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ドーン
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:19cm/493p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-215510-6
  • 国内送料無料

紙の本

ドーン

著者 平野 啓一郎 (著)

2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史を揺るがす...

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ドーン

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商品説明

2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史を揺るがす秘密とは?愛はやり直せる。【「BOOK」データベースの商品解説】

【Bunkamuraドゥマゴ文学賞(第19回)】2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「ドーン」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史を揺るがす秘密とは?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

平野 啓一郎

略歴
〈平野啓一郎〉1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。98年「日蝕」でデビュー。同作で芥川賞、「決壊」で芸術選奨新人賞を受賞。他の著書に「ディアローグ」など。

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みんなのレビュー95件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

近未来的であり現代的

2010/04/25 16:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こうじ・1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

そのような印象を受けた。

作品の中に出てくる『ディヴィジュアル』という考え方。
たしかに人間はそのようにTPOにあわせて変化する場合がある。

久しぶりに物語として楽しめて読めた作品だった。

全般的に多少湿っぽい重さがある。

この世の先端をゆく宇宙飛行士の悲哀を感じる。
この本にて宇宙へと旅立ちたい方はどうぞ。

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紙の本

スキャンダル一つでその人間を切り捨てて省みないのは、なにも日本人の専売特許ではないんですが、でも、自分の価値基準を持たずにマスコミの報道をうのみにしてししまうことが多いのも事実。英雄が泥にまみれるのがお好き?

2009/11/05 22:41

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんだか目隠しされて歩いているような感じでした。話が全く見えてこないんです。平野の文章があるい、なんていうことはありません。全体の漢字比率だって今までの彼の作品ほど高くはない。文章にしても美文というよりはやや硬質ではあるものの、特別なものではありません。

にもかかわらず、薄いベールの包まれたようで何が核にあるのか一向にわかりません。それに輪をかけるのが登場人物たちの名前です。海外の小説を読んでいて一番悩むのが、どの名前も同じに見えてしまい、人間関係がつかめないこと。落ち着いて読めば登場人物は決して多くないのですからなんとかなりそうなのに。

そういう意味でアメリカを舞台にしたことが足を引っ張っているとは思います。大統領選挙にしても、かの国の武力介入にしても、有人火星探検にしても日本人にすれば所詮は他人事。そんな思いがあるせいでしょうか、状況理解に今ひとつ身が入りません。だからあと100頁で読み終わる、そんなころになって漸く全体の姿が朧げにみえてくるありさまです。

繰り返しますが、文章は平易なほうでしょう。ただし、リズム感はありません。会話はそれなりに多いのに、流れていかない。お話自体もそうナンですが、会話の殆どは一方通行で、ぶつ切り状態です。読む快感は失われますが、代わって現代人の多くが置かれている曖昧で孤立的な状況はよく伝わります。これを純文学的と評する人もいるかもしれませんが内容的にはエンタメ。領域を越えたというよりは、境界線上で戸惑う小説、といったほうがいいかもしれません。

本の作りにしても、平野作品にしては珍しい軽装本で、広川泰士の写真のせいでしょう、ちょっと見には太平洋にある島の旅行記か写真集といった印象を与えます。著者名も小さめで、平野ファンでなかったら誰も小説とは思わず、間違って手にした人は開いた頁に活字しかない状態に驚いてしまう、そんな気がします。そんな装幀は、古平正義。

物語の主な舞台となるのは2033年のアメリカですが、話の中心にいるのが佐野明日人なので、日本もほんの少し登場します。2033年という近未来を舞台にしたのは、基本的にこの話がSFではないからです。ただし、話の設定に有人火星探査の成功、ARという遺伝子を利用したホログラム技術(?)、《散影》という監視カメラシステムは不可欠で、それが時代を決めたと思います。

《散影》から私は伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を思い出します。あれも2030年頃が舞台でしたし、カメラによる社会の監視化がテーマの一つでした。国民の合意による監視社会化ついては東浩紀『情報環境論』に詳しいのでそちらを読んでもらいたいのですが、『ドーン』と『ゴールデンスランバー』にはもう一つの繋がりがあります。それが選挙であり、マスコミです。

これについては、平野啓一郎が2009年に出した『小説の読み方  感想が語れる着眼点』で、伊坂の『ゴールデンスランバー』を取り上げ、かなり詳しく書いていることに留意しておくべきでしょう。当然のことながら、そのためには書かれた以上に深く読み込んでいるはずなので、それが影響した、とはいいませんが、意識の上にはあったのではないでしょうか。

描く時代が同じであれば、取り巻く状況も似てくるというのは不思議でもなんでもありません。私としては共時性ということで二作のあり方をみています。監視カメラシステム、選挙、マスコミ、ネットといった共通点はあるものの、読んだ印象は随分異なります。

文体的には、伊坂のほうに面白味があります。内容もですが、伊坂の作品は娯楽性が強く視点はシニカルで行間からはユーモアが滲み出てきます。ラストにしても、やったね、と快哉をあげさせるものでしょう。その点、平野の文章は、今までの装飾過多というか豊饒なそれを捨て、クールで硬質、どちらかといえばメカニカルな印象を与えますし、結末も音が徐々に消えていく、そういった静けさに満ちたものです。

ただし、この話のラストから、これを愛の再生の物語、と断じるには随分無理がある、私はそう思います。主人公が佐野明日人かというと、それも疑問です。明日人が抱える苦悩が、彼の性格というか火星探査行で得た病状故かはともかく、あまりに内向的で社会性がなく読者の共感を招かないため、印象が弱いのです。妻である今日子も明日人の影でしかありません。

それに対し、圧倒的な存在感を示すのは同じ有人火星探査船《ドーン DAWN》のクルーで、現在行われている大統領選挙で共和党の副大統領候補となっているコロラド州知事アーサー・レインの娘リリアン・レインです。彼女は、その美貌と探査からの帰還で一気に人気者になりますが、それゆえにネット上でバッシングにあい、身を隠すことになります。

彼女の宇宙での行状、以前勤務していた会社の問題、両親との関係、さらにいえば明日人との醜聞などの事柄のなかで苦悩し選択をする。アストーが周囲のことを考えることができず、常に内にこもって自分のことしか見ようとしないのに対し、リリアンはあきらかに社会的存在である自分を常に意識し、そのなかで成長していきます。

出版社のHPには
           *
愛はやり直せる
2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN(ドーン)」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史を揺るがす秘密とは?
講談社創業100周年記念出版
           *

とありますが、どうも話の中心にあるのはアメリカの世界戦略のあり方であり、それを決定付ける大統領選挙ではないかと思います。軍需産業に寄りかかるかの国の経済のあり方、それを支えるために行なわれる派兵、そして海外で死亡する兵士の大半を貧困層出身者が占めるという現実、そして軍事の民間委託のもつ問題、どれをとっても世界の行方を左右する事柄です。

それに対して、明日人、今日子の間にあるのはあくまで結婚生活の問題でしかありません。無論、我が国の伝統である私小説的観点からは、佐野明日人の苦悩こそが物語りの中心でしょうが、やはり世界の動きを左右するリリアンの前には、卑小としかいいようがありません。

もしかすると、平野は暗に何故日本人が世界的にみて外交オンチであり、政治的に二流国家の域を出ないのか、それをアストーとリリアンを描くことで炙り出したかったのかもしれません。是非、読んで確認してみてください。これは2033年ではなく、まさに2009年の世界のお話です。

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紙の本

SF的な仕掛けと 物語の勢いとの間に 強い結びつきが感じられない

2009/12/05 22:26

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 2033年、人類初の有人火星探査船の乗組員の一人ノノが精神に異常をきたし、リリアンは火星到着後に堕胎するという事態が発生。
 一方、アメリカでは次期大統領をめぐって激しい選挙戦が展開。そこへある生物兵器の存在が浮上して…。

 物語は実際の2000年代初頭のアメリカの国際政策を下敷きにしていることが明白です。
 そのぶん、近未来SFの体裁をあえて借りる必要があったのかと思えるほど、書かれていることの多くに目新しさは感じられません。

 例えば、一人の人格が多角的であるとする分人思想(dividualism)というのは、社会学でいうところの「役割の束」という人間観からさほど遠くないと思います。分人思想と名を変えたところで、新味が増すとは思えませんでした。
 米国が支出を減らすために民間に戦争を委託するという話も、ブッシュ政権下の問題点として散々報道されていたので、この小説の中でことさら詳述されても何を今さらという気がしました。SFで論じる上でのひねりがあるわけでもありません。
 『外注される戦争―民間軍事会社の正体』というノンフィクションの読み物のほうが、大変興味深くその問題点を知ることができると思います。
 日本人乗組員・明日人の死んだ息子・太陽の代わりとして創造されたAR(一種のホログラム)もスピルバーグの映画『AI』に類似していて新鮮味がありません。

 もちろんこうした新奇さを欠いた要素を用意したのも、現実味を帯びたSFとして提示するための仕掛けだからこそという見かたもあるでしょう。
 確かに私も、300頁あたりまではそうした近未来の仕掛けのあり得そうな現実感に引っ張られて頁を繰ったのですが、それ以降、主人公たちが停滞して物語に大きな展開がなくなり、一方で著者の訴える思想めいたものが強くなっていくのを見るにつれ、私の中の関心が徐々にしぼんでいくのを感じました。

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紙の本

人間の愚かしさはますますその度を加え、生も死もますます難儀になる

2009/08/17 17:22

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

「私小説は自慢話である。自分は絶対に書かない」ときっぱり否定するこの人。その言うや良し、です。

私が最初に読んだ彼の作品は、ショパンやドラクロワやジョルジュ・サンドがまるで史実のように動き回る面白いロマンチック小説でしたが、その実録歴史風の時代がかった衒学的な文体がことのほか気に入りました。

ところがその次に読んだ「決壊」はまるで秋葉原事件の漫画風解説本のような趣で、主題こそ当世流行のネット時代のおける現代人の悪意と殺人事件を描いてはいるものの、登場人物にまるで存在感もリアリテイもなく、でくの棒のような不自然な人物造形と人工的なプロットに、「いったいこれのどこが小説なの?」と辟易させられたものです。

そこへ今回突然ドーンと登場したのが本書で、これは2033年に人類初の火星着陸を成功させたアメリカを舞台にした近未来フィクション小説です。

アメリカはもちろん全世界の家庭や街頭には隈なく監視映像ネットが隈なく張り巡らされ、全国民が複数のアバターを分かち持ち、それらのキャラクターをTPOごとに使い分けている「1人多重人格社会」がすでに確立されています。20世紀に揺らぎ始めた自己同一性原理は完全に破壊されてしまい、人類はそのアイデンティティをいかにして再確立するかに頭を悩ませているのですが、妙案は見つからず、その苦悩と分裂は深まるばかりです。

主人公は佐野明日人という日本人宇宙飛行士兼医師なのですが、世紀の偉業達成の陰に、彼の同僚の女性飛行士の妊娠、流産事件と言う不祥事、NASAのそのスキャンダルにからんだ大統領選挙の陰謀、さらに東アフリカ融解戦争への加担から派生したテロリストによるマラリア蚊兵器の登場等々、いかにも三文小説風、アメリカ流にいうとパルプマガジン風の「いかにもな事件」が次々に起こり、主人公とその家族たちを翻弄します。

つまりここで著者が闡明しているのは、いまからさらに時間が2,30年ほど経過し、科学技術が驚異的に発達しても、世界の政治と経済は相変わらず混迷を続け、人間の愚かしさはますますその度を加え、生も死もますます難儀になるぞ、という暗い予言なのでしょう。

しかしそんな小学生でもわかっているような当たりきしゃりき車引きのお話を宇宙関係の文献やらネット資料をもっともらしくどんどこ援用して500ページになんなんとする原稿用紙を無駄にする必要が果たしてあったのでしょうか? 

この小説に唯一救いがあるとすれば、そのタイトルの「ドーン」が英語のDAWNであり、人類の「ダウン」ではなく「夜明け」を暗示している点でしょう。


    ♪古書市芥川全集3500円で叩き売る 茫洋

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2009/09/18 13:29

投稿元:ブクログ

▼序盤を読んでるけど、「わードゥマゴ賞っぽーい」。今のところ、それしか感想が出てこない。
▼200ページまで読了。だんだんとストーリー進行がわかってきて、俄然面白くなってきた。小説の面白いところって、最後まで読まないとわからないっていう点だと思う。
▼150ページまで、文体と、話の要旨を掴むのがちょっとだけ難しい。真ん中過ぎてからはカッパエビセンのような面白さになってくる。ヤメラレナーイトマラナーイ。
▼序盤は前書き、途中で「ドーン内で何が起こったか」が焦点となり、「リリアンの子は誰の子か」が問題となり、問題が明らかになった後は明日人の精神状態と綯い交ぜにした感じで、今日子との関係性が問題になり、その関連でディヴィジュアル、あと同時進行で蚊の話、四分の三くらいでリリアンショック、その後で明日人と今日子がどうやってお互いのディヴィジュアルを取り戻すかって感じになって纏まる。興味の引きが、手を変え品を変えながら反射していく技術は、流石にうまいなって感じ。
▼いかにもアメリカの選挙で「ありそうな感じ」をうまく表現した中に、想像力の中でしか絶対ありえないようなビジョンを落とし込んで、きわめて現実的な話として語ったところが、素直にものすごいと思った。平野啓一郎って、兎に角こういう部分がホントに、他者の追随を許さないくらい、うまい。書きたいことがあるのが小説家の条件だけど、それに技術が伴わなければ、作家にはなれないっていう好例。
▼ドゥマゴ賞が取れて、よかった。でももっと評価されてもいいんじゃないかね。序盤100ページのみっしり感についてけない読み手が多いのかもしれない。心から勿体ない。
(09/9/27 読了)

2010/03/16 10:50

投稿元:ブクログ

読むのは『決壊』に続く2作目。どちらも時代のテクノロジーと人間との関係をうまく切り取っているのと、文章が小気味よいのが印象的だった。今作は子供のいる父親として感傷的だったり感動的だったりもした。

2011/12/27 23:27

投稿元:ブクログ

舞台が近未来なので、私がいかにも好きそうですが
ウィキ小説とか、考察がけっこうおもしろかった。
これは好き嫌い分かれる話だと思いますが
私は好きです。

2011/12/26 15:48

投稿元:ブクログ

平野啓一郎は、この作品を通じて、それまで温めてきた「分人主義」という思想を伝え、生きること、愛することについて、メッセージを投げかけたのだと思う。

分人主義は、簡単に言うと、「個人」は接する人に応じて多くの分人(ディヴ)を持つということで、「分人」はそれぞれの性格や接し方に紐付くものと考えることができる。ちなみに、それは対面に限らず、メディアを通しても形成される。

物語の舞台を「分人」の生成が過度に抑制される、宇宙飛行(火星への到達)と米国の大統領選挙に紐付けたのは、分人主義を語る上で、非常に効果的に機能していると感じました。

ちなみに、物語の中で印象に残っているのは、主人公がSNSやブログを通じて、「ディヴィジュアルをデザイン」しようとした過程で、それにより、自暴自棄になりかけていた主人公が、少しずつ再生していくところ。
それは多分、「複雑に入り組んだディヴの中で何を一番大切にすべきか」という課題を、我々にも投げかけているものだと思う。これは一見、セカイ系みたいに聞こえるけど、そんなことではなくて、様々な利害関係を乗り越え、自分が正しく生きるためのディヴを探すということだと考えている。そんなディヴを自分は持っているだろうか?

そして、こうしてレビューを書いていることや、SNSやFacebookでコメントを公開することも、メディアを通じた自分の「ディヴ」をデザインしていることになる。

「分人主義」というものが、現象学やそうしたものに置き換わるとは思わないけれど、そんな抽象的な議論よりは、「分人」を通じた人間関係をいかに作るか、という平野啓一郎の思想の方が、現代、そして近未来では、よっぽど説得力があるのではないか。

いずれにせよ、それらを網羅するプラットフォームとしての、作品の完成度は高く、最後は感動的ですらある。所々に出てくる技術的小ネタも個人的に笑えて◎でした。

2009/11/11 10:31

投稿元:ブクログ

「それぞれの人生を歩むべきだと思うけど、あなたとのディヴは、わたしの中に残りつづけると思う。」

やっと終わった~~!!
読み終わってまずは、物凄い達成感・・・
遅々として進まず一体どうしたもんかと思った初平野啓一郎。

すっごいSFチックなんだけれど、どこか今の現実を繁栄しているし、こんな未来もあるのかもしれないなって思わせる。
それなのに、テーマはなんだか結局愛とか正義とかそういうところなんだ。。となんだか凄く理解しがたかった「個」という概念を用いつつ、着地点は単純で、シンプルといえばシンプル。
それでいいような気も、物足りない気もさせる。

ひたすら、宇宙船の中でたった数名で何年も暮らすっていうことを創造しただけでもう死にそうだったし、結局私は主要登場人物の誰にも共感したり寄り添ったりすることができなかったような・・・
書き方かもしれないけれど、どこか出てくる人たちと距離があったのだ。

それでも、やっぱり最後は、なんだか良かったね!と爽快感で纏め上げているので、読後は達成感と疲労感と爽快感と、、一応読んでよかったなー面白かったなーという気分にさせてくれたよ。

【11/10読了・初読・大学図書館】

2010/10/12 13:57

投稿元:ブクログ

長い放置期間を経てやっと読了!

うーん、冒頭は近未来の設定や固有名詞が
なかなか頭にはいって来ず、入り込めませんでした。
途中、宇宙でドロドロし始めてからは一気読みw

まぁまぁ面白かったかな。

2011/11/03 23:40

投稿元:ブクログ

不思議な魅力の作品。なんといっていいやら。

うまくはないと思うんだよね。むしろ、一文が長くて、ごちゃごちゃしていて悪文のことが多い。
近未来のこの作品だけの用語やらがやまほど出てくるけど、なんともわかりにくくて、置いて行かれちゃう。

きっと、筆者の中ではすっきり整合性をもって首尾一貫した世界と主張をもって書かれているんだろうけど、読み手にきちんと伝えようという気持ちはあんまりないんだろうな。

だもんで、すごく読みにくい。
だけど、引き込まれるんだよねー。
読みたい気持ちでよんでいるのに、悪文がじゃまをするー! 
ごちゃごちゃしていて、読み飛ばしたい衝動にかられるー。
それでも、とにかく最後まで読まずにいられないのは、この本のどこかに必ず救いがあるっていう気がするから。
それに早く至りたくて読み続けてしまった。

世界の大問題は誰が解決するのだろう。
そのことを考えると、個人の無力感に虚無的になってしまうけれど、どれだけ文明が進んで、世の中が変わっても、人と人とのかかわりから全ては始まる。

2010/06/20 14:35

投稿元:ブクログ

書評から期待したものとはまったく違った。ミステリーでは内ですよね。宇宙船内で何が起こったのか、も謎ではないですよね。

2010/05/31 21:25

投稿元:ブクログ

2009/09/16購入。知らないことを吸収するような読み応えと、緊張感があってどんどん先が読みたくなる。

2010/02/05 10:39

投稿元:ブクログ

2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史を揺るがす秘密とは?愛はやり直せる。

2009/11/26 12:29

投稿元:ブクログ

ちょっと読むのにてこずったけどなんとか完読。人物名を頭に入れるのが難しかったがストーリ的には納得かな。