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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.7
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/670p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-116758-9

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文庫

紙の本

風が強く吹いている (新潮文庫)

著者 三浦 しをん (著)

箱根駅伝を走りたい—そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生...

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風が強く吹いている (新潮文庫)

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風が強く吹いている

886 (税込)

風が強く吹いている

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商品説明

箱根駅伝を走りたい—そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」—純度100パーセントの疾走青春小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

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書店員レビュー

ジュンク堂書店姫路店

毎年お正月休み、こた...

ジュンク堂書店姫路店さん

毎年お正月休み、こたつに入り、ただぽけーっと「彼らが走る意味」
なんて全く考えもせず、箱根駅伝を見ている人は結構いるんじゃないかなと思う。
そんな方に手にとってほしい一冊です。
この本に出会った翌年からテレビの前から動けなくなります。
素人10人で箱根駅伝を目指すという現実ではなかなか無理のある設定では
あるけれども、そんなことは読んでいるうちに忘れます。
いつの間にか彼らと一緒に走りはじめて最後まで止まることが出来ない、
むしろこのまま止まりたくないと願ってしまう。
小説のいいところはテレビではわからない一人一人の走りにかける思いが
細かく描かれていること。
最後には自分にこんなに爽やかな涙が流せるのかと驚いてしまう。

ジュンク堂書店新潟店

三浦しをんが取材構想...

ジュンク堂書店新潟店さん

三浦しをんが取材構想執筆までに6年をかけた超青春小説。

寛政大学、青竹荘、通称“アオタケ”には9人の住人がいた。
そしてまだ肌寒い3月、新入生のカケルが入寮した。アオタケの住人が10人になったことにより彼等は箱根駅伝を目指すことになる。

一見無謀なストーリーですが、進むうちに、仲間の素晴らしさ、葛藤、そして走ることを通じて、10人がそれぞれ成長していく姿に胸を打たれます。

次の箱根駅伝がもっと楽しみになるのはもちろん、アオタケの面々に動かされ、思わず走りたくなる一冊です。
文庫担当 中村

みんなのレビュー1,068件

みんなの評価4.6

評価内訳

紙の本

走る姿の美しさ

2009/07/20 21:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は、映画よりも、テレビよりも、本を読むほうが、より臨場感を感じます。自然に入っていくものよりも、自分の意思で読まなければ、伝わってこないもの。そちらのほうに、より臨場感を感じます。
この小説は、走ることがテーマです。
走る姿の美しさ。自分で映像を見るよりも、三浦さんの書かれた美しさを、自分の脳の中で、映像化しても、映像化できない美しさ、そこに、わたしはため息をつかされます。
一度、読み始めたら、読むことをやめることができません。
才能に恵まれた天才と普通の人。
どちらも、素晴らしい、そのことを教えてくれます。
こんな素晴らしい小説に出会えた幸福に感謝します。

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紙の本

『速さ』ではない『強さ』とは?

2010/12/22 18:09

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品の前評判として、大学陸上の花形競技である『箱根駅伝』に陸上未経験者も込みで、
たった10人で挑戦すると言う、大まかな粗筋を聞いて、『果してどのようなメンバーが集まるのが?』

非常に興味深く思った。こんな、突拍子もない計画を立てたリーダーは四年の清瀬灰二(ハイジ)。
運命はハイジが偶然、万引き犯として走って来た走(かける)の天才的走力を目撃した事から始まる。

ハイジは自転車で走と並走し、自らの住むアパート、竹青荘(通称アオタケ)へと連れていく。
ハイジと走を含めアオタケの部屋数は九室、住人は全部で十名。駅伝を走るのに必要なギリギリのメンバーだ。

まずは城太郎と、城次郎の双子。縮めてジョータとジョージ。彼らがルームシェアをしてくれたお陰で、
駅伝に必要な頭数が揃ったことになる。火事と間違えられる程のニコチン中毒者が、ニコチャン先輩。

四年のハイジよりも上級生だったはずが、いつの間にか、下の学年になってしまったらしい。
その向かいの部屋に住んでいるのが三年の時点で既に司法試験に合格済みのユキ。

そして、自己鍛練を理由に風呂場の電気を消し入浴するのが、黒人留学生ムサ。
それから、クイズ番組を偏愛する様を揶揄して命名されたキング。キングと行動を共にするのが、

郷里の山奥で『神童』と呼ばれていたらしい神童。変わり者が揃ったアオタケの中でも、
極めつけに変人なのが、自室にうず高く積み上げた漫画の本と共に寝起きし、

走が越してきてから二週間たっても走の存在に気付かないで居た、通称『王子』。
ハイジは、住人全ての前で高らかに、『この十名で箱根駅伝に出場してみせる!』と宣言する。

驚愕するメンバーたちをよそ目に、あの手この手を使い分け、結局メンバー全員から
出場に向けての約束手形を取りつけてみせるのだから凄い!何より、この強烈な魅力を有した十名の存在感が、

圧倒的にリアルであるからこそ、気付けば読み手は、この破天荒とも言える筋書を、
手に汗握って応援する事が出来るのではないかと思う。そう、何よりメンバーの個人差

(走ることがいやでいやでたまらないらしい王子。)等のディテールが念入りに描かれているので、
自然と一人ずつ、メンバーへの愛着が沸くのだ。とは言え、箱根駅伝までの道程は長くて険しい。

何せ、ハイジと走以外は素人達の集まりなのだから。走は最初の記録会で高校時代のチームメイトから
『せいぜい仲良くかけっこしてろよ』と罵声を浴びせられたり、箱根駅伝三連覇中の大学のエース

(ハイジの過去を知っていそう)の走りに、王者の貫禄を見せ付けられたりで、自分の走りを見失ってしまう。
結果として、走の中にある鬱屈した速さのみを求める思いは苛立ちとなって、

アオタケの面々との喧嘩騒ぎを巻き起こす有り様だ。騒ぎの後、走はハイジから、
俺たちは、『強い』と称されることを誉れにして、毎日走るんだ。

と走者としてのターニング・ポイントとなる考え方を教えられる。
そしてチーム・アオタケは結束力を増し、夏を越えて駆けて行く。

このチームの伸び方は見ていて実に清々しい。箱根に向け、駅伝に向けて、
一致団結していく情熱に一点の濁りもないからだ。そして、遂に箱根駅伝本番の日を迎える。

十人で作りあげる巨大なレース、走たち十人のランナーは、どのようなレースを見せてくれるだろうか?
駅伝を走るランナーそれぞれの、息づかいや、各人の思惑等、

レースさながらの臨場感をタップリと味わって下さいませ!
正月の箱根駅伝に興味が出ることうけあいです!!

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紙の本

最高の青春小説はこれだ

2015/10/18 03:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

走りに興味がなかったので、ずっと後回しにしていた。けれどその考えは間違っていた。気づけば葉菜子と一緒に涙を流し応援し、王子の成長に歓喜し、走の走りに必死に追いつこうと躍起になっていて。清瀬の最後の意地、わたしでもきっと貫き通すだろうな。箱根駅伝をまともに見たことはないけれど、そうだよなあ、華やかな舞台の裏にはいろいろなドラマがあって然るべきだよなあ。たった1年でこんなにうまく事が運ぶなんて、そこは小説だからこそだけれど、でもできなくもないかもと思わせる竹青荘の住人たち。文句なし最高の青春小説でした!拍手!

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紙の本

さわやかなお話でした

2017/04/03 19:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RV - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者の三浦しをんさんが好きなので読みました。
この小説を読んでからお正月の箱根駅伝を見る目が変わったように思います。
順位だけでない駅伝の楽しみ方がわかりました。

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紙の本

箱根駅伝を舞台にした素人ランナーたちの青春物語です!

2016/11/30 09:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、三浦しをん氏の傑作長編です。崩れかけ寸前の青竹荘に下宿する10人の大学生が、ある日、先輩である清瀬の提案で箱根駅伝に出ることを決意します。10人は清瀬と新しい下宿人 蔵原走(かける)を除いては完全に素人なのですが、清瀬は「かれらには忍耐力がある」と見込み、毎日練習に打ち込みます。不思議なことに、練習はとても過酷なのですが、誰も脱落する者がいません。そうして、予選会では、とうとう通過を果たし、いよいよ本番を迎えます。それぞれの走者の描写の中で、彼らの考え方、生き方、そしてこれまでの人生の振り返りなどが描かれ、とても感動的で素晴らしい作品となっています。

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紙の本

それぞれの思い

2016/09/23 18:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時、走るのが苦手で嫌いだった私は、箱根駅伝はつまんないなーと思っていました(すみません)。
でも、この本と中学の時に出会って、180度箱根駅伝観が変わりました。毎年、箱根駅伝が楽しみになったんです!!
この本は、それこそ十人十色のドラマがあって、それぞれたすきに乗せる思いがあって、心打たれます。みんながみんな天才じゃないところもすごくいいです。
箱根駅伝好きな人はもちろんですが、箱根駅伝見たことない人、TVで見たらチャンネルを変えてしまう人全員に読んでほしいです!!!

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電子書籍

駅伝

2016/06/17 10:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る

たった10人、しかも陸上経験があるのは3人で箱根駅伝を目指す。メンバーがそれぞれ個性的でとってもいいです。お互いの信頼がどんどん深まっていって、このメンバーで箱根を目指せるのは一度きりというのが切なくも感動的でした。ハイジと走の関係が好きでした。最後もとても良かったです。

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紙の本

読後にシューズを買ってしまった

2016/05/03 10:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白すぎて、一日で一気読みしました。
ここまで早く読めた小説はないと思います。
そして、自分でも走りたくなって、
実際にシューズまで買って、走ってきました。
それくらい影響があります…
あと、この本を読んでから、毎年箱根駅伝を見るようになりました。

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紙の本

青春だよねー

2016/01/12 17:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

このお話は、ど素人の、それも、アパートが、同じ住民たちが駅伝をします。ページを進めていくにつれて
、気持ちがまとまっていきます。
わたしの男友達も、駅伝をしています。彼も、こんな気持ちで、走っているのかなぁ〜と、考えてしまいました笑

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紙の本

年に一度

2015/08/29 21:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

年に一度、正月に行われる箱根駅伝ですが、この本を読むまでは正直まったく興味ありませんでした。チームの結成から本番に至るまでがしっかり描かれていて、グイグイ引き込まれました。今は毎年テレビで観戦してます。

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紙の本

恒例

2015/04/27 13:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎年の正月に箱根駅伝のテレビ中継を見ているので、情景が頭に浮かび、600ページ超も一気に楽しく読めた。テレビ中継だと先頭走者や順位の変動時がクローズアップされるが、個々のランナー全部にに注目してみたくなりました。今年青山学院大学が初優勝したが、この小説を読み励みになった学生もいると思うし、未読の学生がいるなら是非読んでもらいたい。

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紙の本

青春小説の王道です

2015/03/23 23:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は天才的な長距離走のセンスを持つ主人公と、個性あふれる長距離走未経験の脇役たちが駅伝出場を本気で目指す青春小説です。こうしてあらすじを書いてみてつくづく「王道の青春小説だな」と改めて思います。

予選会、キツい練習、本番の緊張感などがリアルに描かれていて、駅伝を観たことがある人なら誰しもが引き込まれるストーリー展開です。学生時代に何かに打ち込んだことを思い返して元気が出ること、請け合いです。

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電子書籍

繰り返し読んでいる

2015/02/23 13:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shilco - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつも傍においておきたい。好きな時に読みたい。
なので 紙の本と電子書籍と持っている。
何度読み返したことだろう。
その度に入れ込む子が変わって、「あー自分は今 こんなことを問題として抱えてるのかなあ」と傍観できたりする。
しをんさんの日本語のリズムがすごく好き。

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紙の本

夢中になりました。

2013/05/26 14:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:senchan - この投稿者のレビュー一覧を見る

箱根 出身で なつかしい地名 予選会から の勝ち上がり 興奮しました。

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紙の本

想いの強さは風となる。願え。力の限り。

2009/08/01 12:01

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はりゅうみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

胸をゆすぶられる小説がある。
衝撃で。焦燥で。感動で。
三浦しをんはこの小説にそのすべてを閉じ込めた。

今、画面の前でひたすら想いを綴る私はなんだ。風は今日も吹いているのに。


人生はマラソンに例えられる。
1人で長い時をひた走る時の様に、健やかなる時も病める時も必ず訪れるものだと。
違う。人生は駅伝に例えられるべきなのだ。
先進国中断トツの自殺率であるこの国が「駅伝」という競技を生んだ。私たちはこの意味をもっと考えてみてもいい。人から人へとたすきを繋ぎ、チームとなってゴールを目指す駅伝。繋ぐのはたすきだけではない事は運動音痴の私でもわかる。
彼らは願いを繋ぐのだ。

この本での駅伝は「箱根駅伝」、新年の季語と言ってもいいぐらい有名で伝統ある大会だ。当然出場は難しい。
10人が2日をかけて約200キロを全力走破するこの過酷な競技に、ギリギリのたった10人で挑んだチームがいた。騙しうちの様に集められた彼らは秘めた才能と努力で奇蹟を呼ぶ。
こんな風に書いてしまうとなんと眉つば、これじゃスポ根マンガでしょ?と思うのも無理からぬ事。実際私もそう思っていた。
しかし作者は驚異の想像力と確かな表現力で眉つばを生つばに変えてしまった。

無謀とも思われる、10人すべての書きわけ。それぞれがたすきに託す願い、つまり全区間の選手の想いを作者はすべて書ききった。そのどれもに真摯で切ない輝きを抱かせて。

ハイジの、走の、ユキの、キングの…双子でさえ抱く思いは別物だ。
それぞれがそれぞれの想いを胸に走るのに、なぜかどの気持ちもわかってしまう。まるで自分の心を10コに分けたかのように。
胸にくすぶる様々な心情を作者は鮮やかに「言葉」と言う形に変えていく。期待以上の言葉で見事に表現されていく「想い」に共感と驚嘆が止まらない。
これこそプロの仕事。「作家」の仕事。風に吹かれてきた人の仕事。

そして作者は想いの果てに様々な結末を用意する。
降りるもの。終わるもの。続けるもの。
作者はここを描くために書いてきたのだ。
自らが決めた事を誰も非難しない、自信を持って風の中を切り進んで行けと伝えるために。強い風を自ら起こし人を求めよ、と。

彼らのすべてであった箱根駅伝さえ人生の中では一区間、この先にはまた違う風景で違う誰かが願いを込めて待っている。
求めて、求められてお互いが手を伸ばす。そして受け取った願いと共に再び走る。
辿りついて初めてわかる「ここだ」と思う所を目指して。


願いを携え手を伸ばして、私もそこへ行こう。
求めてくれる人は、きっといる。そう信じるから生きられる。


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