラミッド組織を組閣することにより、
前線で働く社員の言葉を真摯に受け止め、より働きやすく成果の上げやすい
職場の実現を目指す組織が自然に構築される。
転職組の増加により、価値観の違う社員をまとめる機会が年々増加しつつ
あることから、本書を通してサーバントリーダーシップ論を身につけ
読者の皆様には、社内で有能なリーダーとして活躍していただきたい。
(ともあき)
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リーダーシップの本質は「喜んでついていく(willingly follow)フォロワーがいること」
フォロワーをそういう気持ちにさせるのは、「信頼性(credibility)」
「誠実(honest)」
「前向き(forward-looking)」
「わくわくさせてくれる(inspiring)」
「有能(competemt)」
「Be just and fear not(正しくあれ、恐れるな)」(新渡戸稲造)
「一粒の麦、地に落ちて死なずば一粒にすぎず、されどその麦、地に落ちて死なば、多くの実を結ぶなり」(聖書)
「与ふるは受くるよりも幸ひなり」(聖書)
「世の中がギブ&テイクではなく、テイク&ギブになっている」(聖路加国際病院名誉院長 日野原重明先生)
「いや、事態はもっと深刻で、テイク&テイクになっているのでは?」(資生堂相談役 池田守男)
「世の中がそうなら、池田さんあなたはギブ&ギブに徹しなさい」(日野原氏)
(近江商人の商売理念)「三方よし」
→「買い手よし、世間よし、売り手よし」の順番。
逆ピラミッド型組織は「型」、サーバント・リーダーシップはその「精神」
「変えてはならないものを受け入れる心の冷静さと、変えるものを変えるチャレンジする勇気と、両者を見分けるための英知を与えたまえ」(ラインホルト・ニーバー/アメリカ神学者)
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サーバント・リーダーシップと言い、1970年ロバート・グリーンリーフによって提唱されました。考え方としてはかなり以前からあったようですが、日本ではなじみがなかったのでしょうねえ。近年になって注目されてきたのか、翻訳本も1年ちょっと前にようやく出版されたみたいです。
なかなか、難しい深さのある話ですけど、ひとことで言うと従来のリーダーが「リーダーのために部下がいる」と言う考えであれば、サーバントリーダーシップは「部下を支えるためにリーダーがいる」と言うような発想です。
単に支えると言っても、、、それだけですと、従来の「俺についてこい的リーダー」や「カリスマ的なリーダー」から比べると、なんだか優しいイメージがついちゃって、本当にリーダーシップとギャップを埋められませんが、実際は、このサーバントリーダーシップには、明確な使命感(ミッション)を持つことと、それを部下と共有することが重要となっています。同じ使命感を持ち、同じ目標に進むからこそ、部下を支えることができるのでしょう。
自分が自分が、、と言うのではなく、部下が思うように動けるように、同じミッションのもとで支援する、、、その行動は、コートを脱がせようとする北風と太陽の関係のようにも感じました。
なかなかおもしろかったけど、この本だけでは理解は表面的になりそう。
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サーバント・リーダーシップ・・・サーバントの意味に引っ張られて「誰かの言いなりになる」とか、そういうことではなく、「ミッション(使命)の元で、目標に向かって、チームとして協力・団結しながら進んでいくためのまとめ役・後押し役・推進役を果たす」、そんなリーダーシップで、これまでのリーダーシップのイメージ、先導する・鼓舞する・力づける、とは異なるものとして自分では理解した。資生堂の元社長・池田守男さんの話も良かったが、読み手として若干焦点が合わせ難かった。
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入門書でありながら得るものが多かった。今まで漠然と思っていたことが一つの形として掴めたような感触がある。
人によっては、まったくピンとこないかもしれないが、ピンとこないなりにも何か得るものがあるのではないか?
時間があるときに、原書に挑戦したい。
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非常に共感できた。組織の構成員自体がますます多様化していくこれからの時代、俺について来い型のリーダーシップは通用しなくなるんだろうなぁ。
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仕事の都合で読んでみた。もともとこの考え方に興味があったが、一層深く勉強したいと思わせる一冊。内容も簡易で分かりやすい。
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リーダーシップ論というと、先頭をきって突っ走る
「俺についてこい!」タイプとして語られることが
多いですが、力ずくで引っ張るのではなく、ビジョン
を示し、その実現にむかって自発的に進もうとする
人を後押しするようなリーダーシップ像もある。
早稲田ラグビーの元監督である中竹さんはフォロワー
シップと表現していますが、この本ではサーバント
リーダーシップと呼んでいます。
一般的にはこの表現のほうが多く使われるようです。
アメリカ人著者による同名の有名な教科書があります。
本屋で手にしてみたものの、結構分厚い本で、気合い
を入れないと読めない気がしたので、その考え方を紹介
する入門書である本書を購読してみました。
池田守男さんが、資生堂の元社長。歴代の社長を支える
秘書を勤めた後に社長に抜擢された人物だそうです。
秘書の経歴で培われた経営哲学が、企業トップに就任
した際に、サーバントリーダーとして経営改革を実践
されたことにつながっているんですね。この本では、
サーバントリーダーシップに関する概要とともに、
池田さんが実践された具体的な取り組みが紹介されて
います。
管理者になった時、最初に悩むのは、部下への
エンパワーメントのあり方ではないかと思います。
どうすれば部下がイキイキと仕事に取り組めるか、
仕事を通じて輝き成長を支えることができるか、
そんなことを考えたりします。
仕事を通じた自己表現や成長を支援する、それが
管理者としての役割だろうと常々考えたりする
のですが、サーバントリーダーシップという言葉
とその概念に、多く共感しました。
教育にも通じるところがありますね。
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リーダーシップの本質
喜んでついて行く、フォロワーがいる事
一、信頼できる事、誠実
二、前向き、ワクワクさせてくれる
三、有能
困ったときこそ、イノベーション。
サーバントリーダーシップ
相手に奉仕し、その後相手を導くもの。
グリーンリーフが指摘する要素
•リードする意識
•大きな夢
•傾聴と理解
•わかりやすい言葉での説明
•でしゃばらない
•断らない
•予知力
•決断力
•相手への気づかせ
•癒しと役立ち
召使では無い(笑)
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資生堂元社長で相談役の池田氏と,神戸大学大学院教授の金井氏の共著。
「人を引っ張って導いていく」というイメージが強い「理想のリーダー像」だが,奉仕するという姿勢のリーダーもありうるということを示した本。
リーダーが目指す大義に共有・共感するフォロワーが,その大義に向けた行動をとるために支えるのが,サーバント・リーダーである。
金井教授は,これを子供に対する親の態度だと言っている。子供の成長のためを思って,子供に対する愛情のために,奉仕する親の姿である。
親はサーバント・リーダーであるし,そうあるべきというのは,非常にすっきりと自分の中に入ったし,自分自身の考えを改めさせてもくれた気がする。
学校の教師もそうだという。そう思う。是非,教育者にも読んでもらいたいし,紹介したい本だと感じた。
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いわゆるリーダーシップ論のイメージとは、ある意味で真逆な論であり、そこがいい。
奉仕という概念が中心にあるので、キリスト教的価値観がベースにあってこそ理解しやすいリーダーシップ論かもしれない。
一方で、過度な自己主張を嫌う日本人にとっては、案外、これなら自分にも合うと思えるかも。
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ミッション・方向性は自ら提示し、その実現にメンバーが向かっている限りにおいてサポートし、奉仕するというリーダーのあり方。グイグイ引っ張る以外のひとつのモデルだなぁと思いました。ただし、そもそもメンバーが自律的にミッションの実現に向けて動くという環境を作り出すこと自体が、多くの場合にチャレンジなのだとも感じます。
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総論→具体例→対談→まとめ と 非常に良くまとまっている。サーバントリーダーシップに対する疑問をことごとく解消してくれた本。
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教員として読んだ。
サーバントであること、つまり、奉仕者として振舞うことと、リーダーとして振舞うことがどう両立するのか知りたかったからだ。
結論は、まず、リーダーとして、どんなビジョンをもち、信念をもつかが大切。その実行のために、フォロアーには、説明、説得、様々な支援を惜しみなく与える。
傾聴、共感、癒し、気づき、概念化、先見性、コミュニティづくりなどサーバントリーダーの持ち味が書かれてある。
自分はついてこい!型ではないから、サーバントリーダーの方が向いてると感じた。
子どもに、学校をクラスを、そして人としてどうしていきたいかビジョンを語ろうと思った。
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サーバントリーダーシップはまさに顧客中心、職員中心、ステークホルダー中心の組織作りをさしている。従来型のヒエラルキー型ピラミッドを逆さまにした構造。ビジョナリーカンパニー、ソーシャルカンパニーの理想型だと思う。